このロゴ、いくらに見える?安くて簡単なロゴ作成の方法を4つ紹介
HPとか名刺にオシャレなロゴを使いたい。
でも、デザイナーへ依頼するほどの予算がない><
そんな方へ、安くて簡単なロゴ作成の方法を紹介します。
目次
さて突然ですが、これらのロゴいくらくらいに見えますか?
実は、これらのロゴはこのあと紹介するロゴジェネレーターを使って作成したものです。
時間にして10分そこそこ。
ロゴの後ろに、それらしいデザインも適当にあてこんでみました。カフェ、オフィス、エステサロン、動物病院とそれぞれ「っぽく」見えると思いますが、全部架空です。この世には存在しておりません。
ロゴジェネレーターとは?
ロゴジェネレーターとは、ロゴを専門にデザインできるアプリです。
外国産のものが多く「logo genalater」で検索すれば、3ページ目くらいまで様々なロゴジェネレーターがヒットします。いっぱいあるんですねー!
ロゴを作成するプロの現場ではIllustratorのような画像作成用の専門的なアプリが使われます。
専門アプリの値段は高く、操作方法も難しいので、ぱっと買ってぱっと使うというのには適してません。本気でデザインを学習していきたい人向けといえるでしょう。
一方のロゴジェネレーターは、今このブログを見ているブラウザからすぐに誰でも利用できます。作るだけなら無料で使えて、気に入ったロゴが作成できれば、お金を払ってダウンロードするという仕組みです。
何の知識もなしで、手軽にロゴの作成を楽しめます。ダサいロゴしか作れなければ、そのまま放置でOKなので、ムダにお金を失うリスクもありません。
今回、紹介するのは4つのロゴジェネレーター、先に一つ目のカフェのロゴを作った方法を振り返ってみます。ロゴジェネレーターの手軽で簡単な感じが伝わると思います。
1. HPも作れるロゴメーカー > Logo Maker Squarespace
Squarespaceは、もともとウェブサイトをブラウザから簡単に作成できるサービスです。ロゴ作り用のロゴメーカーも提供してます。
作り方は、わずか2ステップ。
- 1. テキストを入力
- 2. シェイプを選ぶ
1. 会社名やサイト名と一緒にキャッチフレーズ的な文章も入力できます。今回は「mame cafe」と「Enjoy the Vietnamese coffee in the world.」と入力しました。特別な意味は全然ありません、適当です。
2. シェイプで選べるロゴマークは、◯や△のような単純な形だけのものから今回みたいな可愛くデザインされたものも選べます。会社や店舗の雰囲気に合うものを選択しましょう。今回はカフェにふさわしいコーヒーカップとケーキのマークを選択しました。
作成中のロゴはリアルタイムに確認できます。名刺にはめ込んだ様子も見られます。
うん、カフェっぽいです。
作ったロゴが気に入れば、ダウンロードできます。Squarespaceのユーザーは無料です。ロゴだけの利用は、非商用でサイズが小さくても良ければ無料、高画質で商用の場合は10ドルになります。
ロゴ 完成品
はい、ダウンロード。自分で作ったロゴ、なおさら愛着が湧きます。
ロゴジェネレーターを使えば、こんなふうに本当に誰でも気軽にロゴのデザインを楽しめます。
こうして作った4つのロゴ、思いの外、いい感じのものができたことに気を良くして、たまたまそばにいた友人に聞いてみたのがこの質問でした。
このロゴ、いくらに見える?
返ってきた答えは「5,000円」。
正直なところ、ちょっとガッカリ。もう少し高いお値段が付くかなあと思っていたからです。
それでTwitterでも聞いてみることにしました。フォロワーさんたちの一部が軽く答えてくれるくらいを予想していたら、500票も入りびっくりしました。
前のツイートのロゴ、いくらくらいに見えますか❓😬
匿名で回答できます。
ホームページに使うロゴのデザイン料っていくらくらいと思われているのか。
ロゴ見て、適当にこれくらいじゃないのかなあと思う値段を選んでみてください!— ウェブさえ (@websae2012) 2017年5月30日
結果にも少し驚きました。友人の評価をベースに選択肢の値段を設定したのですが、そんな必要はなかったですね。
デザイン経験のある人の投票が多かったからでしょうか。高い値段の方へ偏ってます。
本職のデザイナーへロゴを依頼すると、これくらいのロゴでも普通に5万とか10万とかしますから。それを知ってる人は、30,000円でも安すぎると思ったことでしょう。
意外に高い ロゴ作成料
5,000円と答えた友人に評価の根拠を突っ込んで聞いてみました。
根拠も何も、「そもそもワンポイントのマークに出せるお金なんて、それくらいじゃないの?」という返事でした。
こういう声って、けっこうありますよね。僕の仕事でも見積もりを出すと驚かれることが多いです。「ロゴってこんなに高いんだ!?」。
ロゴといっても用途はいろいろです。
商品のパッケージや店舗の看板、そしてウェブサイトなど、複数の場所で共通させるロゴなら、場所が違っても同じ印象を与えられるよう精密なデザインでなくちゃいけません。
ここの角度は「15度」で長さの比率は「1:2」、メインカラーは必ず「#6371C9」というように、サイズや色に厳密なルールを定めることも多く、スタイルガイドと呼ばれるルールブックを発行することもあります。
今後5年、10年を使い続ける企業ロゴなら、会社の顔として認知を定着させることが求められます。ありきたりのデザインでは覚えてもらえませんよね。そうかといって、奇抜さだけを求めると飽きが早く長期使用には向きません。
世間に同じロゴがないかの調査も必要です。あとでパクリだなんて言われたらかなり面倒なことになりますから。
こういった本気系のロゴなら、やっぱり専門家へ預ける方が安心です。デザインするときには、手を動かすスキルだけじゃなくて、ロゴの使い方や役割について深い知識が必要です。一般の方が知らないところまで踏み込んで作ってくれるはずです。
一方で、「HPやブログをちょっとかわいくしたいだけなんだぁ」という目的のロゴもあります。ちょっと見た目を良くしたい、自己満足的な使い方をするロゴですね。
こういう場合は、ぜひ今回のロゴジェネレーターを使ってみてください。もしかしたら、デザイナーが作ったかのようなクオリティになるかもですよ。逆にちょっとダサくたって、自分で作ったロゴですから、愛おしさが段違いです。
2. AI ロゴデザイナー > Tailor Brands
まずは完成品から見せます。けっこう立派に見えませんか?
Tailor Brandsは、今回いちばんおもしろかったロゴジェネレーターです。
画面の向こうにまるでデザイナーがいる気分です。というのもブラウザから投げかけられる質問へ答えることで、ロゴのデザインが完成するからです。
やってみましょう。
最初にロゴネームを入力します。ロゴに表したい会社の名前やブログのタイトルなんかのことです。
次にあなたのビジネスの中身を尋ねられます。このロゴで表現したいコンセプトや営業活動のベースとなる理念を入れます。
英語が苦手?
それならグーグル翻訳が頼りになります。これはwikipediaからコピペした行政書士の業務内容を英訳したものです。
これをジェネレーターへ貼り付ければ、ロゴデザインのためのヒアリングは完了。画面の向こうのロゴ職人は、あなたのビジネスを理解します。
あとは、ロゴのタイプを選ぶだけです。
アイコンベース、名前ベース、イニシャルベース?
アイコンベースを選択しました。
どんなタイプのアイコンが好みかを選択します。
抽象的なの? あるいは、アイコンを検索して使用するかを決めます。
抽象的なアイコンを選びました。
フォントの好みを聞かれます。現れた書体で好みの方をクリックします。
何度かフォントを選択したのちに、デザインが始まります。
結果、なかなかかっこいいロゴが出来上がりました。複数案提案してくれるのがすごい。気に入ったものがあればダウンロードします。
3. 最近、人気急上昇中の > Canva
canvaはロゴジェネレータの機能だけにとどまらない、本格的な画像作成アプリです。
バナーやパンフレットなど様々なデザインのベースになるテンプレートが山ほど用意されています。
今回はそのうちのひとつロゴ用のテンプレを使用します。
すでに形が出来上がってます。
テンプレートのままでも十分使えると判断し、テキストを打ち替えただけで完成。五分もかかってません。
完成!
Canvaについては、前に書いてました。こちらも参考にしてみてください。
4. 1分でロゴ作成 > DesignMantic
できあがりのロゴです。
これも本当に簡単すぎて、わざわざ使い方を説明する必要はあるのかなあと思うのですが…
1に会社名、2で業種を選択すると、ロゴが現れます。配色を変えたバリエーションの提案があります。
ロゴを選んだあとはそのままビジネスカードのデザインまでできます。ホームページ用ってだけでなく、ビジネス全般での使い回しができますね。
以上です。
遊び気分でいじくれるにしては、なかなか本格的に使えるロゴができました。ホームページを自作できるサービスも紹介してます。一緒におすすめしておきます。