『ネットで1,000円を確実に3,000円にする方法』の経過報告

Author: ウェブさえ |
2019年8月20日
カテゴリー 小話
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ネットで1,000円を確実に3,000円にする方法の経過報告

寄付と募金では言葉の意味が違うんですって。こないだこんな記事(ネットで1,000円を確実に3,000円にする方法)をドヤ顔で書いたくせに全然知りませんでした。お恥ずかしい限りです。

寄付は『公共事業や社寺などに、金品を贈ること』、募金は『寄付金などをつのって集めること』、つまり、寄付と募金は行為の流れが逆になるってことなのですね。なるほど。

寄付金
募金
募金と寄付の違い|Yahoo!知恵袋

てことは、こないだのアレはちょっとした募金活動といえるかもしれません。ならそれが、実際どのくらい効果を生んだのか、気になったので調べてみました。

先に記しておけば、「1000円→3000円」のつもりだったのに、何十、あるいは何百倍の寄付金を届けられる大きな動きにつながりました。賛否ともども、色々な意見と一緒にコメントやシェアしてもらったおかげです。本当にありがとうございました!

フィリピンではまだ悲劇的な状況が続いていて、募金・寄付ともに進行中です。なので、あくまで経過報告としてお伝えします。

アクセス数

アクセス数

224,448回。これが公開後5日間(11/12〜16)における合計アクセス数です。

厳密にいうと、この数はページの表示回数にあたるので『=人数』とはいえないのですが、たとえば僕が街頭で大声張り上げてもこれだけたくさんの人に振り向いてもらうのはムリだったはず。

そう考えると、街頭での募金活動のように直接熱意を語りかけることはできないけれど、「数へのアプローチ」という点ではネットの有利性を実感しました。

アクセス数の推移

グラフはアクセス数の推移を表しています。公開二日目、噴火したようにアクセスが集中してます。最初は炎上したのか((((;゜Д゜)))と不安に震え吐きそうになりましたが、勇気を出して反応を追いかけてみるとそうではなくホッとしました。

参照元ベスト10

参照元 アクセス数
t.co
(twitter)
91,679
direct
(直接とか不明)
39,405
m.facebook.com
(facebookモバイル)
27,245
facebook.com
(facebook)
10,875
b.hatena.ne.jp
(はてなブックマーク)
10,029
internet.watch.impress.co.jp
(ニュースサイト)
7,506
buzz.news.yahoo.co.jp
(Yahoo! ニュース)
6,596
elog-ch.com
(♥♥♥)
4,506
jin115.com
(ニュースサイト)
4,481
twipple.jp
(Twitter連携サービス)
3,403

参照元を見ると、どこからこの記事にアクセスがあったのか分かります。

Twitter、facebook、はてなブックマークなどSNSが大半です。

ハッ!としたのは、ベスト10にアダルトサイトが入っているところです!!

意外性のあまり、ビビっと、普段「寄付なんて偽善だろぅ、あ?」と皮肉る方へ捧げる『なぞかけ』が浮かびました。

吟じます!ー『寄付とかけまして、アダルトサイトとときます。そのこころは、どちらも自慰が目的です。(・`ω・)ドヤ』

・・・、あると思うか、ととのっているかどうかはさておき、アダルトサイトで過ごす時間はとてもおごそかなものですよね。僕もよ〜く遊びにいくので知ってます。その誰にも邪魔されたくないひとときに割り込んじゃってすみません&わざわざ足を運んでいただき感謝です。

募金サイトへのアクセス数

募金サイト アクセス数
日本赤十字 6,456
フィリピン赤十字 2,427
日本ユニセフ協会 1,727
国際NGOワールド・ビジョン・ジャパン 989
国際NGOプラン・ジャパン 787
合計 12,386

それで実際にこれが、このブログから募金サイトへアクセスした数になります。

合計すると12,386。この数も正確にいうと『=人数』というわけではないのですが、詳しくデータをほじくってみた感覚では、9千から1万人くらいにはなりそうです。

てことは、1,000円 x 1万人 = 1,000万円!?

とはもちろんなりません。というのもアクセスした全員が寄付したとは限らないからです。そうかといって、郵便局や銀行などオフラインで寄付した人のきっかけにもなっただろうし、1,000円以上あるいは以下の金額を寄付した人もいます。

なので、結局のところ、本当はどのくらい募金に貢献できたのか、正確な金額をつかむことはできません。でも、冒頭でも言いましたが、個人的に考えていたよりも、ずっと大きな動きになったなあと感じてます。

寄付のハードル

で、思ったんですが、募金サイトにおける寄付のしやすさについてです。

普段、Webサイトの企画・制作に関わる仕事をしているので語りますと、コメントで数人がグチをこぼしてたように、確かにもっと簡単に寄付できる仕組みが募金サイトの方に用意されていればいいなと思いました。

色々と個人情報を入力しなければならないのは、募金箱に小銭を放り込むくらいの感覚で寄付したい人にとって面倒すぎます。そもそも個人情報を入力すること自体を嫌っている人も多いですよね。

せっかく寄付しようとサイトにいったのに表示が遅すぎるとイライラした人も結構いたのではないでしょうか。中には、完全に繋がらないところもありましたね。

さっき見せたアクセス推移のグラフから分かるように、公開直後、爆発的に増えたアクセスは次の日もう半分になってます。初動をつかみきれなかったため逃した寄付金は相当な額になるはずです。

モバイルへの対応も気になりました。調べてみると、今回スマホやタブレットなどモバイルからのアクセスは6割、つまり半分を超えていました。しかし、募金サイトでモバイル向けの工夫が見られたのは、たった一つしかありませんでした。

スマホでネットを楽しむのはもう外出時だけとは限らないし、テレビを見ながらスマホをいじくっている人は多く、特に今回のような瞬間的に注目を集める時事的な話題の場合、テレビでニュースを目にしてスマホでアクセスしてくる人はかなり多いはずです。
参考:全国スマートフォンユーザー調査でテレビを見ながら利用する層が7割以上

その人たち向けに、サイトの見栄えや使いやすさを工夫することは必須で、特に寄付しようとしている人がもっとも知りたい「寄付金がどう使われているのか?」ということはどの端末からもすぐ見つけられる場所に載せるべきです。

話はちょっとずれますが、官公庁もスマホ対応が遅れているみたいですね。
参考:アノニマスが教えてくれた、日本の官公庁のスマホ対策度 | More Access! More Fun!

ラーメンについて

と、ここまでずいぶん偉そうにダメ出ししてきましたが、実は我が記事にもツッコミどころは多かったようで…

特にラーメンのくだり。確かに一杯1,000円は高いですよね。書いてるときは、やっぱり熱くなってるので勢い増して盛っちゃいました。その他いたるところつっこまれてますが、色々な見方や考え方があるんだなあとちゃんと受け止めております。

そもそも、SNSでシェアされることを狙った記事です。狙い過ぎたタイトルにイラッとしながらも、記事を広めてくれた人も多かったようです。おかげで各SNSでのシェア数はこれだけになりました。

シェア数

絵にするとネズミ講さながらですが、否定的なツイートも、気軽なイイネも、たった一つの反応それぞれがフィリピンへいくお金を増やす大きなきっかけになってます。

みなさま、本当にご協力ありがとうございました!

フィリピンでは、少しずつ支援の手が届いているようです。しかし、さっき見せたこのグラフは、SNSの拡散力を示すと同時に、人々の関心の減り具合も表してます。日ごとに明らかになる被害の大きさを見ると、まだまだ引き続き継続的な寄付や募金が必要です。

アクセス数の推移

最後に、もう一度寄付できるサイトを紹介しておきます。いくつか追加しました。自分にとってどこがベストなのか調べてみるといいですよ。

以上、経過報告でした!

募金サイト
国境なき医師団日本
■国連UNHCR協会 終了のためリンク削除
■Philippine Red Cross 終了のためリンク削除
※できない場合ネットで1,000円を確実に3,000円にする方法【実践編】
※「フィリピン赤十字のサイト経由で募金する場合は、PHP(フィリピンペソ)で金額を入力する必要があります。為替レートは100円が約44ペソです」というコメントもいただきました。
日本ユニセフ協会
■国際NGOワールド・ビジョン・ジャパン 終了のためリンク削除
国際NGOプラン・ジャパン
トットチャンネル/お願いチャンネル
■Philippine Embassy 終了のためリンク削除
【寄付が2倍】フィリピン台風支援募金 – Yahoo!ネット募金
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著者情報:この記事を書いた人

ウェブさえ x facebook 株式会社ウェブさえ 著者のプロフィール

web業界14年目。フリーランスwebデザイナーとして活動後、法人化。今でも年間100件以上のウェブサイトの企画・制作に関わっています。

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