WooCommerceの使い方、わりと簡単だけど日本語対応とかは?

2017年2月10日
カテゴリー WordPress ネットショップ作成

WordPressをecommerceへ

今回は、WooCommerceというWordPressでネットショップを作成する方法について書きました。

前にペイパル決済をWordPressへ追加するプラグインについて記事にしました。今回はそれよりもうちょっと高度な方法で、できあがるサイトもより本格的なオンラインショップになります。

実を言えば、特に初心者さんの場合は、普通にカラーミーショップのようなネットショップを自作できるサービスを利用したほうが、技術的にもセキュリティ面でも苦労しません。

ちなみに、昔いろいろと簡単にネットショップを開業できるサービスを比較しました。選択肢は多いので、あえてWordPressにこだわることもないかなあというのが本音です。

でも、最近はWordPressブロガーも増え、WordPressを使ってみたいという人が激増してます。「ネットショップもWordPressでやってみたいの」というお問い合わせもたまに届きます。そこで、今回「WooCommerce」を取り上げたわけです。

WooCommerceとは?

wordpress + WooCommerce = ネットショップ

WordPressへEC機能を追加できるプラグインです。

WordPress製のサイトやブログならなんでもショッピングカートの機能を追加し、ネットショップへ変身させられます。

どんな機能がネットショップには必要か、ぱぱっと書き出してみました。

  • 一度に複数の商品をまとめて決済したい
  • 商品をカテゴリに分けて分類したい
  • 都道府県別に送料を設定したい
  • 商品の発送方法を選びたい
  • 顧客の情報を管理したい

こういうネットショップを運営するにあたって「〇〇したい」を満たしてくれる機能が、ひと通り備わっています。プラグインをインストールしたその直後から本格的なネット販売が可能です。すごいです、WOO!

WooCommerceと一緒に複数のプラグインを組み合わすことで、さらに強力なネットショップを作ることもできます。

会員制のシステムを取り入れて、会員だけが閲覧できるセールページを作る、会員に毎月お得なセール情報をメルマガで届ける、こういったオンラインならではの販促活動にも取り組めます。

困るのが、「外国製」のプラグインというところです。

日本語での情報が不足していることは否めません。特定の原因がきっとどこかにあるはずなのに、気まぐれで発生しているようにしか見えないエラーの解決方法を探すのは、特に情報が少ないWooCommerceの場合、イライラします。

それでもWooCommerceの将来性は魅力的です。あまり日本では広がりを見せてませんが、海外のテーマライブラリーを覗くと、WordPressのカスタマイズ性を最大限に活用したクオリティの高いWooCommerce用のテンプレートが見つかります。

今後、WooCommerceを利用したネットショップが日本でも増えてくる雰囲気を感じます。

WooCommerceのテーマ集からひとつを例にどんなECサイトを作れるかを見てみます。

トップページ

トップページサンプル

大胆な写真使いが特徴的ですね。ショップサイトでよく見るのは、単調に商品の写真を並べているだけのレイアウトです。それとはだいぶ違ってます。

形や色などスペックだけでなく、商品を実際に使用しているシーンを視覚的に伝えるところに工夫があります。サイト訪問者へ商品を購入した後の自分を具体的にイメージさせることで、購買意欲と所有欲を刺激し注文へ導くつもりです。

商品 詳細画面

商品詳細

商品の詳細画面です。商品の形、色、サイズなどスペックについて、できる限り詳しく説明することが大事です。

レビューも掲載できるエリアがあれば、説得力が高まりお客様を購入へ導く強い要因になります。関連商品を勧めるスペースも欲しいですね。ついでに別の商品も買ってもらうことで、顧客単価の向上へつながります。

TwitterやFacebookで共有できるシェアボタンは、SNSの口コミに乗せて、検索経由ではアプローチできない潜在的な顧客への接触を可能にします。

詳細ページのデザインはこだわるほど成果に現れます。売上げアップ、利益率の改善など、詳細ページのデザインによるところが多いです。

決済画面

カート画面サンプル

決済画面の出来/不出来も売上に大きく影響します。以前に記事にした「お問い合わせフォーム」の場合と同じです。

決済時に必要な情報を入力することが難しいと、途中でめんどくさくなってお客様はショッピングを諦めてしまいます。これを「カゴ落ち」と呼びます。

せっかく商品をカゴの中にいれてもらえるところまで導けたのに、決済の直線で逃してしまうのは非常に残念です。カゴ落ちのリスクを下げるため、ストレスなく入力から決済完了まで進められるようなデザインにしておかなくちゃいけません。

決済画面がサイト外のドメインで存在し、サイト全体のデザインと共通していないケースがよくあります。決済ページへ移動するときに、いままでいたサイトと違うデザインに違和感が生まれ、こういうときもカゴ落ちのリスクとなります。本当は、ドメインは変わらずデザインも同じまま、買い物から決済まで完了できる形がベストです。

WooCommerceのメリット

WooCommerceのメリット

こうしてテーマの一つを見てくると、やっぱりデザインの細部にこだわることができるのは嬉しいですね。単にショップオーナーの好みを反映させやすいというだけでなく、売上アップの工夫も、トップページ、商品詳細画面、決済画面など、画面ごとに色々と試せるからです。

ナビゲーションの位置を少し変えただけで、サイト内で色々な商品のページが見られることにつながり、顧客単価が大きく改善するということもあります。

「あと〇〇円で送料無料!」というメッセージを決済直前のページで表示させると、まとめ買いの意欲を刺激し、関連するアイテムを表示させるのと同じで顧客単価をアップさせられます。

最近はスマホでネットショピングを楽しむ人も増えてます。デスクトップだけでなく、タブレットやスマホへ柔軟に対応できるレスポンシブデザインは、ネットショップでも有効に働きます。

デザインを気軽に着せ替えられる「テーマ」の機能は、WordPressの最大の特長です。

WooCommerceを利用すれば、WordPressのテーマ機能を最大限に活用し、ショップ全体のデザインをシーズンに合わせて変更することも、お客さんの反応をテストしながら小さなパーツごとに改善していくことも簡単です。

プラグインの組み合わせも自由

冒頭で軽く触れましたが、WooCommerce以外のプラグインと組み合わせて、独自のシステムを構築していけるところも魅力です。

サイト訪問者へストレスを与えないために、表示速度を改善するためのプラグイン、商品と顧客情報を守るため定期的に自動でバックアップしてくれるプラグイン、必要な機能に合わせてプラグインをチョイスすれば、まさに自分だけのオリジナルショップにカスタマイズできます。

SEOに強い

WooCommerceに魔法のようなSEOの効果があるということではありません。WordPressのCMS機能を活用し、SEOへ取り組みやすいという意味です。

CMSは、コンテンツを管理するシステムのことです。情報の発信から管理までに必要な機能が一体化されています。

SEOは、Googleからの評価を高めるための対策です。評価が高まれば、検索結果の上位へランキングされるので検索経由でのアクセスを増やせます。

最近は、人間から評価されることを目指せば、最終的にGoogleからの評価も高まるのだという理論が根付いてきました。サイト訪問者へ役にたった/おもしろかったと記憶に残るコンテンツを、地道に発信してくことが結果として検索経由のアクセスを増やすのだという考えです。この理論で実践されたマーケティングの方法をコンテンツマーケティングと言ったりします。

ネットショップが発する情報は、商品のスペックばかりになりがちです。ライバルショップと差別化したくても、値段の違いくらいで、情報価値の面ではなかなか差をつけにくいのが事実です。

  • 管理画面から気軽に記事を更新できる機能
  • カテゴリーに分類しながら記事を増やしていける機能
  • 更新後は自動的にサイト内でリンクが形成される機能
  • 更新後のサイトの構成をGoogleへ通知する機能(by Google xml sitemaps

ほんの一部ですが、WordPressのCMS機能です。こういうCMSの機能を利用できるのは、WooCommerceのメリットの中でも特別に価値があります。

CMSを活用することで、積極的な情報発信が可能になります。オリジナリティの高い記事を前向きに更新していくことで、地道にSEOの効果が高まり、検索経由のアクセスも増やせるはずです。

WooCommerceのデメリット

WooCommerceのデメリット

もちろん良いことばかりではなく、デメリットもたくさんあります。いままで挙げたメリットは、むしろ技術力に余裕がある人向けで、初心者にとっては実はデメリットのほうが多いかもしれません。

セキュリティはWordPressを運営していく上で常に気をつけなくちゃいけないことです。

特にネットショップは、お客様の大切な情報を預かります。カード決済を採用しているショップの中には、クレジットカードの番号をショップ側で保管しているところもあります。

カード番号のような漏れると非常にヤバイ、大切な情報を扱うわけです。サーバーの安定性に気を配り、悪質な攻撃に遭っていないかどうか、いつもサイトの状態を監視している必要があります。

ネットショップを健全に安全に営業していくには、高度な知識と技術が必要です。

決済の途中で画面が固まるようなエラーが生じてしまえば、お客様は不安になります。まして、二重にカードからの引き落としがされていたら、信頼を損ない二度とお店に戻ってきてくれないどころか、悪評が広まり、ビジネスを継続できなくなるほどの損失になるリスクもあります。

デザインのカスタマイズ、複数のプラグインを組み合わせることによる相乗効果、WordPressの自由さは確かに魅力ですが、使いこなせなければ、最終的に迷惑がかかるのはお客様の方です。

不安な人は、外部の専門業者へシステムの保守を任せたほうが後で泣かずに済みます。

商品の登録作業、ブログの更新はこっち、サーバーのメンテとバックアップはあっち、というように担当する業務を分けられる業者も存在します。予算も含めて相談してみるといいでしょう。

先に自分でどんなものかを試してみるのもいいですね。試用期間つきのサーバーをレンタルすればお金はかかりません。インストールしてみて、初期設定と商品登録を済ませれば、だいたい何ができるか理解できるはずです。

WooCommerce 使い方

インストール

いつもと同じく、検索後インストール>有効化と進みます。

セットアップスタート

有効化のあと、セットアップ用の画面が起動します。それでは始めましょう!

固定ページ作成

ネットショップで要する固定ページを作ってくれます。商品一覧のページ、ショッピングカートの中を見るためのページ、決済用のページ、会員情報のページが自動的に作られます。

店舗地域設定

地域的な情報を入力します。決済に使う通貨やサイズの単位を決めます。

設定の仕方によっては、海外をターゲットにした越境ecで儲けることも可能です。国内のネットショップ開業サービスは日本以外への販売が難しいものが多いので、この機能はWooCommerceのメリットです。

配送方法と税金設定

送料と税金の設定です。地域ごとに送料を決めたい場合や、商品税を内税/外税にするかなどは、あとで専用の設定画面から決められます。

決済方法

決済方法を選べます。

ペイパル加入者はすぐにカード決済を選べます。代引きもすぐに対応可能ですね。

ペイパルは僕自身も愛用してます。でも、日本ではそれほど一般的には広まってないので、よく知られている信頼の置ける決済代行業者経由のカード決済もあったほうがいいでしょう。安心できる支払い方法が多いほど、カゴ落ちのリスクは減ります。

以上で初期設定は完了です。

しかし、このままでは外国生まれのWooCommerce独特の問題が残っています。例えば、例えば住所の表示形式が逆です。日本と外国では順番が変わりますよね。

住所逆

こういう問題を解消し、日本環境へ最適化するためには「WooCommerce for Japan」というプラグインを使います。他には以下のような機能が付いてきます。

日本向けに住所入力フォームの並び替え
日本向けに名前に読み仮名の入力欄を追加
会社名の表示削除機能を追加
日本独自の項目になる、郵便振替、銀行振込、及び定期購入対応代引決済と店頭払いの決済方法を追加しました。
管理画面等での住所表示と入力画面の並び替え
代引き手数料の設定を追加。
郵便番号自動入力 (登録無料の Yahoo! Japan アプリケーション ID が必要です。)
配達希望日時設定

日本 環境対応

インストールして有効化しておきましょう。

これでひとまず最初に必要な設定は完了しました。以下は、ショップの営業方法に合わせて必要な設定の例です。

ネットショップのベースとなるシステムを選ぶとき、どんな設定がどこまで細かくできるかを材料に判断することが多いです。一応、こんな設定ができるんだなということを知っておくと他のショッピングカートと比較するときに便利です。

セール用の割引値段と期間

商品一般

標準価格以外にセール価格を設定できます。クリスマスやバレンタインなどイベントに合わせて、バーゲンセールを催せます。

クーポンの発行も可能なので、うまく組み合わせられれば、販促効果が倍増します。

基本的な在庫管理機能もあります。在庫数を決めて、売り切れ時にはバックオーダー(=入荷後の発送)も受け付けられます。

在庫

Omiseプラグイン」のような方法で、簡単に複数のクレジットカード決済を取り入れることもできます。

決済

こんな感じにネットショップの機能は一通りカバーしてるので、お店をオープンするだけなら即日です。

ただ、やっぱりネットショップ初心者さんならカラーミーショップのような月額ネットショップのサービスを先に経験しておいたほうが良い気がします。サーバーのセキュリティやメンテナンスは、業者へ丸投げしておいて、販促だけに集中できるからです。

カラーミーショップが予算的に難しいならBaseという選択肢もあります。

機能にこだわるならMakeshopもアリですね。

すでに持っているサイト/ブログへショッピングカートをつけたいならE-shop2という方法もあります。

WordPressの人気に乗っかりたいのはやまやまなのですが、是が非でも「WordPress+WooComerce」でという何か特別な意図がない限りは、すでにたくさん存在しているネットショップ作成サービスを利用したほうが楽かもしれません。

ということで最後にもう一度載せておきます。比較するときの参考にどうぞ。

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