観光より食!ペナン島が移住先として十分すぎるほどアリな理由
念願叶ってマレーシアのペナン島に一ヶ月間滞在してきました。
年を取ってからの安住の地になりそうな場所を探していて、なんとなくそれにペナンは近いんじゃないかなあと期待してました。
結果は「アリ!」。
なぜって?
物価が安い。治安が良い。
確かにこれらは移住の理由の一つになり得るかもしれません。
しかし、真の理由は、
B級グルメの楽園!
飯が本当にうまいのです!
じっさい住むとなると、観光地的な魅力よりも、命の源を作る食が充実していることのほうが重要ですよね。ペナン島の料理は、種類も豊富で、ちょっと旅行したくらいでは食べ尽くせないほど。
例えばインド系の食堂。日本人てカレー好きでしょ。めっちゃあります。
色鮮やかに並べられたバットから好きなおかずを指差し、
バケツに入ったソース! どれがどんな味なのか分からない。これも勘に任せて指差します。
ドドーン! とご飯に盛ってくれます。
迫力ある盛りつけがうまそう!
これで400円。
嫌なクサミはまったくなくて、スパイスが程よく効いた日本人好みなカレー。
お連れ様のはこんな感じ。ウズラとオムレツをのせてました。
ちなみにこのぶっかけカレーライスをマレーシアでは「ナシカンダール」と呼びます。「ナシ」がご飯、「カンダール」は天秤。昔は担いだ天秤からカレーとかおかずとかをご飯にぶっかけ提供していたそうです。へー。
昼によく食べてたのはロッティ。ナンをもっと薄く軽くした、クレープに近い感じ。
客席からほんの目先にある、剥き出しの調理場で焼いてくれたアツアツのロッティをカレーソースに浸して食べます。
これ100円もしません。ちぎってソースに浸けるのが面倒なので、最終的にはぶっかけて食べてました。
他にもカレーは種類豊富に味わえます。
土鍋で炊かれたカレー風味の炊き込みご飯。
グロい! 魚の頭が丸ごと入ったカレー。見た目のわりにアッサリとした味わい。全然魚臭くないのが不思議。
中華系の食堂もたくさん。
飲茶。
黒酢xスペアリブの酢豚。
ほうれん草、きくらげ、卵の炒め物。素朴な味付けが絶妙。
日本だと珍しいアラブ系のレストランも多いです。水タバコと一緒に楽しめます。
屋台村がおすすめ!
レストランもいいけど、ペナンに来たからには、やっぱり屋台村がおすすめです。「ホーカーセンター」と呼ばれる屋台村がたくさんあります。大きいところだと40~50の屋台が中央の客席を囲み、観光客も地元民も混ざって盛り上がってます。
僕が毎日のように通ったのは「ロングビーチカフェ」。バトゥフェリンギという海沿いの町にあります。
屋台の数は20ほど。毎日、店と品を変えて注文しましたが、ひと月かけても全部のメニューを食べきることはできませんでした。
タイで言うとパッタイ。米の平麺を使った焼きそばです。
ラクサ。ペナン独特のヌードルで、魚の腐った匂いと味がします。なぜかクセになってしまい、マズいのに。何度か食べました。
ケバブ。
春巻き。
サテ。ピーナッツのソースが甘ウマ。
デザート専門の屋台もあります。
パンケーキ。熱いところへ行くと、甘いものがうまいですよね。シロップがドッバドバでフルーツもドッサリ。文句なし。
屋台村はお店を覗けば何を食べられるのかが分かります。安心ですね。なかには、「なんじゃこりゃ?」的な初めて見る料理もたくさんありました。食欲と好奇心を同時に刺激されます。
唄って踊りながら料理してくれるオジちゃん。料理の味は表現できない、味わったことのないものでした。でも、おいしかったです。
屋台村の料理はどれも400円を超えません。二品も食べれば満腹。2人で3品くらいがちょうどいい具合なので、一人600円くらいで済みます。
スターバックスのような外資系フードもあります。値段は日本と同じくらいです。
けれど、ペナンに来てまでスタバに行く必要はないですよね。ローカルのお茶屋に行きましょう。路地裏にいいところをみつけました。
アイスコーヒーとトーストのセット200円。スタバでマフィンとカプチーノを頼む3分の1の値段。アイスコーヒーは練乳入り、トーストはカヤジャムというほろ甘いジャムが塗られています。マレーシアならではの味。うまいんですよ。
と、こんな感じにグルメを満喫できるペナンは、旅行ガイドの権威「ロンリープラネット」の2014年美食スポットナンバーワンに選ばれたくらいです。食には絶対飽きません。
住むとまではいかなくても、三泊四日くらいのグルメ旅行ならいかがでしょうか? 三、四キロ太ってくること間違いなしです。
おすすめのホテル
ジョージタウンなら場所的に「チュウリヤ マンション」がオススメです。ジョージタウンの中でも、オシャレなレストランやおいしい飲食店がある「チュウリヤ通り」にあります。主要な観光地も徒歩圏内です。小さなホテルですが、清潔で居心地いいですよ。
バトゥ・フェリンギに宿泊するなら「ホリデイ・イン リゾート ペナン」がおすすめです。「シャングリラズ」みたいな高級リゾートホテルも居心地がいいのですが、場所が少し不便。「ホリデイ・イン リゾート ペナン」は、食べるところ、買うところに近く、お値段もお手頃。記事中に登場したロングビーチカフェにも徒歩5分で行けます。
ご飯以外の良きところを下記にまとめました。一緒にどうぞ。
読み終わったらシェア!