韓国旅行、ソウルでなに食う→焼肉←分かってないな、蟹だよ、カニ。
韓国旅行、ソウルで何を食べたい?
と尋ねられると、やっぱり普通の第一声は焼肉になっちゃうんですよね。でも実は、エビやらカニやら海鮮も美味いんですよ。わりと近くに海があるので。値段もそこまで高くないです。
特に蟹を使った料理は、日本にはない珍しい味付けと料理法を味わえます。
無念のカンジャンケジャン
カンジャンケジャンは唐辛子が混じる醤油ダレに生のカニをどっぷり漬け込んだお料理です。
唐辛子のピリ辛。それともともとの醤油の甘みが絶妙なあんばいで、このタレだけでご飯を何杯も食べられそうなくらいです。
だから、そのタレが存分に染み込んだカニのうまさといったら!
かぶりついたまま一生を終えたいと思うほど
さらに極めつけがあって、蟹の甲羅の上で自作する混ぜご飯です。
まず甲羅をひっくり返すでしょ。
で、甲羅に付いた蟹の身、蟹味噌、卵をほじくり返し、一緒にまぜまぜ。
そこにご飯を加え海苔をふりかけ、再びまぜまぜ。
これをスプーンですくう! 口に運ぶ! うまい! 間違いない!
のはずなんですが、僕は一口しか食べられませんでした。なぜなら蟹アレルギーだから。一口食べるやいなや、喉の奥から痒さが攻めてきて(T . T) 断念。
しかし、わずか一口でも記憶に残る味でしたよ。
そしてリベンジ、コッケタン
コッケタンは、渡り蟹がドカンと豪快にぶち込まれた鍋料理です。色を見てわかるとおり辛い系のスープと魚介のうま味が仲良く引き立て合う感じ。に軽く嫉妬。
言っておくと、僕が苦手なのは生の蟹です。茹であがったものなら、負けはしません。今回こそ食いつくしてやるぜ。
注文のあと、仕込み終わった鍋が出てくるまでは、小鉢がテーブルを埋めます。ビールと一緒につまみながら、これからの戦いに備えます。
コッケタン登場!
現れた!
鍋を戦いのリングに例えると、大きな二杯の渡り蟹がグツグツ闘志を煮えたぎらせゴングが鳴るのを待ってます。
そばに蟹をサポートするエビ。
お仲間の野菜。僕は言う。
全部まとめて食ってやるからな
十分、煮えたところで店員さんから「食べていいよ」のゴングが鳴らされます。
おたまでがっぷり具材をすくって〜、からの器にドロップ!
白ごはんとの相性は視覚的にも味覚的にも抜群
熱い! 辛い!の攻撃にのけぞりながらも、負けじと全力で食らいつきます。ハサミで蟹を割り、エビの皮を剥ぐ。食う!
そして、終盤。ついにこのときが
見えます? 卵とか味噌とか。この甲羅の上でご飯とまぜまぜ、これまで食ったどれよりも美味い蟹雑炊ができあがります。
そして、食う! もうはちきれんばかりに腹が膨れているのに止まりません。かきこむ、かきこめ! かきこんだ挙句の、
シッケ
シッケという名の飲み物で最後を〆ます。
形は違えど、念願だった甲羅の上で混ぜたご飯を食べられ満足感でいっぱいに。でも、体が本当にしんどかったです。熱さ辛さと戦い、蟹を剥くのも戦いでした。本当に全身を使って食べた感じ。
その疲れをシッケのほのかな甘みが癒してくれました。
以上!
二泊三日ほどの韓国旅行だと時間がなくて、やっぱり焼肉やビビンパのようなメジャーな路線を攻めたくなりますよね。でも、あえてこんな蟹料理を狙っても後悔はないと思いますぜ。(アレルギーでない限り)
ほな、ごゆるりと〜
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