台南旅行の前に知っておくと得すること。新幹線の割引チケット、小吃グルメ、etc.
8月のお盆の夏休みに母を連れて4泊5日の台南旅行へ行ってきました。
天気は曇り空が多かったのですが、それでも気温は毎日35度を超え、体感温度となると42度だそうです。そんな暑さの中で観光名所をたくさん巡ろうとすると、命に危険が及びます。
例えば、これは台南旅行へ行く人が必ずと言っていいほど訪れる「赤崁楼」。汗だくになっての階段の上り下りはまさしく修行。
観光はほどほどに、旅行の目的はあくまで台南グルメと割り切って、台南ならではの小吃料理を食すことだけに全力を尽くしてきました。
その作戦が功を奏し、暑さにバテず、食べたかった台南名物のほぼすべてを制覇することができました。
さて、そんな台南旅行の途中で、
- 知ってて得したこと
- 知らずに損したこと
がありました。
これから台南旅行を計画している誰かのために、ここで共有しておきます。
目次
1. 台北ー台南 新幹線のチケットは安く買える
これがその割引チケット。一般の窓口やチケットマシーンで買える切符型のチケットではなく、こういうブック型になってます。
台北から台南まで最も手っ取り早く移動する方法は新幹線です。乗車時間はわずか1時間40分。台北から日帰りで旅行することも可能ですね。
新幹線のチケットは台北駅、台南駅のどちらの窓口でも買えます。1日に走る新幹線の本数は多いので、当日に並んで買えないってことはあまりないと思います。
でも、オンラインで予約しておくと割引が効くのでかなりおすすめ。
オンライン予約というと普通は公式の台湾高鐵のサイトが頭に浮かびます。でもそこじゃない。
以下のリンク先からは、外国人専用の新幹線の割引チケットが予約できます。割引率はなんと20%。かなりお得です。
台北駅発と台南駅発で買えるページが変わるのでそれぞれリンクを張っておきます。
台北駅発 台南着 20%割引
台南駅発 台北着 20%割引
もちろん自由席じゃなくて指定席を利用できますよ。
予約するとメールでバウチャー(予約確認書)が送られてきます。それを駅の窓口で見せるときに、「指定席で」と告げればok。窓口の係員さんはたいてい日本語を理解してくれます。特に困ることはないでしょう
新幹線へ乗るまでの待ち時間で駅弁を買っておくのを忘れずに。台湾名物を台南へ到着するまでの間、車内で味わえます。
2. 市内の台南駅と新幹線の台南駅は遠く離れている
新幹線は台南の市内には到着ないのでご注意を。実は、新幹線の台南駅と市内中心部の台南駅は違う場所にあるんですね。
新幹線の台南駅はここ。「高鉄台南站」といいます。
それで市内の台南駅はこちら。近くにホテルを取る人も多いでしょう。観光の出発地点になる場所です。
新幹線の台南駅へ着いたら、すぐそばの沙崙駅(しゃろんえき)からローカル電車へ乗り換えます。そして25分、市内の台南駅へ到着します。
このローカル線は1時間に1本しか走ってない時間帯があるので、タイミングが悪いとだいぶ待たされることになります。乗り継ぎのタイミングを調整したい人は以下のサイトで時刻表を調べられます。
前もって時刻表を見ておけば、乗り継ぎに焦らされることも待ち時間に退屈させられることもないでしょう。
3. イージーカードが使える
イージーカードは、日本でいうSuicaやICOCAみたいな交通カードのこと。台北であちこち巡るには欠かせないアイテムです。
そのイージーカード、台南でも使えますよ。
台南での移動の主力はバスです。イージーカードを持っておけば、運賃の確認も小銭の用意も不要なのでずいぶんと楽に移動できます。
4. 市内バスの本数が少ない
台南は特に旅行者にとっては小さな街。行きたいところがコンパクトにまとまってくれているので、バスを利用すればおよそどこでも困難なくたどり着けます。
ただ、バスの本数が少ないので、限られた旅行の時間を効率的に使いたいならタクシー優先で回ったほうがいいかもしれません。
バイクに乗れる人は、レンタルするのもいいでしょう。台湾では国際免許証ではなく、翻訳した免許が必要です。以下のリンク先に詳しい説明があります。
5. 寒い
もちろん外が寒いわけではありません。中です、ホテル、バス、デパート、レストランなど外の暑さと比較すると室内はエアコンの効きすぎで極寒。
突然の気温差に人間の体はストレスを受けやすく、一日に何度も暑いところと寒いところを行き来すると途端に体調を崩します。
事実、冷蔵庫級に冷やされたホテルの部屋が原因で二泊目の夜に風邪を引いてしまいました。せっかくの旅行、貴重な時間を体調万全で楽しめないのは本当に後悔が残ります。
台北も同じく室内は本当に寒いので、夏のシーズンに台湾旅行へ行く人も必ずすぐに羽織れる上着を持ち物に加えておきましょう。
6. 一つのお店では食べ過ぎない
台南は小吃が名物です。小吃とは、文字から想像できるように、ちいさく食べられる軽食のこと。
一つ一つの盛りが小さく、一品だけではどうしても満腹にはならないので、おかわりやほかの料理の数々を注文したくなります。
でも、ガマンガマン。
台南には、その一品を求めて列をなす有名な小吃店があちこちに点在してます。一つのお店でお腹いっぱいにしてしまうのはもったいない。ここでこれを食べたあとはあそこであれを、というように食べ歩きを楽しむべきです。
以下は今回食した小吃料理の一部。手のひらサイズなので写真にも収まりやすいです。
担仔麺。赤カン楼の隣りにある度小月で。
台南度小月担仔面 地図。
ちまき。100年続くお店だそうです。具だくさん。
再發號肉粽 地図。
碗粿という食べ物。すごく賑わっているところにたまたま通りかかり、何が食べられるかしらないまま最後尾に加わりました。
甘じょっぱいライスケーキ。写真が下手で申し訳ない、あまりおいしそうじゃないですね。
サバヒーのつみれスープと一緒に。
富盛號碗粿 地図。
おなじみ マンゴーかき氷。8月はマンゴーの旬の時期ですから外せません。1人前で2人でシェアするのにちょうどいい大きさです。
同じお店で違う日に。マンゴーだけじゃなくスイカやドラゴンフルーツが盛られたバージョン。
裕成水果行 地図。同じ並びに超混雑している氷郷というスイーツ店もありました。
豆花。安平という港町で食べました。安平はエビや夏季が名物。エビの春巻きや牡蠣のオムレツが美味しいお店もあります。
同記安平豆花安平2店 地図。
他にもエビ飯や牛肉湯のような台湾名物の数々に舌鼓を連打してきましたが、残念なことに写真を撮っていないので割愛します。
7. 夜市は日替わりで場所が動く
台南の夜市の中でも最大の規模を誇る花園夜市の看板。
台南でも夜市は旅行者にとってのメインイベント。b級グルメや屋台のゲームなど盛り沢山に楽しめるお祭り。
一つ注意しておきたいのは、台南の夜市は日替わりで場所が変わるということ。以下のように、開催される場所の名前が冠につく夜市が日ごとに開催されていますが、それぞれお休みの曜日があります。
月曜日 | 大東夜市 |
---|---|
火曜日 | 大東夜市 | 小北(成功)夜市 |
水曜日 | 武聖夜市 |
木曜日 | 花園夜市 | 永華夜市 |
金曜日 | 大東夜市 | 小北(成功)夜市 |
土曜日 | 花園夜市 | 武聖夜市 |
日曜日 | 花園夜市 | 永華夜市 |
8. ホテル台南が思っていたよりも良かった
最後にぼくが宿泊したホテルを紹介して終わります。
台南について地理的なことを何も知らず、いまいちどこにあるかもわからず適当に決めたホテルでしたが、いざ泊まってみると
- 立地
- スタッフ
- 食事
の3つが非常に良かったです。
立地は台南駅の真ん前。地下道をくぐり横断歩道を渡れば5分で着きます。台南のあちこちへ行くにも、バス停が直ぐ近くにあるので便利でした。
スタッフが親切で丁寧な仕事をしていました。それが部屋の清潔感にも現れてましたね。特にルームサービス担当の女性がフレンドリーで部屋の清掃も抜かりなく、ホテルでの滞在時を気持ちよく過ごせたのはこの方のおかげだと思ってます。
フロントスタッフは日本語が通じるので、言葉に困ることはありません。
どうやらホテル内レストランの評判が良いらしく、昼も夜も賑わってました。付いていた朝食では、主におかゆを食べました。バイキング形式で選べる料理は種類が多く、2~3の連泊くらいでは飽きないでしょう。
ホテル台南の詳細を確認するには以下のリンク先でどうぞ。
エクスペディア
じゃらん
以上、台南旅行をお得に楽しむためのコツをまとめてみました。
高雄への直行便も増えましたね。台湾南部を巡る旅を計画している人も多いと思います。台南も良いですが、ケンティンもおすすめ。時間に余裕があるひとは、まとめて一緒に旅行してみてはいかがでしょうか。
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