ユニバーサルアナリティクスへの移行手順と注意点

やっとこのブログもユニバーサルアナリティクス対応となりました。

ユニバーサルアナリティクスは、Googleアナリティクスの新バージョンです。めんどくさそうだったので、旧バージョンからの移行に長い間ためらってましたが、結果からいえばなんてことはなく、数回のクリックとコピペだけで完了できました。

今回はその手順を残しておきます。

移行の前に

移行前に一番気になったのは、移行作業の途中もちゃんとサイトのアクセスを計測してくれるのかなあ、ということでした。結局のところ、そんな心配は不要でした。切れ目なく計測は行われ、旧バージョンで記録したデータも漏れなく同一プロパティに引き継がれていました。

イベントトラッキングには要注意！

ただし、イベントトラッキングを利用している場合は要注意です。ユニバーサルアナリティクスへ移行後は、新たなイベントトラッキング用のコードが必要になります。記述を差し替えるまでは、イベントの計測はできません。

ユニバーサルアナリティクスに未対応の機能

ユニバーサルアナリティクスでは以下のような一部の機能にまだ対応していません。（2014/3/31）

• リマーケティング
• Google ディスプレイ ネットワーク インプレッション レポート
• DoubleClick Campaign Manager レポート
• Google アナリティクスのユーザー属性およびインタレスト レポート

• Universal Analytics アップグレード センター – Google アナリティクス — Google Developers

最終的には強制してユニバーサルアナリティクスへアップグレードさせられます。もし、ユニバーサルアナリティクス未対応の機能を利用している人は、必ずしも今移行する必要はないです。検討しましょう。

では、まず移行に必要な手順をざっくりと。

移行の流れ

1. Googleアナリティクスの設定画面から移行を申請。
2. 24~48時間待つ。トラッキングコードは旧バージョンのままでよし。
3. Googleアナリティクスの設定画面に移行完了の通知が届く。完了後も旧トラッキングコードのままで計測可。ただイベントトラッキングについては前述したとおりユニバーサルアナリティクスの記述方法に書き変えるまで計測はストップする。
4. トラッキングコードをユニバーサルアナリティクス版に書き替えて完了。

それでは詳細。

1. まずはGoogleアナリティクスの設定画面へ移動します。

まだ旧バージョンの人は「移行は開始されてません」と表示されています。移行するのでクリックします。

2. 移行についての確認事項。

移行によるメリット、移行の流れ、注意点が説明されてます。移行をクリックします。

3. 念押しの確認。

本当に移行していいのか尋ねられるので、移行をクリック。

オプションで、セッションとキャンペーンのタイムアウトを個別に設定できます。サイトのリピーターを計測するのに影響する設定です。必要なら設定します。

4. 移行処理中の画面。

24〜48時間の待機が必要です。

移行処理の間でも、リアルタイムを見ると計測が行われていることがわかります。

5. それから48時間後。

頃合いを見て設定画面に戻ってくると、移行完了のメッセージが表示されています。

6. まだ完全に移行は終わってません。

旧バージョンのトラッキングコードを差し替える必要があります。

7. 新しいトラッキングコードをコピペ。

旧トラッキングコードと書き変えます。

以上！

これでユニバーサルアナリティクス対応になります。簡単ですな。

いままで試せなかった機能を色々と試してみてまたレポートしたいと思います。

ほな、ごゆるりと〜。