何ができるの?Jimdoの使い方まとめ。料金プランの違いやテンプレート、評判・口コミなどなど。
Jimdo(ジンドゥー)を使うかどうか迷ってる?
WIXやグーペなど他にも似たようなサービスがたくさんありますからね。
このブログでも過去にいろいろホームページ作成用のサービスを取り上げました。以下から読めます。
このなかから特に優秀なサービスとして、WIX、グーペ、カラーミーショップについては個別で特集を組んだこともあります。
今回の主役はJimdo!
Jimdoで迷うあなたの悩みを「Q&A形式」で解決していきます。
多々あるホームページ作成サービス。そのなかでもJimdoってどうなの? 以下を読めばその答えがわかるはずです。
目次: Jimdoの使い方 よくある質問
Jimdoとは、どんなサービス?
まずはざっくりと「Jimdoって何?」というお話から。
Jimdoは、わずか3分でホームページを作れるというサービス。
無料で使えて、ソフトやレンタルサーバーなどの用意も不要。ネットに接続できるパソコンかスマホさえあれば誰でもホームページの作成を楽しめます。
Jimdoの使い方は?
Jimdoは登録さえすれば、誰でもすぐに使い始められます。
登録にかかる費用はありません。以下のリンク先で申し込み用のボタンを押すだけ。
Jimdoのホームページの作り方は?
登録後は、積み木で遊ぶような感じでホームページを作っていきます。
例えるなら、レゴ感覚。
普通ホームページを公開するには以下のような作業が必要です。
- 1. HTML/CSSでホームページのデータを作成
- 2. ドメイン・サーバー設定
- 3. データをFTPソフトでサーバーへアップロード
この記事を読む初心者のなかには、聞き慣れない専門用語に焦る人もいるかもしれません。
でも、大丈夫。Jimdoを使えば、上に並べたような専門スキルはなにひとついらないからです。
Jimdo ホームページを作る流れ
Jimdoを使ってホームページを作っていく流れを具体的に見ていきましょう。
右も左もわからない素人でも簡単にホームページの公開までたどり着けることがわかりますよ。
1. まずはユーザー登録
その直後、作りたいホームページのタイプを選択するところから始まります。
ホームページ、ブログ、ネットショップが作れるんですね。今回は、普通にホームページを選びました。
2. ホームページのテーマを選びます
例として個人向けにチェック。試しに個人事業用のホームページを作ってみることにします。
3. テンプレートから好みのレイアウトをチョイス
シンプルなレイアウトのテンプレートを選択。他にもいろいろなレイアウトがありますね。
4. 料金プランを決めましょう。
料金プランは3種類。無料で使い続けることもできます。
おすすめは月額945円のPROプラン。あとで説明しますが独自ドメインが使えて、広告を非表示にもできるからです。
でも、最初から有料プランを選択するのは不安ですよね。まずは無料のFREEプランでいいと思います。
5. デザインを作り込んでいきましょう
ここまでは登録作業。
これからは、最初に選んだテンプレートを編集し、デザインを作り込んでいきます。
過程をパソコンの画面で見ながらデザインしていけるのでわかりやすいです。
以下は、メニューを編集した様子。メニューのタイトルを「トップページ → ホーム」と変えてみました。
メニューの並び替えも簡単です。
「ホーム、会社案内、サービス、お問い合わせ」
→「ホーム、サービス、お問い合わせ、会社案内」
このように変更するのも、目の前でリアルタイムに確認しながらできます。
文字や画像の差し替えも簡単。
画面上で直接、文字を入力してくことができます。
今度はテキストを差し替え。画面に直接打ち込んでいきます。
以下は画像を「海 → 山」へ変更した様子です。
もともと表示があった海の写真をクリック → 手元のパソコンから山の写真を選ぶ。
差し替わりましたね。
7. 完成
以上の流れでホームページは完成。
テンプレートを選び、文字と写真を入れ替えるだけで自分のホームページが持てるわけです。初心者でも1日あれば完成できるほど簡単ですね。
試すだけなら無料。ぜひ以下から試してみてください。簡単さを実感できます。
もっと簡単に作りたい。自動作成モードとは?
上で説明した方法でもじゅうぶん簡単に作れるはずなのですが、もっと手っ取り早く作りたいというわがままな人のためにこんな方法も用意されてます。
その名は「ジンドゥー AI ビルダー」。
AIとは人工知能のこと。なんと! 画面の質問に答えていくだけで、AIが勝手にホームページを作ってくれるんです。試してみましょう。
1. どんなホームページを作成しますか?
最初の質問です。会社用のホームページを作ると仮定し「法人用サイト」を選択しました。
2. ホームページ作成の目的はなんですか?
続いての質問。商品の宣伝とお問い合わせの受付を選びました。
3. ホームページのテーマカラーを選びましょう
次々と質問に答えていきます。
4. 完成
最終的に約10個の質問へ答えるとホームページができあがります。以下が、その完成デザイン。
答えてきた質問から、あなたにピッタリのデザインを提案してくれます。デザインが気に入るかどうかは別として、作り方はめちゃくちゃ簡単です。
テンプレートと自動作成の違い。どっちがいい?
これまで説明してきたようにJimdoでのホームページの作り方は2種類。
- 1. テンプレートを選ぶ
- 2. 質問に答えてAIに作ってもらう
どっちも簡単にホームページを作れることは共通してますが、少し使い方に差があります。あなたはどっちを選びますか?
1. テンプレートを選ぶ
デザインにこだわりたい人向け。下地(テンプレート)を選んだあとは、創意工夫を楽しみながらホームページを作っていけます。
こだわるほど時間はかかってしまいますが、より自分好みのホームページを持てる方法です。
2. 質問に答えて作ってもらう
デザインよりもスピード重視。会社やお店の情報が確かめられればいいという人にピッタリの作り方です。
料金プランの違い。有料プランを利用したほうがいいの?
Jimdoの料金プランは以下のとおり。2種類ある作り方で別々の料金プランがあります。
テンプレートを選ぶほうの料金プラン
質問に答えてAIに作ってもらうほうの料金プラン
どちらの料金プランにも共通していることがあります。
将来的に有料プランを検討しているなら、早めに切り替えておいたほうがいい。
その理由が以下の3つのメリットです。
- 独自ドメイン
- 広告非表示
- アクセス解析
独自ドメイン
独自ドメインは、ホームページのオリジナルアドレスのことです。
無料プランでもらえるホームページのアドレスは以下の形式。
https://testestwebsae.jimdofree.com/
文字数が多く、よく見ると「free」の文字が入ってますね。ホームページにお金をかけてないことがバレてしまいます。独自ドメイン代を払うお金もないのかと疑われてしまうかもしれません。
独自ドメインを取れば、以下のようなオリジナルのアドレスに変えられます。
https://websae.co.jp
このほうがお客様に覚えてもらいやすく、見た目にも信頼感がありますよね。
ホームページのアドレスが変わると、それまでに得ていたアクセスを失うリスクがあります。
せっかく増えてきたアクセスを減らさないために、できれば最初からずっと同じアドレスを使ったほうがいいでしょう
ホームページ開設と同時に独自ドメインにしておけば、その後、アドレスが変わることはありません。運営途中で突然アクセスを激減させてしまうリスクを減らしホームページを育てていけます。
広告非表示
無料プランには他社の広告が強制的に入れられます。単純に邪魔ですよね。
趣味で運営してるホームページなら許せるかもしれませんが、自社や自店舗用の公式サイトに関わりのない他社の広告を載せるメリットはありません。
アクセス解析
アクセス解析とは、ホームページへのアクセスを記録できるサービスのことをいいます。
Jimdoの有料プランではGoogleアナリティクスというアクセス解析と連結できます。
ホームページを作ったら、アクセス数はもちろん、アクセスしてくれた人がホームページをどんなふうに利用したのか知りたいですよね。
Googleアナリティクスを使うと以下のようなデータを得られます。
- アクセス数: ホームページの訪問者数
- 閲覧ページ数: 訪問者に見られたページの数
- 滞在時間: 訪問者がホームページにいた時間
- 直帰率: ホームページを訪問した直後に離脱した人の割合
- お問い合わせ率: 訪問者のうちお問い合わせまで至った人の割合
などなど。興味深いだけでなく、現実的に売上アップやお問い合わせの数を増やすための改善案を考えるときに役立つデータがたくさん得られます。
無料プランでもGoogleアナリティクスの利用自体は可能です。ただ、利用のための設定方法に難があります。
有料プランなら初心者でも管理画面からのひと手間で設定が可能です。Googleアナリティクスを使って、アクセスアップや売上改善に取り組みたい人は有料プランを選んだほうがいいでしょう。
以上の3機能は特に商用のホームページに欠かせません。使い始めるのが早いほどビジネス的な利益を得るチャンスも早くなります。だから早うちから有料プランへ切り替えることをおすすめするわけです。
といっても、最初から有料プランで始める必要はないですよ。まずは無料プランで使い方をしっかり確認してから、「よし! Jimdoなら長く付き合っていけそうだ」と感じたときに、有料プランへ切り替ればいいと思います。
JimdoのSEOは? アクセスアップしやすいの?
Jimdo自体に「SEOに強い/弱い」はありません。
極端な話、JimdoでもWixでも同じ。結局、SEOの効果を決めるのは「ホームページの中身」だからです。
SEOとは、検索からのアクセスを増やすための対策のことです。その対策にはいろいろなテクニックが含まれます。
Jimdoにも、いちおうはSEOのテクニックのひとつとしてホームページのタイトルと説明文を設定できる機能が付いてます。以下のように検索結果へ表示されるタイトルと説明文をコントロールできるんですね。
タイトルと説明文の設定は、検索順位を大きく変えることはできませんが、クリック率に影響します。
検索した人は、このタイトルと説明文を見て、その先にあるページへ行くかどうかを決めます。言い換えれば、タイトルと説明文を工夫すれば、検索者からより多くのクリックを得られるわけです。
このタイトルと説明文の設定機能が、Jimdoの無料プランではホームページ全体、有料プランではホームページ内の各ページそれぞれに利用できます。
タイトルと説明文を効果的に工夫できれば、順位の向上がなくても検索経由のアクセスを増やせるわけですね。特に有料プランではページごとに個別のタイトルと説明文を設定できるので、ページ単位でアクセスアップに取り組めます。
スマホ対応してる?
レスポンシブデザインという方法でスマホだけでなく、タブレットにも対応できます。
レスポンシブとは、ホームページを閲覧中の画面サイズに合わせて柔軟にレイアウトが変わる仕組みのこと。スマホやタブレットの画面はパソコンよりも狭いですよね。
レスポンシブデザインでは、どんあ画面サイズでも見やすいレイアウトに勝手に変わってくれます。
上のはレスポンシブの反応を表すアニメーションです。
画面の幅を変化させているのがわかりますか? こんなふうに画面幅の変化を追いかけレイアウトも変わります。これがレスポンシブデザインです。
デザインの変化の例としてもうひとつ見ておきましょう。
トップページから他のページへ移動するためのサイトメニュー。パソコンでは画面幅が広いので横並びが可能ですが、スマホではムリ。以下のような三本線のメニューへと変わります。
ちなみにこの三本線のメニュー。ハンバーガーを横から見た形に似ているので「ハンバーガーメニュー」と呼ばれてます。
レスポンシブデザインによるスマホ対応、なんとなくイメージは掴めましたか?
テンプレートを選ぶときにデモ画面でレスポンシブデザインを確かめられます。テンプレートごとにレイアウトが変化する方法が違うので、いろいろと見てみてください。
スマホからでもホームページを作れるの?
iPhone、Androidの両方で作れます。専用のアプリを使いましょう。
モバイル端末だと画面が小さいので、いちからホームページをデザインしていくのには若干ストレスがたまります。
でも、手元でブログの更新やスマホのカメラで撮った写真をそのままアップすることができるのはすごく便利だと感じました。
スマホ、パソコンでの見え方を切り替え確かめることもできるので、それぞれでもしレイアウトが崩れているところを見つけたとき、即座に修正できます。
全部の作業をスマホでやろうとするのではなく、パソコンと役割分担で使うのが正しい使い方だと思います。
電話でのサポートは付いてるの?
残念なことにサポートは、有料プランのみ。それもメールサポートだけとなります。
もともとが自分でホームページを作るためのサービスなので、すべてにおいて自己解決を覚悟しておいたほうがいいですね。
サポート用のサイトは充実してるので、たいていの困りごとは解決できると思います。
Jimdo、WIX、グーペ、WordPress、比較すると?
それぞれにメリット/デメリットがあります。
個人的な結論としては、
- 素人に近い初心者 → Jimdo
- 初〜中級者 → WIX
- お店のホームページ → グーペ
- 勉強前提、いろいろなところにこだわりたい → WordPress
こんな感じですね。
JimdoはWixより機能が少ないぶん使いこなしやすい
WIXよりもJimdoのほうが初心者には使いやすい気がします。Jimdoは使える機能が最小限にまとまっていて、テンプレートの種類も少なく選ぶのに悩みません。
WIXは、アプリという方法で機能の拡張が可能です。掲示板、メーリングリストなど特殊な機能を使いたい場合にアプリマーケットから機能を追加していけます。
Jimdoで不足の機能がアプリマーケットで見つかる場合にWIXを選べばいいでしょう。
テンプレートの選択肢はWixのほうが多いけど……
テンプレートの数はWIXのほうがJimdoより圧倒的に多いです。
ただ、WIXには外国産のテンプレートが多く、日本語で使うとダサく見えるテンプレートもあるので注意が必要。単純に数で比較するのではなく、ある程度手を加えたあとのテンプレートを見比べ、より良いデザインのほうを選ぶのがいいと思います。
WIXをもっと知りたいなら以下のリンク先へ。
お店用のホームページが欲しいならグーペ
グーペは店舗用のホームページ作成サービスです。
営業カレンダーや予約機能などお店のホームページに最低限必要な機能だけが揃い、管理画面もシンプルで使いやすいです。
ITスキルが苦手でお店の切り盛りに忙しい店長さんでも使いこなすのに苦労はないでしょう。
以下は試しにグーペで作ってみたデザインです。プロの手が入ってるので誰にでも真似できるデザインではないのですが、スキルしだいではこんなおしゃれなホームページも無理ではありません。
このデザインを作ったときに裏話は以下で読めます。
なんでもできるけど難しいWordPress
更新できるホームページが欲しくてWordPressに興味を持つ人も多いですよね。
積極的な情報発信に取り組み、デザインもこだわっていきたいならWordPressのほうが満足度が高いと思います。
WordPressは極端にいえばなんでもできます。
デザインの選択肢はJimdoと比較にならないほど多く、部分的にも全体的にもオリジナルの手を加え自分だけのデザインを楽しむことも可能です。
プラグインもWordPressの魅力ですね。プラグインは欲しい機能を追加できる仕組み。プラグインを組み合わせることで、会員だけにダウンロード販売のできる掲示板付きのホームページなんていうのも作れます。
ただ、その自由さはあなたのスキルしだい。まず使い始めるにはレンタルサーバーを借りてきてWordPressをインストールする必要があり、そのあとはハッキングやウイルスの攻撃からシステムを守るためのセキュリティ管理を継続していかなければいけません。
何か不具合が生じたときも自己責任。自分で解決法を探す必要があります。
Jimdoなら、システムメンテナンスやセキュリティ管理はサービス提供会社へ任せておけます。使いはじめるのも登録を済ませるだけ。
できることは限られていますが、単に名刺代わりのホームページが欲しい人にとっては機能的に不足を感じることはないでしょう。
もし、あなたがこれから専門スキルを磨きながら、あれこれ手間ひまかけてホームページを育てていきたいというならWordPressを。
でも、こだわりはそこそこ、たまにお知らせを更新するくらいのホームページで満足できるならJimdoを選んでおけばいいと思います。
WordPressについてもっと知りたい人は以下の記事から読んでみてください。
- WordPressの使い方 難しいことはいいからざっくり知りたい
- WordPressインストールの前に初心者泣かせのデメリットに注意
- 制作会社を頼らずWordPressでホームページを作るメリット10個
まとめ。Jimdoの評判・口コミは?
Jimdo利用者の口コミを調べてみると、大規模なホームページに向いてないという評判がよく耳に入ります。
ページを増やすほど管理画面の動きは重くなり、ホームページの表示速度もアクセスが多くなると遅くなってしまうようです。
じっさい、ぼくがJimdoを使うのも、以下くらいのページ数でホームページを作るとき。多くても10〜15ページくらいですね。
- トップページ
- サービス
- 料金
- 会社概要
- お問い合わせ
あまり予算に余裕のないお客さんから「更新しやすく管理しやすいホームページが欲しい」というご要望にJimdoをよくおすすめしてます。
更新といっても、新しいページをどんどん増やしていくようなスタイルではなく、テキストや写真を差し替える程度が作業内容。月に1度か週に1度、臨時の休業日やセール、イベント情報を簡単に載せたいというホームページにJimdoは最適です。
以上がJimdoについてよくある質問への答えです。結局は実際に試してみるのが一番。上記を参考にしながら、まずは無料プランで思う存分いじくってみるのがいいと思います。