3ヶ月間、仕事とバックパック担いでヨーロッパ周遊旅行したときのコツ
仕事しながら旅行、あるいは、旅行しながら仕事。どっちが言い方として正解なのかどうかはさておき、 とにもかくにも、仕事を抱えたまま、バックパックを背負ったまま、3ヶ月間ヨーロッパを周遊旅行してきました。
普段は東南アジアを拠点に日本と行き来してます。だいたい1つの街に1〜2ヶ月くらい滞在するのがいつもの感じですが、今回のヨーロッパ周遊は、3ヶ月で5カ国12都市(街、村含む)を旅行しました。
バックパッカー的に12都市も巡るような旅行スタイルは実に10年以上ぶりだったので、めちゃくちゃ楽しかったです。
周遊1カ国目-1都市目. ドイツ ベルリン
ベルリンの壁の背後を横切るイエローのトラムが可愛いです。天気が良さそうですね。本当はめちゃくちゃ寒いです。
ドイツといえばビールです。プレッチェルです。定番のコンビネーションです。プレッチェルの塩気が絶妙にビールと合います。
できるなら、ぜひベルリンで試しておきたいのが、このギャートルズ肉。アイスバインという名物料理です。
塩漬けの豚足がディープに揚げられた料理なのです。切ってみる!
断面図です。肉々しさ、コラーゲンどっぷりに加えてしょっぱさもメガトン級で、何がなんだかもう…二人がかりでも食べきれませんでした。
2-2. イタリア ベネチア
バックパッカーにはあまりおすすめできない物価高しのベネチアです。
予算的に厳しいバックパッカーは、ピクニックしましょう! めちゃくちゃうまいチーズとハムをテイクアウトできる専門店があります。写真、あまりうまそうじゃないすけど。
白ワインも買っておきましょう。水辺のそばに陣取れば、青空の下でこんな素晴らしい景色を目前にランチできます。
そういうわけで常に持ち歩きたいこの便利なナイフ。ワイン開けるやつも栓抜きもバッチリついてます。
周遊2-3. フィレンツェ
冷静と情熱のあいだ、フィレンツェです。大聖堂の迫力はすごかったです。
酷使したMr.ソックスがついに負傷しました。完全に内蔵が見えてます。もう縫えない><
翌朝、サヨナラの図です。片方だけだと寂しがると思ったのでペアで残してあげました。別れを惜しみながら次の目的地へ向かいます。
3-4. チンクエテッレ
チンクエテッレは、海沿いに小さな村が5つつながっているエリアのことです。5つの村、それぞれの個性が微妙に違います。
5つのうちのひとつヴェルナッツァという村です。
マナローラという村です。ドラクエにでてきそうな景色ですね。5つの村を1つずつ全部巡って、コンプリートしました。
周遊3-5. ピサ
手前の女の子も、中央の女性も誇らしげ。ピサの斜塔を支える人々です。
本当はこう写っているはずです。本人のカメラでは。
しかし、現実。
4-6. ポルトガル リスボン
アジアの味が恋しくて、ついに中華料理を食しました。本当においしかったです。
周遊4-7. ポルト
今回訪れた場所で、もっとも恋に落ちた街はポルトでした。安くてうまいポルトガル料理と酒。出会う人々もみな本当に親切でした。移住したくなるような住み心地でした。
周遊5-8. スペイン バルセロナ
ここでも中華を。ガウディよりも焼きそば。同じ焼きそばでも国々でぜんぜん味が違います。
周遊5-9. マラガ
めちゃくちゃ気候に恵まれた街です。夏なんだけど、日陰に入れば涼しくて、部屋ではクーラーがいりません。ビーチも近くにあって、泳げます。本当に雰囲気がパラダイス!
テラスで開放感にどっぷり浸りながらのタパス。サングリア、うまし。
周遊5-10. グラナダ
アルハンブラ宮殿で有名なグラナダは、ヒッピーも集う、自由おおらかな街です。タパス屋ではお酒を頼むとタパスを一品無料でサービスしてくれます。グラナダではぜひ、はしご酒しましょう。お得に酔えます。
5-11. ロンダ
高所恐怖症もふっとぶくらいに迫力がすごすぎました。グラナダとロンダ、ともに小さな街ですが、すごく魅力に詰まったところでした。
周遊6-12. イギリス ロンドン
ヨーロッパの他都市と比べても、圧倒的な物価の高さが鼻につきます。語学学校生だったころによく通ったチャイナタウンのお店へ久方ぶりに行けたし、懐かしい友人たちにも会えたので満足しました。
こんなふうに普段よりもずっと移動が多い旅路になりました。
出発前は、きちっと仕事に集中できるか少し心配でした。結論からいえば、日本との時差に合わせるのがきつかっただけで、あとはバッチリ、クライアントさんにも迷惑かけず、普段通り完璧に対応できました。
旅行しながらできる仕事?
ウェブサイトの企画と制作をしてます。ネットさえあればできる仕事なので、いわゆるノマドやリモートと呼ばれる働き方が可能です。
自分探し系放浪中のバックパッカーとも旅行の途中に会いましたが、同じ経路をたどっていても、日々の過ごし方は全然違いますね。あちらは、毎日が何にも縛られず、本当に気ままに生きているように見えて、その自由さが眩しくて羨ましかったです。
あちらはあちらで、「働きながら旅できるなんてイイっすね」なんて言ってくることを考えると、誰にとっても隣の芝は青く見えるだけで、こっちにはこっち独特のストレスがあるし、もちろん自由な旅人のほうにも、人に語れない悩みはあるでしょうし、いつか終わる旅の後を考えると、不安も湧きおこるのかもしれません。
さて、そんなこんなで大きな価値観の変貌とまではいかないまでも、外へ出たことをきっかけに、今までとは違った物を見て食べ、人と会うことができました。以下では、その途中で役にたった自分なりの工夫みたいなものを書いていこうと思います。
スーツケースよりもバックパック派
断然、断トツでバックパック派です。パックパッカーですからね(`・ω・´)=3
特に今回巡った場所を考えると、スーツケース、キャリーケースではなく、バックパックを選んで大正解でした。
旅行先が1都市限定、あるいは複数都市を巡る場合でもツアー参加で観光バスが移動を手伝ってくれるような旅なら、スーツケースでもじゅうぶんにありでしょう。でも、自力で移動の全てをこなさなきゃならないなら、バックパックのほうが有利です。
ヨーロッパによく見られる雰囲気のいい石畳の道は、晴れた空の下、手ぶらで歩いていたら天国です。でも、スーツケースはガタガタ押しづらく大変過ぎます。
季節の変わり目のヨーロッパは、気候が不安定で突然雨に襲われることも珍しくありません。雨が少しでも降れば、石畳の道は地獄の修行道へと変わります。本当は片手で引っ張れる小さなキャリーケースでも、泣くほど苦労します。
最近、ヨーロッパの各都市は治安も不安定です。雨くらいならまだましです。何かもっと大きな突発的に事件が起こることも考えられます。そんなでかい事件とまではいかなくても、例えば、チケットを買った電車が目前で発車しそうなとき、スーツケースやキャリーバッグだと機動力に欠けます。バックパックなら駆け足で飛び乗れます。
長時間担ぐのは大変ですが、バックパックの瞬発力はメリットです。夜の移動中、前に近づく怪しい人影に気づけば、ささっと道を避けられます。
山登りや巡礼の旅が予定にない限り、宿から宿への移動なら、実は背中に担いでいる時間はそれほど長くありません。乗り物の中では、背中からおろしてしまえばいいわけですし。
ただし、防犯性ではスーツケースに劣ることは否めません。背後から忍ばれて、刃物で穴をあけられ貴重品を盗まれたという被害がよくあります。
僕はまず、雨が降ってなくてもレインカバーで守ります。盗まれたくないものはポーチに入れてバックパックの奥地へ隠します。プラス、こういうワイヤーでバックパックへ縛っておけば、3重の扉です。こうして貴重品を守っています。
このワイヤーチェーンは本当に便利です。電車でバックパックを荷物棚に置いておくときにも使えますし、安宿でセーフティーボックスがないときとかの応急処置にも利用できます。
安宿に泊まるとき。ラップトップ含めて貴重品は丸ごとクローゼットにぶち込んで南京錠×キーチェーンで守ってる。やらないよりはマシだろうという考えで pic.twitter.com/6n3aBdJwjN
— ウェブさえ (@websae2012) 2016年5月7日
板チョコをポケットに忍ばせておく
山で遭難とまではいかなくても、連日、重たい荷物を背負って歩いていると必ずバテます。
人は疲れ果てると、判断力が鈍ります。いつもなら避ける暗い路地裏へ入っていってしまう失敗も、疲れてボケた頭だと普通にやっちゃいます。
チョコレート、わずかひとかけらでも、甘みが集中力をよみがえらせてくれます。宿まであと5分のところで、命を絶えさせてしまわないように、いつでもかじれるチョコレートをポケットにいれてます。
宿は事前に決めておく
バックパッカーを自称するなら、風の向くまま気の向くまま、宿との出会いも運に任せるべきかもしれませんが、僕は必ず事前に宿泊する場所を予約していきます。
なぜなら、宿は単なる寝床ではなく、仕事場でもあるからです。ストレスなく使えるWi-Fiは必須です。作業スペースも集中できる環境でなくちゃいけません。クライアントさんへ迷惑をかけるわけにはいかないので、慎重にならざるをえないのです。
Wi-Fiなら、ノマドぽく、しかも外国にいるわけなので、そのへんの居心地の良いカフェで拾えばいいのにと、自分でもたまに思うのですが、じっさいカフェで集中できないんです><
仕事の内容は、秘密にしとかなきゃいけないものも多いので、カフェだとどうしてもセキュリティが不安です。Wi-Fi電波からの情報漏えいや盗聴のリスクも考えなくちゃいけませんが、普通に後ろを過ぎる人にモニターが見えてしまう環境は、クライアントさんにとってイヤでしょうし。
だから、仕事をするのは必ず自宅になります。旅行中は宿泊中のホテルやゲストハウスが住居兼仕事場になります。Wi-Fiのセキュリティに甘いゲストハウスは多いので、VPNソフトを使ったりして自衛にも努めています。
Wi-Fiのスピードも重要です。ブログを書く程度なら、遅くても我慢できます。でも、ウェブの制作には大量のデータを送ることが多いので、事前にホテルの予約サイトでWi-Fiの速度に関する口コミを必ずチェックするようにしてます。
寝る場所が狭くても、こういうバルコニーがあればいいですね。ストレスを少なく仕事に集中できます。
ベッドルームのサイズに比例して、宿泊料金が高くなるのが普通です。部屋は寝るだけと割り切れば、狭くても構いません。料金も安く済みます。代わりに、共有スペースが充実しているゲストハウスを今回は中心に選びました。
共有スペースで仕事がはかどるの? と疑問に思う人がいるかもしれません。宿泊客の多くは観光したいので、昼間はいないほうが多いです。結果、このバルコニーは毎日が独占状態でした。広々と優雅に仕事に打ち込めます。
あと、自炊スペースはやっぱり欲しいですね。レストランやカフェだけがグルメの場所ではございません。スーパーへ行けば珍しい食材の宝庫です。缶詰、瓶詰のおつまみ、生ハム、チーズ、ワイン、ビールなどなど、日本だと(値段が)1.5から2倍くらいしそうなものもたくさんあります。安く買い込んできて、軽く煮たり炒めたものも一緒に並べて、その国ならではの家飲みも最高に楽しいです。
今回、ホテルを予約するとき使ったのは、だいたい以下2つのどっちかでした。
1週間以内ならBooking.com
フィレンツェのホステルです。なぜかめちゃくちゃ広い部屋でした。
ドミトリーは選びません。時差のせいで日本のクライアントさんから電話が夜中にかかってくることがあるからです。同室の人へ迷惑かけますからね。もしドミトリーを選択できたら、今回の旅行はもっと安く済んだでしょう。
1週間を超える場合はairbnb
これはスペインのマラガで生活をしたアパートメントです。現地人が払う家賃よりは当然高くなりますが、ゲストハウスの連泊と比較すると安く済みます。
短期で泊まる場所を変えて旅行するときこのコストパフォーマンスの悪さはどうにか改善しなくちいけないですね。課題です。
以下のリンク先でヨーロッパで長期レンタルできる格安の物件を探せます。
時差がきつかった
これほど時間に縛られまくったバックパッカーは他にいないんじゃないでしょうか。
ヨーロッパと日本の時差は8から9時間です。クライアントさんは日本の企業なので、連絡しあえる営業時間に合わせるには、朝4時半か5時には起きなくちゃいけません。
朝早ければ、夜も自然と早くなります。穏やかなライトが美しいヨーロッパの夜の街へ、本当は繰り出したいところですが、まぶたも体も重く動けません。
昼間は仕事をしているので、だいたい平日は外に出ません。観光気分を味わえるのは週末だけになるというのが現実です。確かに、もったいないですよね。否めません。
でも、真面目に働かなくちゃ、そもそもヨーロッパ行きのチケットは買えません。なんでもかんでも自由なんて、そうそうある話じゃないんですYo!
なにかしら現地のコミュニティに入ると良い
ゲストハウスに宿泊すれば、シェアスペースで自然と交流が生まれ、「一緒に観光行こうぜ、飯くおうぜ、飲もうぜ!」に発展することも珍しくありません。旅人同士の出会いはバックパッカーにとって、旅の醍醐味のひとつです。
それと同時にオススメなのが、そこに生まれ暮らす人たちと交わることです。うまく仲良くなることができれば、観光客とは異なる目線でその街を眺めることができて、得した気分になります。
ぼくは、ポルトとマラガで格闘技のジムへ通いました。前にどこかで書きましたが、格闘技は、レッスン中にたいていペアやグループになって練習します。言葉よりも先に体をぶつけあってコミュニケーションするので、人見知りでも言語の違いを壁にせず、気持ちを通わせやすいです。
女性なら料理教室とかいいんじゃないでしょうか。料理を作るという目的を共有すれば片言でもコミュニケーションしなくちゃいけないので、仲良くなりやすいはずです。
IT系の人はコワーキングスペースとかもいいですね。仕事へ結びつく出会いを期待できます。
SIMフリーのスマホを持っていく
この写真はスペインの空港で見せてもらった、現地のSIMカードの料金プランです。SIMフリーのスマホなら、現地のSIMを購入すれば、普段日本でいるときと同じようにスマホでインターネットを楽しめます。
Googleマップ最強です。検索できるのもめちゃくちゃ便利です。現地で知り合った人とワッツアップやfacebookですぐにアカウント交換できるので、出会いをムダにしません。
現地ローカルの電話番号へかける場合だけでなく、国際電話でも格安料金が適用できることもあり、日本のSIMのままでスマホを利用するよりも、かなりお得です。
SIMを海外のものに挿し替えると、もともとの日本の番号へかかってきた電話に出られなくなります。これは、クライアントさんと連絡が必須な僕の場合、致命的です。そこで、下の図のように050電話番号に転送させる工夫をしています。
これで、日本にいるのとまったく同じ環境です。どこにいても国内通話料金で電話をかけることもうけることもできます。ネットに接続できない不便さに苛立つこともありません。
日本と安く快適に連絡する方法
電話以外に、日本と連絡するとき重宝したツールをざざっと紹介します。仕事にも安心して使える信頼性の高いツールたちです。
チャットワーク
完全仕事用です。弊社スタッフ、クライアントさんとのやり取りに使ってます。
案件ごとにグループを作って、メッセージを交換してます。履歴が残るので、会話を遡りやすく、タスク管理やファイル共有もできるところが嬉しいですね。
何気にいいなあと思う機能は「絵文字」と「既読がつかない」ところです。
絵文字をひとつ加えるだけで、優しいコミュニケーションになります。「早く修正しろよ 🙂 」も、笑顔が入っていれば、怖くないですよね(!?)
既読の印がつかないのも素晴らしいですね。無視してるわけじゃなくて、調べる時間が欲しかったりするときもあるので。
eFAX
FAXをメールで送ってくれます。本当はもう解約したいです。でも、ごくまれに必要になるので、手放せません。
Dropbox
ファイルを共有できるサービスです。オンライン時に共有しておけば、オフラインでもファイルを編集できます。
お金を安全に正しく管理する
旅の途中で資金を切らすことだけは絶対に避けなくちゃいけません。ノマドさんやリモートワーカーさんなら、仕事関係の収支もしっかり把握しておかないとだめですね。管理ができてないと、お金がまわらなくなる状況に気付かずヤバイことになります。
僕は、マネーフォワードを家計簿に使ってます。銀行口座の残高とクレジットカードの利用をひとまとめに記録してくれます。定期的にチェックすれば、使いすぎを避けられます。
会社の経理はフリーにまかせてます。自動で仕訳をしてくれるので、記帳にかかる時間的コストを大いに節約できます。旅の貴重な時間を難しい作業に奪われなくて済みます。
個人事業主・中小企業のための会計ソフト「freee(フリー)」
前出のマネーフォワードも事業収支用の「MFクラウド確定申告」を提供してますね。家計簿としてマネーフォワードを利用している方には違和感なく使えるんじゃないでしょうか。
海外にいても、日本にいるのと同じように請求書や見積書を送れるMisocaも、毎日のように使ってました。
クラウド請求書・見積書・納品書管理サービス Misoca(みそか)
クレジットカードは2枚持ち
最低限2枚持っていれば、海外旅行するときに便利なだけでなく、フリーランスにとって非常にダルい確定申告を圧倒的に楽にしてくれるのでおすすめです。MFクラウド確定申告を利用しているなら、なおさらです。
クレジットカードをプライベートと仕事用に分けて使います。一方は事業の経費用、もう一方は個人的な出費用という分け方です。
僕は、プライベート用カードはVisa、仕事用カードはMasterで作りました。旅行先では私的な支払いが多いのでVisaを主に使うことになりますが、時々Visaが通らないこともあります。そういうときは仕事用のMasterカードを使って、freeeで正しく入力し直しておきます。
ちなみに現地の通貨を両替する方法は、クレジットカードのキャッシングがお得です。旅行中に限度額を超えたとしても、二枚持っているので安心です。
フリーランスでも作りやすいのは楽天カードですね。楽天プレミアムなら空港のラウンジを無料で使える特典がついてます。バックパッカーは空港をよく使うと思うので、メリットが多いです。
チケットの管理は大変でした
飛行機、電車、バス、行く道が決まっていれば、なるだけ早めに予約しておきましょう。早割でお得に買えるからです。
ただ購入したチケットをうまく把握しておかないと、同じ道のりをダブって買ってしまうという失敗をします。僕はありました…おバカです。
フライトが早朝だったので、眠たい目をこすって頑張って起きました。ウェブチェックインを勧めるメールが届いてます。「あれ、これに乗る予定だったっけ?」と調べてみると、航空会社違いで同じ日に同じ経路で2枚飛行機のチケットを買ってました。
購入後のチケットは、すべてEvernoteに保存していたはずなのに、たぶんこのチケットを買ったのは深夜かなにかで疲れきっていたときだったのでしょう。面倒で保存し忘れたのです。カレンダーへの記録もしてませんでした。
それでもEvernoteでの管理はおすすめです。仕事でも使っているので、有料プランに入ってます。オフラインでも保存したデータを閲覧できるので、ネットの接続が鈍い空港でも、チェックインするときに難なく、保存しておいたチケットを見せられます。
以下二つはチケット予約に使ったサイトとアプリの紹介です。
空路はSkyscannerで検索
Skyscannerは、最安値の航空券を検索できる便利なサービスです。
進化を発揮する、おすすめの機能が「すべての場所を検索」です。「ここからどこへ飛べるかなあ」を検索できます。
長期間の旅路では、行き当たりばったりで目的地を変えることがよくあります。例えば、「ピサの斜塔を見たあとに飛行機だとどこへ行けるのかなあ」みたいな感じで計画を立てることが珍しくありません。
やってみましょう。
ピサから「すべての場所」で検索してみます。
検索結果に直行でいける場所がずらりと並びます!
こんなふうに、チケット代の最安値が直行で行ける目的地ごとにわかります。旅の計画がすごく練りやすくなりますね。
Ryanair(ライアンエアー)は要ウェブチェックイン!
しておかないと怒られたあげくにお金も取られます。
ライアンエアーは、ヨーロッパの各地をつなぐLCCです。発着の空港が僻地になりがちとはいえ、格安料金は非常に魅力で、チケット予約のタイミングによっては、バスや鉄道よりもずいぶんお得に移動できます。
気をつけたいのは、必ず空港のチェックインカンターへ向かう前にウェブチェックインを済ませておくことです。正確にいうと出発時間の2時間前までです。じゃないと、チェックイン時に45ユーロを請求されます。泣きます。
陸路に便利な2つのアプリ
陸路の計画を練るときに便利なアプリ2つを紹介します。「GoEuro」と「Rail planner」です。
Venice(ベネチア)からFlolence(フィレンツェ)までの行き方を調べてみました。
鉄道とバスの乗換案内が料金と一緒にわかります。どっちで行くのがお得か、時間とお金の両方で比較できます。
Rail Plannerも便利です。ヨーロッパを走る電車の乗換方法がわかります。鉄道で国境越えしたいときの計画に役立ちます。
スケジュール管理はJootoとWunderlistで
仕事しながらいくつも国を巡るときは、スケジュール調整もかなり重要です。
Jootoはガントチャートを作れるところが気に入ってます。複数同時に走る案件を見ながら、都合の良さそうな旅のスケジュールを組めます。
Wunderlistは、やらなきゃいけないこと(=todoリスト)をメモっておけるアプリです。
Todoリストを共有することもできるので、チームや仲間と一緒に、やらなきゃいけないことを管理できます。
こんな感じかな。旅のスタイルと旅人の性格によって、道具の使い方も変わってきますよね。僕の「ウェブのお仕事をしながら旅行する」という場合は、こういうふうになりました。
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