アクセス解析とは?ホームページのカウンターと比較して説明するよ
アクセス解析、やってますか?
まだのヒトへ向けて「アクセス解析とは?」をその必要性とPDCAの考え方も含めて書いてみました。ブログが流行る以前、特に個人運営のホームページには必ずと言ってもいいほど設置されていたカウンターと比較しながら話を進めてみます。初心者さん向けです!
目次
- 1. カウンターといえば!
- 2. アクセス解析とは?
- 3. Webサイトの働き方
- 4. でも、Webサイトは育てるもの
- 5. PDCAという言葉を知ってますか?
- 6. Webサイトの改善でいうなら
- 7. 例えば、直帰率
- 8. 仮説を立てる(Plan)
- 9. 施策を実行(Do)
- 10. 数値の変化をチェック(Check)
- 11. 次へ活かす(Act)
- 12. アクセス解析でわかること
- 13. Googleアナリティクスとは?
1. カウンターといえば!
そりゃやっぱキリバンっしょ!
平成っ子は知らないと思いますが、大昔にキリバンというイベントがあったのです。カウンターの数字が500とか1200とかキリのいいところでアクセスした人はそのホームページ内に用意された掲示板で名乗りをあげることが義務化されます。もし、それを怠ると「踏み逃げ」と罵られ、最悪の場合はネットポリスに通報されます。のんびりとネットサーフィンを楽しんでいたつもりが、いつの間にか追われる身に。えぇ、本当に恐ろしいイベントでした。
もし、あなたが今になってもこのキリバンというイベントを開催したいと言うなら話は別です。どうぞそのままカウンターをお探しください。しかし、アクセス数の把握が目的でカウンターを求めているなら、ちょっと背伸びしてアクセス解析を利用してみてはいかがでしょうか?
2. アクセス解析とは?
アクセス解析は、一言で例えるなら「Webサイトの成績表」です。アクセス数だけでなく、いまのWebサイトの得意/不得意を具体的な数値で表してくれます。
3. Webサイトの働き方
新しく公開したばかりのWebサイトは新入社員同然の未熟な働きしかしてくれません。アクセス数はとぼしく、お問い合わせや注文への貢献力も期待未満、あまりの役立たずっぷりにがっかりさせられます。
4. でも、Webサイトは育てるもの
力不足の新入社員を鍛えるように、いまのWebサイトに足りない能力を把握し改善の工夫を加えることで、期待に応えてくれるよう成長します。これ、実はWebサイトを持つ前に知っておくべき心構えなのです。Webサイトは手間暇お金をかけて育てるものだ、と。
5. PDCAという言葉を知ってますか?
PDCAは、『計画(Plan)→実行(Do)→評価(Check)→改善(Act)』というサイクルを回すことで、事業を発展させる方法です。新入社員の育成にも当てはめて考えることができ、今回の主役であるWebサイトの改善にも応用できます。
6. Webサイトの改善でいうなら
Webサイトの改善に当てはめたとき、PDCAは次のようなサイクルになります。
『仮説を立てる(Plan)→施策を実行(Do)→数値の変化をチェック(Check)→次へ活かす(Act)』
このサイクルを回すことによってWebサイトは改善され成長します。そして、これを回すための動力になるのがアクセス解析です。
簡単な例でサイクルを一度回してみます。
7. 例えば、直帰率
アクセス解析で得られる数値で特に重要なものに『直帰率』があります。
直帰率とは、ユーザーが1ページ目だけを見て帰ってしまった割合のことです。どんな種類のWebサイトでも複数のページを見てもらうことが、商品の購入やお問い合わせにつながります。
それで、アクセス解析を確かめてみると、なんと直帰率が90%を超えているではありませんか! これほどまでに直帰率の高さが目立つ場合は、すぐにでも改善の手が必要になります。
8. 仮説を立てる(Plan)
まずはアクセス解析でWebサイトの現状を知り、悪いところの原因を予想し改善案を検討します。
今回は直帰率の改善が目的です。直帰率が高いということは、第一印象が悪いということです。最初の印象付けが失敗しているから、多くのお客様はすぐ帰ってしまっています。
そういえば、ページ上には文字だけが隙間なく並んでいるぞ。それが原因になっているのでは? と仮説を立て改善案をひねり出します。
9. 施策を実行(Do)
ユーザーへの視覚的な圧迫感を減らすため、文字のサイズを大きくして、見出しを加えてみてはどうだろうか? これを実際に改善案の施策として実行しました。
10. 数値の変化をチェック(Check)
施策後一週間が経ち、アクセス解析を見てみると驚くほどの結果に。直帰率は80パーセントまで改善しました。
11. 次へ活かす(Act)
やはり、見た目の圧迫感が直帰率を悪くしていたようです。この教訓を活かし、今度は写真を使って、直感的にページの内容を伝える工夫を加えました。そして、これが次のサイクルの起点となり、新たな仮説や施策につながっていきます。
今回は例として、Planの「仮説を立てる」ところから始めてみましたが、どこが起点になっても構いません。重要なのは、サイクルを回すことにあります。そして、その回すためにアクセス解析を利用するというわけです。
12. アクセス解析でわかること
直帰率以外にもアクセス解析では色々なことがわかります。
- 新規とリピーターの割合
- アクセスのきっかけになった検索キーワード
- サイト経由のお問い合わせの発生数
- 見られたページの数
- 地域べつのアクセス数
- スマホユーザーの割合
Webサイトの改善につながるヒントが盛りだくさんです。
これに対して、カウンターではアクセス数が増えていく様子を見守ることしかできません。「今日は増えたなー、明日も増えるといいなー」と感想を抱くだけでは、Webサイトは育ちません。アクセス解析があってこそ、それで得られるデータを活かしWebサイトの育成に取り組むことができるのですね。
13. Googleアナリティクスとは?
Googleアナリティクスは、Googleが提供するアクセス解析サービスです。最初の設定作業からいきなりつまづく初心者さんが多く、使いこなせるまでの道のりが険しいことは否めません。
しかし、使用に関する情報量は多く、ネットでも本屋でも、一からきちんと学べるサイトや書籍がたくさん見つかります。ある程度、画面の見方がわかっただけでも、改善に活かせるヒントをたくさん得られます。最初のハードルの高さに怖気づかず、ぜひトライしてほしいです!
実は、アクセス解析の機能が付いてるカウンターもあります。Googleアナリティクスほど多機能ではないぶん手軽に始められます。データの見方に慣れるまで使ってみて、その後より高機能のGoogleアナリティクスに乗り換えるというのも一つの手です。
また、レンタルサーバーの中にはアクセス解析を提供しているところもあります。難しい設定作業なしで契約と同時に利用できます。使ってみて損はありません。
とにかく、最初はどのアクセス解析を使っても構いません。Webサイトは育てるものだということを意識し、PDCAを回してみてください! けっこうオモロイよ。
以上!
アクセス解析ってなんだろー的な疑問への回答になってればいいな。
カウンターの代わりといえば、もうひとつ、最近はソーシャルメディアのシェアボタンが人気を示すバロメーターとして使われてますね。「シェア数多い=すごい」みたいな。これもそのうち「あのときはナウかった」の代名詞として使われる日が来るのでしょうか。
ほな、ごゆるりと〜
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