初心者も買い?WordPress Diverをカスタマイズの事例付きでレビュー
テーマ名称 | Diver |
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総評 | 個人的にはタグ管理機能がない点が気になりますが、「アフィリエイト用テーマ」として不足なし。さらに稼げるアフィリエイターを目指していけるテーマ。 |
初心者 | 多機能なぶん初期設定とカスタマイズが少し難しいかも。アフィリエイトとWordPressの使い方に関して中級以上の知識がある人におすすめ。 |
ジャンル | アフィリエイト |
ライセンス | 制限なし(購入者のサイトなら) |
値段 | 17,980円(税込) |
公式)購入サイト | 今すぐDIVERを手に入れる |
デモサイト |
きっとDiverならPVや収益を増やしてくれる。
Diverを購入後、もしその期待が裏切られることになったら?
そんな不安はありませんか?
アフィリエイト向けのテーマはDiver以外にもあります。
特に「THE THOR(ザ トール)」や「Affinger5 WING(アフィンガー)」は、Diverとよく比較される人気のアフィリエイト用テーマ。
これらのテーマとDiverを比べ、本当にDiverを買うべきなのか?
迷っている人も多いと思います。
この記事ではdiverについて、以下の3点を深く掘り下げお伝えしていきます。
- 初心者でも使いこなせるの?
- どんなサイトが作れるの? カスタマイズ事例
- 稼げるの? Diverの稼ぐのに有利な収益機能
Diverの使用事例としてカスタマイズ前後のデモサイトも用意しました。
この記事を書く僕は、ウェブ制作の仕事を始めて10年以上。WordPressに関連した案件にも多く関わってきました。
これまでいろいろなテーマを使ってきましたが、そのなかでもDiverは突出して優秀なテーマだと思います。
でも、良いことばかりではなく、デメリットも。特に初心者さんには使いこなすのが難しいところもあります。知らずに買ってしまうと後悔することに。
ぜひ最後まで読んで、Diverを買うべきかどうかの参考にしてください。
目次
diverとは、どんなテーマ? メリット/デメリット
Diver メリット
なんといっても、「多機能」なところ。
『Diverは、アフィリエイトに最適化されたWordpressテーマ。
SEO対策、サイト回遊率、離脱率、アフィ収益等、Diverですべて解決してみせます。』
そんなふうに公式サイトには書いてあります。
確かにDiverには、アフィリエイトに取り組むとき「あったらいいな」の機能がほとんど備わってます。
でも、その機能の多さが逆に、初心者さんの足を引っ張ることにもなりえるので注意が必要。
Diver デメリット
多機能なぶん、使いこなすのが少し難しい点。
テーマをインストール後必要な初期設定とカスタマイズ。けっこう難易度が高いです。
「Affinger5 WING(アフィンガー)」や「THE THOR(ザ トール)」だと、スターターテーマを配布してくれているので、インストール直後の初期設定に時間をかけなくて済みます。
スターターテーマとは、デザインの土台のカスタマイズが完了しているデータ。
スターターテーマがないDiverは、いちからカスタマイズが必要になるので、特に初心者さんは、サイトの開設準備に大きな手間と時間がかかってしまうでしょう。
ただ、Diverはサポートがすごく親切。テーマの開発会社へ直接のメールサポートが無期限・無制限で利用できます。
HTML/CSSの質問にも対応してくれるそうなので、前向きに勉強していくつもりの人なら初心者さんでもサイトを開く前に挫折するという失敗はないかと思います。
個人的には、記事を書くときの入力補助がGutenbergにまだ一部分しか対応していないのは残念です。将来的なバージョンアップでそのうちいつか全てに対応してくれるとは思いますが、今はまだClasic Editorの使用が必要なことには注意しましょう。(入力補助という機能が何かはあとで詳しく説明します)
初心者でも大丈夫? Diverはこんな人に向いている
さっきも言ったとおり、Diverを最初から使いこなすのは、初心者には少し難しいかも。
稼ぐための機能がたくさん備わっているのは事実。でも、その機能がどんな効果につながるのかを理解していなければ、せっかくの宝も持ちぐされ。
Diverが向いているのは、アフィリエイトの用語と仕組みが理解できているのは当然、できれば月に5万円以上を稼いでいる人。
さらに収益を増やすため「こんな機能があったらいいのにな」ということを具体的に想像できる中級以上のアフィリエイターが当てはまると思います。
といっても、WordPressのテーマは、早めにひとつに決めて長く使うというのが鉄則。
テーマの変更は本当にめんどくさいからです。カスタマイズをやり直し、それまでに使っていたショートコードやCSSの設定を変更するのにはめちゃくちゃ手間がかかります。
Diverは、すでに多機能なところにバージョンアップも定期的に行われているので、長く使い続けるのに不安がないテーマ。
これから本気で稼いでいくつもりで前向きに勉強していく覚悟のある人なら、初心者のうちから挑戦してみても損はないと思います。
本当に稼げるの? Diverの収益機能
「使いこなせたら」が前提ですが、Diverには稼ぐために有利な機能が盛りだくさんに揃ってます。
- CTR
- フッターCTA
- アピールブロック
- 共通コンテンツ
- LP
- ランキング
- インフィード広告
CTA
記事末にCTAを簡単に配置できる機能です。
CTAとは、「Call To Acton(コールトゥアクション)」の略語。見ている人に行動を起こさせる仕掛けのことで、アフィリエイトではサイト訪問者のクリックを導き成果を発生させるために使われます。
記事末は、記事を読み終えた人がサイトを離脱したり、他の記事を読みにいったり必ず行動を起こす場所です。そこに成果へ結びつくCTAを置くことによって、収益が飛躍的にアップします。
フッターCTA
CTAのフッター固定バージョンです。
フッターは画面最下部の場所。そこにCTAを固定で表示させておくことができます。
スクロールしても消えないCTAが成果を呼び込んでくれます。
アピールボックス
スクロールに追従するCTAをサイドバーにも置けます。
CTAにこだわらず、記事の更新履歴や人気記事のリストも表示可能。いろいろな活用方法があります。
共通コンテンツ
同じ内容を異なる記事や固定ページで使い回せる機能です。
例えば、共通コンテンツとしてアフィリエイトタグを登録しておくと、アフィリエイトタグが必要なときにいちいちASPへ広告タグを取得しにいく必要がなくなります。
以下にあげたランキングも、複数のページで使いたい内容です。共通コンテンツとして登録しておけば便利でしょう。
ランキング
アフィリエイトサイトでよく見ますよね。こんな凝ったデザインも、Diverでは簡単に管理画面から作れます。
ランキング形式の商材アピールは、収益の発生率が高いので積極的に活用したいものです。
ランキング表示の実例は以下のデモサイトで見られます。
インフィード広告
このようにインフィード広告は、広告なのに記事一覧に違和感なくなじんでくれます。
クリック率が高まるので、クリックによって収益が発生する広告にとって、とても有利な見せ方です。
こんなふうに稼ぐための機能がたくさん利用できるところが、Diverの強み。
ただ1点、残念なのは、アフィリエイトタグの管理&効果測定の機能がないところです。
これは、Diverとよく比較される「THE THOR(ザ トール)」のタグ管理機能。広告タグを登録し、それぞれの閲覧数やクリック率を計測できる機能です。
アフィリエイトサイトにとって、一番手間がかかるのはアフィリエイトタグの管理といっても過言ではありません。
広告を貼り付けるたびにASPへ行って広告タグをコピーしてくるのは面倒です。Excelで広告タグを管理している人もいるかもしれません。それでも結局はコピペが必要になり、面倒さに変わりはありません。
「THE THOR(ザ トール)」にあるタグ管理機能は、広告タグの使い回しが簡単で広告効果の測定までもやってくれます。
Diverの収益機能は、ほぼ他のアフィリエイトテーマに劣っていないのですが、ただ1点、このタグ管理については将来アップデートを期待する機能です。
THE THOR(ザ トール)についてもっと知りたい人は、以下の記事を読んでみてください。
Diver どんなサイトが作れるの? カスタマイズ ビフォー&アフター
カスタマイズ事例 インストール直後のデモサイト
どのテーマもインストール直後のデザインは同じような感じです。
ここから手を加えオリジナルのデザインへカスタマイズしていきます。作業の多さを考えると途方に暮れてしまいそうです。
「THE THOR(ザ トール)」や「Affinger5 WING(アフィンガー)」だったらテーマの着せ替え機能があるので便利です。
着せ替え機能は、簡単にデザインを着せ替えられる機能。配色やレイアウトなどデザインの土台部分がカスタマイズされているテンプレートデータを読み込むことで、カスタマイズにかかる時間を大幅に短縮できる嬉しい機能です。
着せ替え機能の例。THE THOR(ザ トール)の場合。
上記のようなおしゃれなデザインテンプレートから1つを選んでカスタマイズを始められます。
この着せ替え機能がDiverにはありません。ここが初心者さんにDiverを手放しでおすすめできないところ。
カスタマイズの手間が不安な初心者さんは、「THE THOR(ザ トール)」か「Affinger5 WING(アフィンガー)」を選んだほうがいいと思います。
「THE THOR(ザ トール)」と「Affinger5 WING(アフィンガー)」の使い方を詳しく知りたい人は以下の記事をどうぞ。
カスタマイズ事例 カスタマイズ後のデモサイト
カスタマイズの前に、ある程度記事を入れておきましょう。そのほうが完成像をイメージしながら手を加えていけるので、カスタマイズしやすくなります。
以下がインストール直後のデザインに記事を入れた後のトップページ。
記事を入れただけでも、なんとなくそれっぽく見えます。
ここからさらに手を加え、カスタマイズを完了したのが以下のデザインです。
かなり本格的なアフィリエイトサイトの完成です。
なかなかの完成度。
といっても、特別に難しい技術は使ってません。
カスタマイズはすべて管理画面からできます。
初心者さんには、管理画面のどこに、どのカスタマイズメニューがあるのか見つけにくいとは思いますが、公式サイトを見るか、検索すれば、どこをどういじればいいかわかるはずです。
以下、今回のデモサイトをデザインするのに使ったカスタマイズメニュー。
- ロゴ
- ヘッダー
- ファーストビュー
- ピックアップ記事
- タブコンテンツ
- プロフィール
- アピールボックス
- 記事表示
- フッターCTA
これだけを設定するのに半日程度かかりました。初心者さんならもっとかかってしまうでしょう。
苦労して終えたデザインを見ると、満足感でいっぱいになります。
アフィリエイトに記事の書きやすさは重要。Diverの入力補助機能
アフィリエイトで稼ぐのに重要なのは、記事の更新。
記事をたくさん書くほど、収益が発生するきっかけを増やせます。
それぞれの記事を書くときに装飾を加えることも大切。
読者にとって文字が並ぶだけの記事は読む気が失せます。見出しやリストなどを使い、記事を見やすく伝わりやすく装飾しましょう。
Diverなら記事の装飾は入力補助があるので簡単です。
エディタの上にあるボタンをクリックすると、ズラッと現れる装飾効果。
例えば、見出しなら、「1. スタイル」を選び「2. 色」を選択すると、素敵なデザインの見出しを設定できます。
どんな装飾が可能かは以下の見本記事を見てみてください。
残念なのは、まだ一部の入力補助しかGutenbergに対応していないところです。
GutenbergはWordPressの最新バージョンに付いてくる記事の入力方法。ブロック単位で記事の内容を入力していくことができ、記事の編集や装飾がなおさら楽になってます。
Diverの入力補助でGutenbergに対応しているのは、今のところ以下のものだけ。
将来的にはバージョンアップで対応されるのでしょうが、待ち遠しいです。
Gutenbergで使えるブロックは以下の記事でまとめました。
DiverのSEO効果。検索上位表示は可能なの?
もちろん可能です。
そもそもSEOで重要なのはコンテンツの質。記事が読者に与えラエル満足感が高いほど、SEOの効果が得られます。
DiverでできるのはSEOに関する基本的な設定。SEOに取り組むときに必要になってくる設定は網羅してます。
以下はSEOの設定画面。
- ページごとのindex/noindex
- タイトルタグ、ディスクリプション
- canonical URL
- OGP
- Google Analytics/サーチコンソール
これらの設定が可能です。
まとめ: Diverは初心者でも買い?
いままさに素人さんでDiverからアフィリエイトを始めようとしている初心者さんには、つまづくことが多くなるかもしれません。
多機能なぶん、設定やカスタマイズに手間がかかります。
ただ、使いこなすほどに収益機能の威力や記事の書きやすさに満足感が得られます。これから学習していく意欲があれば、初心者さんでも挑戦することに損のないテーマ。
個人的には、同じアフィリエイト向きテーマで機能的によく似ている「THE THOR(ザ トール)」のほうがおすすめではありますが。カスタマイズを楽にしてくれる着せ替え機能と広告効果を測れるタグ管理機能が「THE THOR(ザ トール)」にはあるので。
以下は「THE THOR(ザ トール)」のメリットとデメリットをお伝えする記事。Diverと比較してみてください。
または、以下の記事も参考になります。アフィリエイト向けのテーマだけを厳選し3つ紹介、稼げるテーマをお探しの人に役立つ記事です。
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