簡単、無料で作成したホームページがホントに役に立っちゃうの?
ブラウザから簡単に、しかも無料でホームページを作成できるサービス。
いろいろありますよね。
過去に何度かこのブログでも取り上げてます。
昔はそんなのを使って作成できるホームページなんて、ダサくて当たり前だったのに。今はもう、ワタクシ一応にもそれでご飯を食べてるウェブデザイナーもビビるほど、ハイクオリティなホームページを誰でも簡単に作れるくらい進化しちゃってます。
例えば『Wix』なんて
Wixは、「無料で簡単にホームページを作成できるサービス」のうちの一つです。
日本語完全対応で、簡単なHPなら、ちょちょちょっと小一時間触ればできちゃう。こんな感じに。
1. カテゴリーを選択
ユーザー登録後、自作するホームページのカテゴリーを選びます。
試しに「レストラン」のホームページを作ってみようかな〜
2. テンプレートを選択
カテゴリーごとに分類されたテンプレートを選択。どれも、なかなかオシャレでいい感じ。一つ選んでみました。
3. 直接ブラウザから文字を打ち込める
テンプレートの編集は、ブラウザから直接。
テキストを入力してみました。フォントやサイズを変えたりも簡単。
4. 写真の差し替えも数クリック
こんな感じに背景画像も一瞬で変えられます。
5. クリック一発で公開
本来、ホームページを公開するには、データをサーバーにアップロードしたり、いろいろ面倒な手順をこなす必要がありますが、それもいらず。ワンクリックで公開できます。
6. スマホサイトも作成できる
おまけにスマホにまでバッチリ対応してくれてるんだから、これはもうホントに、
Webデザイナー泣かせ?
確かに、本当に「Web制作の初心者、いや、素人さえも見た目のいいオシャレなホームページを作れる」ってことに驚きます。
しかし、これで制作のプロの仕事がなくなるかと言えば、
んなこたぁない!
というのも、制作現場で行うのは「ホームページの作成作業」だけではないからです。
上図のように「企画」と「運営」という過程も含め、ホームページ屋さんのお仕事は成り立ってます。
Wixのようなホームページ作成サービスが担当するのは「作成」の部分だけ。「企画」と「運営」を省いて、ホームページを役立つ存在に導くのは、なかなか難しく、だからこそプロの力が今だに頼られるわけです。
じっさい、「作成」の部分にデザイナーのセンスが反映されるのは言うまでもないのだけど、実は「企画」と「運営」の仕方にも、プロの個性や経験は現れます。企画力と運営力で、ホームページの輝きがまるで異なってくるってわけです。
つまりは、だれでも簡単にホームページを作れるようになったからといって、それが別に脅威だなんて、現場のプロは感じてないよー、ってことなのですが、
違う言い方をすれば
もし、「企画」と「運営」をしっかりできれば、「プロの業者に頼らず、無料サービスで役立つホームページを作れる」って、ことに!?
そうかも。
もちろん、本職に迫るほどの企画力と運営力は、たやすく身につくことではないけれど。でも、なんにも考えずに「作成」だけするよりは、企画と運営のことを少しでも頭に入れておいたほうが、きっと出来上がるホームページは役立つ存在に近づくはず。
そんなわけで、無料のHP作成サービスを利用しようとしているヒトに、ぜひチャレンジしてほしい「企画」と「運営」。それぞれのコツや勘所を度々このブログでも取り上げてきました。そのいくつかをご紹介。
企画って?
企画は、ホームページをデザインする前の工程にあたります。
ホームページを作る目的は「作る」ことにあらず。ホームページを作ることで叶えたい目的を、しっかり絞り出して、叶えるための方法を練り込みます。
最初はこんなことを考えるといいかも。
ライバルサイトの調査をしたりも。(かなり昔の記事で、書き方が初々しいのが恥ずかしいけど)
企画を進めるのにマインドマップが便利です。
どんなコンテンツが必要か、コンセプトダイアグラムを利用するのも楽しい。
ホームページへの集客経路もきちんとおさえておきましょう。
書いたときと少し時代は変わっちゃったけど、自分で作るときも全体的にはこんなことを考えておくといい。
こうして、企画時に得たアイデアを作成へと反映させます。
運営って?
ホームページができあがったあと、ホームページをさらに役立つ存在に育てる工夫を凝らす過程です。
よく例えられるのが「オープンしたばかりの実店舗」や「雇ったばかりの新入社員」。どちらもほったらかしのままでは、売上に貢献してくれることはないですよね。育てることが大切。
ホームページも同じです。作成後は常にアクセスや売上への貢献度などの現状を把握し、改善の手を加えていくことが重要です。
そのためにアクセス解析は必須!
Google Analyticsなら、初期設定はそれほど難しくないです。
見方も最初に基本というかコツをおさえてしまえば入りやすい。
最近はスマホからのアクセスも多いので。
最近は、無料のHP作成サービスで本格的なネットショップも作れます。そんな場合に。
ホームページづくりは終わらない、なんて言葉もあります。いつもどこかに改善すべき課題が隠れているという意味です。
どうしても予算をかけられず、ホームページを自作するしかないヒトも多いと思います。お金をかけられないなら、せめて、作りっぱなしの放ったらかしは避けて、輝きを増せるように、磨きの手をかけてあげましょう!
最後に
HTMLのソースがグチャグチャだったり、SEO的に弱いところもあったり、お手軽なだけにデメリットも多い無料サービスだけど、やっぱり要は「使いよう」。工夫すればどうにかなるかな、と思ってます。 http://t.co/5ybLN8h3WB
— ウェブさえ (@websae2012) 2014, 12月 12
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