Web屋が問う!あなたがホームページ作成をやめたくなる15の質問
Web制作を専門に行うプロの目線から、ホームページ作成を検討している人に知っておいて欲しい15個のことをまとめました。
少々怖じ気づくかもしれないタイトルですが、質問に答えてもらえば、今足りない知識を得られるようになってます。
「なんとなくホームページを作った方がいいかなー」と思っている人には特に必読の内容になってます。ホームページ作りを考え直したくなる?そんな質問にぜひ答えてみてください!
目次
- 1.「とりあえずホームページを」と思ってませんか?
- 2.検索の仕組みを理解してますか?
- 3.商品を絞れてますか?
- 4.入口になるページはどこですか?
- 5.出口はどこですか?
- 6.個人情報を明かす覚悟はできてますか?
- 7.業者に丸投げするつもりじゃないですよね?
- 8.テキトーにパクってもバレないと思ってませんか?
- 9.納期を急ぎすぎてませんか?
- 10.SEOなんて業者に任せればいいと考えてないですか?
- 11.HTML、そんなの関係ないと思ってませんか?
- 12.更新していくつもりはありますか?
- 13.「月額無料=ランニングコストもタダ」と思ってませんか?
- 14.広告の代わりになんて思っていませんか?
- 15.薄利多売が儲ると思ってませんか?
- まとめ
1.「とりあえずホームページを」と思ってませんか?
確かに今はネットの時代ですよね!なんでもネットで買えますし。でも、その便利さはあくまで買い手にとってのもの。私たち売り手にとっては競争が激しくなっただけなんですよ。
例えば「リフォーム」で検索すると、その数6千万件以上のホームページがヒットします。こんなふうにどの業界も激戦で、もちろんあなたの業界も同じです。そこにあなたは、とりあえず作ってみたホームページで参入しようとしてるわけですが、ちょっと待ってください。本気で勝ち抜けると思ってますか?
2.検索の仕組みを理解してますか?
赤の他人のパソコンで、起動した途端、勝手にあなたのホームページに繋がることはありません。ホームページに来てもらうには、まず検索で見つけてもらわなければなりません。そのための方法をあなたはちゃんと知ってますか?
参考
3.商品を絞れてますか?
ホームページで売る商品、ジャンルを問わずあれもこれもと欲張ってしまうと検索にヒットしづらくなる上、お客さんからの信用もなくしてします。
検索エンジンは、厳選した話題だけを扱うホームページを検索結果の上位に表示します。人間もそう。同じモノを買うならコンビニよりも専門店。ある特定のジャンルにこだわっている専門性が高いホームページを好みます。検索エンジンもお客さんも専門店を選ぶのに、それでもあなたは、売れるものなら何でも手広く売りたいと考えますか?
4.入口になるページはどこですか?
検索にヒットするのはトップページだけとは限りません。他のページから入ってくるお客さんの数は全体の半分をも超えるでしょう。だから、どこのページにも、一番見て欲しいページへ誘導するためのナビゲーションやボタンが必要です。どこが入口になっても、せっかく来てくれたお客さんを逃すわけにはいかないのです!それなのにあなたは、「トップページにさえお金をかけとけばいいだろう」 そんなふうに思ってないですか?
5.出口はどこですか?
入口とは逆に、ホームページの出口は必ず一つです。ホームページを去る前、最後にお客さんにしてほしいこと、それが出口です。
- 商品を買って欲しいなら「ショッピングカート」
- お問い合わせをしてほしいなら「お問い合わせフォーム」
- レストランのような実店舗への来店なら「クーポンの印刷ページ」
などが出口にあたるページです。その出口へ導くために他のページは存在し、全体の構成も考えなければなりません。それを知らずに、ただたくさんの人に見てもらえば成功だと思ってませんでしたか?
6.個人情報を明かす覚悟はできてますか?
自営業やフリーランスは自宅が仕事場になるケースが多いので、住所や電話番号を明かすのが不安でしょう。でも、お客さんの方からしても身元が分からない人に仕事を頼むのは不安です。
お金を挟む取引で最も重要なのはお互いの信頼感です。個人情報を明かすのは確かに勇気が必要ですが、商売をしてお金を稼ぎたいなら覚悟も必要です。あなただって、偽名、住所不定の人と取引するのは嫌でしょう?
7.業者に丸投げするつもりじゃないですよね?
「お金さえ払えば全部やってくれるんでしょ」じゃ、いいホームページはできませんよ。なぜなら、業者はあなたのビジネスに関してはズブの素人だからです。あなたが普段どうやってお客様を喜ばせ満足させているのか、その方法についてはなんにも知りません。業者の立場からすると逆に教えてほしいくらいです。
ホントにいいホームページは、業者とあなたの二人三脚から生まれます。だって本音をいえば、あなたが働く現場のことを一番よく知っているのはあなただって思ってるでしょ?
8.テキトーにパクってもバレないと思ってませんか?
「あそことあそこのホームページからイイトコ取りしてテキトーにまとめちゃえばいいだろう」は、完全に盗用、パクリです。どうせバレないだろうは甘いですよ。検索エンジンで全文検索すれば一撃で見つけられます。それに加えて、転載転用は検索エンジンに嫌われ、最悪の場合は検索に全くヒットしなくなることもあります。そんなリスクを抱えてまでパクる理由って何なんでしょう?
9.納期を急ぎすぎてませんか?
ただ作業が遅いWeb屋は無能です。自分が言い出した納期を守れないWeb屋も失格です。でも、「なんでもいいからとにかく早く!」と明らかに無理な納期へ向けて急がせるのは待ってください。やっぱりいいものを作るにはそれなりに時間がかかります。
ホームページは家と同じで、見えない部分にこそ重要なものが隠れています。検索にヒットしやすくするための土台、お洒落で見栄えのいいレイアウトを組むための柱。それをすっ飛ばして妥協の産物みたいなホームページが商売に役立つといえるでしょうか?あなただって、表向きだけ整えた欠陥住宅みたいなホームページにお金を出したくはないでしょう?
10.SEOなんて業者に任せればいいと考えてないですか?
何も知らず業者に頼むと最悪の結果を招くことがあります。業者の中にはただ検索にヒットさせることを目的に、禁止されたテクニックを使うところもあるからです。その結果、検索エンジンから追放され検索に全くヒットしなくなることもあります。もちろん全ての業者がそうするわけではありません。
でも、業者が何をどうして検索にヒットさせるのか、その内容を理解できればそれに越したことはありません。ちょっと頑張って勉強するよりも、騙されるのを選ぶ人なんていないですよね?
11.HTML、そんなの関係ないと思ってませんか?
HTMLは自分でホームページを作る人には欠かせない知識です。でも、それ以外の人でも基本的な文法くらいは知っておいた方がいいですよ。業者との交渉、SEOを勉強するとき、更新するとき、いろんな場面で得します。
英語でいうなら「ハロー、コーヒープリーズ、サンキュー」くらい、あいさつ程度の言い回しを知っていれば充分です。それくらい覚えるのは、賢明なあなたにとっては簡単でしょ?
12.更新していくつもりはありますか?
ホームページも街中のお店も同じです。お店をオープンした直後、お客さんが勝手に殺到することはありません。チラシを巻いたり、広告を出したり、お客さんを呼び込むための工夫や努力が必要です。それにあたるのが、ホームページの場合は更新です。
検索にヒットしなければ、それを改善。人気のないページは、人気が出るように。お客さんに役立つ情報も積極的に配信します。それを地道に続けることでお客さんの数が増え、売上に与える影響も大きくなります。そんなどんな商売にも必要な地道な努力を否定して、放ったらかしでも稼げるなんて甘い考えはもってないですよね?
13.「月額無料=ランニングコストもタダ」と思ってませんか?
月額無料の業者を選んでもランニングコストはゼロになりません。なぜなら、ホームページをタダで見にきてくれる人はいないからです。
ホームページを見てもらうには、とにかく検索にヒットさせることが重要ですが、それにはSEOが必要です。SEOの専門業者に頼んだとして仮に月額10,000円、その結果月間100人のアクセスを獲得したとしましょう。一人当り100円のコストがかかってます。言い換えれば、一人100円の交通費を払って見にきてもらってるのと同じです。それでけではありません。ヒットするまではいろいろホームページの内容を改善しなければならないので更新料もかかるでしょう。たまには広告を打ってでもアクセスしてもらう必要がでてくるでしょう。それらすべてがお客さんに来てもらうためのお金です。
あなたはきっと、お金を一切かけなくてもお客さんにアクセスしてもらえると思ってたんじゃないですか?
14.広告の代わりになんて思っていませんか?
ホームページは広告の代わりにはならないですよ。むしろ、ホームページを見てもらうための広告が必要になるくらいです。
どんなホームページも検索にヒットしない限り存在してないのと同じです。SEOを完全にマスターし自力でヒットさせられる人は少ないでしょう。それならやっぱり業者に頼むか、もしくは広告を使わざるを得なくなります。ホームページは作ってもらうにも見てもらうにもお金がかかってしまうのです。あなたは、まるでホームページが街に立つ看板のように、放置してるだけでも道行く人が見てくれる、そんな勘違いをしてないですか?
15.薄利多売が儲ると思ってませんか?
ネット上において、薄利多売はかなり無謀なチャレンジです。なぜなら、ホームページを見にきてもらうだけでお金がかかるからです。
100円ショップが、「交通費払いますよ」とお客さんを集めたら倒産してしまうでしょう。ただでさえ少ない利益がお客さんの交通費だけで消費されてしまいます。
もし、安いものを売るならセットにして販売するとか、会員登録の機能をつけて継続的に買ってもらえるよう、客単価を上げる工夫が必要です。商売を始める前には、明確な数字で損と得が分かれるポイントを知っていることが重要です。いやいやまさかそれを知らずにホームページを作ろうなんて思ってないですよね?
まとめ
ホームページを作るには、業者に任せても自分でやっても、大変なお金と手間がかかります。そのお金と手間を「無駄にしてほしくない!」と思い、制作前に知っておきたいポイントを15の質問に答えてもらうことで説明してみました。足りない分もありますが、それについてはまた今後違う形で紹介します。見逃さないためにもぜひウェブさえマガジンを購読してくださいね!
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