【実録】格安ホームページでそんな簡単に儲かるの?それなら僕も欲しい!

Author: ウェブさえ |
2016年9月6日
カテゴリー ホームページ作成 SEO/マーケティング
本ページに記載の商品・サービスはプロモーションを含みます。
B!

格安なホームページでもそんなに簡単に儲かるんだ?

さて、これから事業を始めようとしている人にとっては、チャンスの時代です!

とりあえずホームページを作れば、簡単に儲けられる環境が整ってきたからです。

スマホやタブレットが普及してきたおかげで、色々な人が色々な場所からネットを利用できるようになり、ホームページにアクセスしてもらえる機会が増えました。

ホームページの制作費は、激化する価格戦争で軒並み下がり調子です。10万円以下の格安業者でも充分見栄えの良いホームページを作れます。月額無料の制作会社を選んでおけば、ランニングコストさえもゼロになります。

初期費用が10万円で、ランニングコストが0円なら、ひと月換算でのホームページへの投資額はいくらになるでしょう?

一つホームページを作れば、おそらく3年はリニューアルの必要はありません。10万円を放ったらかしの3年にあたる36ヶ月で割った金額。約3,000円が毎月の投資額になりますね。

ひと月の利益はどれくらい欲しいですか?

小さな個人事業で考えると、最低でも1人の大人が満足に生活できる額は欲しいですね。それなら30万円を最低に考えましょう。

ひと月の投資額が3,000円で、利益が30万円ですから、毎月の単純な利回りは100倍です!

こんな生唾したたるほどの金脈をみすみす逃すおバカさんがいますか?

さあ、今すぐホームページを作りましょう!

って、これが他人による言葉なら、だれでも違和感を感じてくれるはずです。

しかし、本人自ら思い込んでいる場合は、なかなか目を覚ましてくれません。安い制作会社を頼る人ほど、こんな与太話を信じきっているので困ります。

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著者情報:この記事を書いた人

ウェブさえ x facebook 株式会社ウェブさえ 著者のプロフィール

web業界14年目。フリーランスwebデザイナーとして活動後、法人化。今でも年間100件以上のウェブサイトの企画・制作に関わっています。

格安Web制作の個人事業者 Aさん

Web制作の個人事業者 Aさん

僕が相談役を引き受けるAさんは、勤めていたデザイン会社から独立しWebサイト制作を請け負う個人事業者として活躍しています。請け負う案件の制作費は10万円、ページ数は8~10ページほどが平均です。

まさしく冒頭で話した格安な制作業者と一致しますね。ただ、今回取りあげるのはAさんではなく、Aさんにホームページの制作を依頼したクライアントが主役です。

結婚相談所の開業者 ミスターX

結婚相談所の開業者 ミスターX

ミスターXは50代の男性です。仲人歴が長く、もうすでに20組以上を成婚させてきた実績を持ちます。その実績を活かせば、結婚相談所として成功できるのではと、開業を心に決めました。

相談所を開業する場所は、地元の名古屋を選びました。結婚式に最もお金をかける地方として有名なので、婚活資金も豊富なはずだと目論んでます。

相談所への集客は、この時代ですから、もちろんホームページを利用します。かけられる予算は少なく、ページ数は5ページで制作費5万円のプランを選択しました。

と、ここまではよくあるふうな流れですが、困ったことに、ホームページを「振るだけで小判が湧き出る打ち出の小槌」と信じきっているのです。

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そこで最初の平手打ち

ビンタ

目を覚ましてもらおうと、まずは試しに「結婚相談所 名古屋」をGoogleで検索して見せました。

ヒットするホームページの件数は約 1,300,000件を越えます。そのうちわずか10~20件だけが1ページ目に表示される状況を見せ、ここにXさんのホームページも表示されないかぎり、売上に結びつくほどのアクセスを得るのは難しいですよ、そして、ここに表示されるためには、新参者のXさんのホームページにとっては、広告でも利用しないかぎり無理ですよ、と告げました。

すると「え、広告!?」と違和感たっぷりの反応です。ホームページ自体を結婚相談所にお客を集める広告として捉えていたので当然の反応と言えるでしょう。その広告にさらに広告が必要になるなんて理解できないからです。加えて「広告費=ムダ金」という発想もあります。

リスティング広告とは?

リスティング広告とは?

ここでの広告は、Google、yahooが提供するリスティング広告を指しています。申し込めば、検索結果に自社のホームページへリンクする広告を表示できます。

表示される場所は上の図でいうと、オレンジ線に囲まれたエリアになります。見て分かる通り、特に左上は、かなりクリックしてもらえるポジションです。

結論から言うと、リスティング広告は、広告費をムダにしにくい広告です。なぜなら、広告を見せる相手を選び、自社の商品やサービスに興味のある人だけをホームページに呼び込めるからです。

広告主はキーワードを選んで、そのキーワードが検索されたときの検索結果に広告を表示することができます。

Xさんの例に当てはめれば、「結婚」、「婚活」、「名古屋」のようなキーワードを組み合わせて選べば、まさしく「名古屋在住で婚活中の結婚相談所を探している人」が見る検索結果に広告を表示できるわけです。

特筆するのは、広告をクリックして初めて広告費が発生するところです。広告を見せただけでは、広告費は発生せずに、ちゃんとホームページに来てもらえたときだけ、広告費が発生します。

要するに、「自社のサービスに興味がある人」が「ホームページにアクセスしたとき」だけ、広告費が発生する仕組みなのです。

そこが、リスティング広告は広告費がムダになりにくい、更には、売上に結びつけやすいと言えるところです。(あくまで、他の不特定多数に向けた広告、新聞の折り込みやタウン情報誌の広告欄などと比較して、の話ですが)

※過去にリスティング広告の実例を取りあげたことがあります。参考にどうぞ→素っ裸にしたる!毎月100万超黒字サイトのカラクリとアクセス解析

もちろん、デメリットもあります。

パソコンが苦手な人にとっては、広告を出稿するまで、そして出稿後の広告を管理する画面の操作が難しいかもしれません。キーワードの選び方や広告の作り方には、独特なセンスが求められます。色々と試しているうちに、失うお金もあるでしょう。

しかし、広告の出稿期間と予算の範囲は自由です。まずは短期間かつ小額で試してみることが可能です。

そもそも、ある程度のアクセスがなければ、ホームページの出来を判断することができません。開設直後は、とにかくアクセスを実際に得てみることが重要で、そのための広告費は決してムダではないと思うのです。

ところがやはり、Xさんは首を縦に振りません。制作費以外のコストはムダ金で、余計なリスクは負いたくないという理論です。そして出てきた言葉が「SEO」です。

SEOを使ってください

SEOとは?

確かに、SEOは、ホームページを検索にヒットさせるための方法です。SEOによって検索にヒットすれば、広告を利用する必要はなくなりますが、それはそんなに簡単なことなのでしょうか?

答は「ノー」です。理由を一言でいえば、検索結果の上位表示を100%実現する方法なんて存在しないからです。もし、そんな方法があれば、皆が使い、検索結果はめちゃくちゃな並びになってしまいます。

検索結果を決めるGoogleにとって重要なのは「検索の精度」を守り高めることです。

「検索の精度」は、検索を利用する「ユーザーの満足度」と言い換えることもできます。

仮に「結婚相談所 名古屋」と検索したのに、札幌のキャバクラばかりが検索結果を埋めれば、ユーザーは満足しません。精度の悪さにウンザリし、もう二度と利用したくなくなるでしょう。

つまり、検索結果には、検索したユーザーが探している情報が並んでいるべきで、それは、検索したユーザーを満足させられる情報が並んでいる状態と一致します。これが検索の精度が高いと言える状態で、すなわちユーザーの満足度が高い状態です。

そしてこの状態を、Googleが目指しているのであれば、ホームページを作る側としてすべきなのは、検索する人に満足してもらえるようなホームページを作ることではないでしょうか。

確かに、人間が一つ一つのホームページを読解しているわけではありません。Googleによって開発されたプログラムが、決められたルールに従い、機械的に検索結果の並びを決めています。それなら、そのルールを見破ることができれば、上位表示を実現できるかと思われます。

しかし、ルールは常に変更および複雑化され、素人が小手先のテクニックで突破できるほど簡単なものではなくなっています。

そのルールを、必至になって追いかけ回すよりも、同業他社にはない、オリジナルのコンテンツを用意し、自社だけの強みをアピールしながら、検索した人に「役立った」とか「面白かった」などの満足感を与えることを目標にした方が、パソコンの知識を問わずチャレンジできますし、それが最も真っ当な方法として、検索順位を高めることに繋がるのだと信じています。

ブログのすすめ

ブログはどうだろう

充分な質と量のコンテンツを抱えるホームページを最初から実現できれば理想です。ただ現実として、特に小さな事業の場合、予算を理由に、ホームページも小さく始めるしかなく、今回の結婚相談所のホームページも、5ページでのスタートです。

そんな場合はどうすればいいのか?

ブログを利用します。

ブログは、最初に文字の入力の仕方や写真の貼付け方を覚えてしまえば、あとは日記感覚で気軽に更新していくことができます。

定期的にブログを更新すれば、ホームページ内のコンテンツは充実します。情報量が多くなれば、それだけ検索にヒットする機会も増えるはずです。

更新する話題は自由ですが、自社の業務や商品に関連する話題を選んだ方がいいでしょう。

Xさんには、仲人としての輝かしい実績があります。その実績を活かし、婚活に励む人たちに向かって、エールやアドバイスをブログで送ります。

自身の過去の実績を活かした内容は、検索した人にもきっと満足してもらえるはずです。そのままブログからお問い合わせやお申し込みしてくれることも期待できます。

最近はfacebookやtwitterなど、ネットで役立つ情報を共有する場が活発です。ブログがうまく話題になれば、検索以外からのアクセスを増やすことにも繋がります。

本業ってなに?

本業 todoリスト

こういう経緯でブログを勧めてみました。するとXさんの口から出てきた言葉は

「本業が忙しくてブログを更新する時間がない」

いやいやいや、本業って、これも本業のうちでしょう?

食べていくために個人事業として結婚相談所を開業するのなら、お客様の獲得に直接繋がるブログの更新は、充分に本業のうちだと思いますけど。

各持ち場に担当者を置けるほど、事業が拡大すれば話は別です。しかし、開業直後、せめて収益が安定するまでは、事務処理も営業も接客も全部、自分の仕事だと腹を括って取り組んでいくべきです。

確かに、ブログを更新するのは、たとえ週一でも苦労します。僕自身、このブログを通じて身にしみて分かっています。

でも、予算が少ない、広告への投資も考えられない、SEOに有効なコンテンツを用意することもできない、つまり、お金も手間も何もかけられない、となれば、もうお手上げです。それで、成功する事業があるなら、逆に教えて欲しいです。

安い制作会社を利用して、成功を願うのが図々しいと言ってるわけではありません。制作費を安く抑えるなら、その分、手間を。手間をかけたくないなら、その分、お金を。何も背負わず、儲けられると思っていることが図々しい、そういう話です。

過去にもこんな記事を書きました。

ぜんぶ無料!スマホサイトを素人でも制作会社に頼らず作成できるツール6個
制作会社を頼らず無料のホームページ作成ツール14個

このようなツールやサービスを利用すれば、全くお金をかけずにホームページを作ることもできます。無料だからツカえない、ということはありません。要は「使い方」と「取り組み方」です。使い方を工夫して、面倒を避けずに取り組んでいく覚悟があれば、充分に売上に結びつけられます。

予算が少ないからといって、諦める必要はないですよ。

そこで今回の題目に戻ります。

格安ホームページでそんなに簡単に儲かるの?
それなら僕も欲しい!

※文中の写真は実在するAさん、ミスターXに関係ございません。記事にすることは両者共に許可を取ってます。

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