あなたのホームページ制作が集客に失敗する原因と対策
もし、制作後のホームページにアクセスがぜんぜん来なかったら?
悲しすぎますよね。
アクセスのないホームページは存在していないのも同然です。
- 制作会社へ依頼したホームページなら、かけたお金はムダに。
- 自作したホームページなら、かけた時間がムダに。
そんな悲劇を招いてしまう原因をご存知でしょうか?
制作後のホームページへぜんぜんアクセスが集まらないのは、「見てもらえる前提」でホームページを作ってしまうからです。
普通にホームページを作れば、自然と人に見てもらえると思ってませんか?
思っていたとしたら、それは大きな勘違いです。
ホームページのアクセスは勝手には増えません。
自ら積極的に増やす方法へ取り組まない限り増えないのです。
今回の記事では「ホームページ集客の基礎知識」として以下の3つをお伝えします。
- ホームページのアクセスを増やす集客方法5つ
- 集客に強いホームページの制作方法
- 集客に失敗するホームページ3つの制作パターン
最後まで目を通せば、「ホームページの集客ってどうするの?」という疑問が解き明かされること間違いなしです。
目次
ホームページのアクセスを増やす集客方法5つ
ホームページはアクセスがなければ存在していないのと同じ。
アクセスがなければ、問い合わせも来ません。
商品も売れません。資料請求や見積もりの依頼も来ません。
ホームページは、見られてこそ働きます。
そのためには、「ホームページを見てもらうための方法=集客方法」が欠かせません。
以下が、ホームページの集客で代表的な5つの方法です。
ホームページを制作する前に必ずどの方法へ取り組むか考えておきましょう。
- 1. SEO対策
- 2. インターネット広告
- 3. SNS
- 4. Googleマイビジネス
- 5. ブログ
SEO対策とは? メリット/デメリット
SEO対策とは、検索経由のアクセスを増やすため以下の数値を改善していく取り組みのことです。
- 検索結果への表示回数
- 検索結果への表示順位
- 検索結果でのクリック率
SEO対策のメリットとデメリットは以下のようになります。
- 売上に結びつきやすいアクセスを安定して得られる
- 効果が現れるまで時間がかかり、専門的な知識も求められる
SEO対策に関する情報はネット上でたくさん見つかりますが、古くてもう効果の出ない情報や根拠のない怪しい情報が混じっているので注意が必要です。
SEOの初心者がまず身につけておくべき知識として、以下の記事を書きました。
初めてSEO対策へ取り組む人は参考にしてみてください。
インターネット広告とは? メリット/デメリット
ホームページへアクセスを導くため利用できる広告は以下の2種類があります。
- リスティング広告: 検索結果へ出す広告。売上に結びつきやすいアクセスをすぐに得られる。
- バナー広告: 他サイトへ貼り付けてもらう広告。たまたま見かけたからのアクセスを期待できる。
手っ取り早くアクセスを増やすには広告が一番です。
ただ、広告の出し方によって、集められる人の特徴が変わります。
購買意欲の高い見込み客を集めたいのか。
それとも、会社やブランドの認知を広げたいのか。
など、広告によって得られる効果をきちんと理解した上で利用しなければ、広告費をムダにしてしまいます。
以下は、僕自身がリスティング広告を利用していた頃を思い出しながら書いた記事です。
リスティング広告の使い方と効果を知るきっかけになると思います。
SNSとは? メリット/デメリット
SNSの口コミによって情報が拡散していく効果をホームページのアクセスアップに利用できます。
あなたも、以下の中からひとつくらいはアカウントを持っているのではないでしょうか?
単に友達同士でシェアしただけの投稿が口コミの波に乗り全国的な話題へと広がることがあります。
この口コミ効果をうまく利用できれば、企業の認知を爆発的に広げホームページへたくさんの人を招くきっかけを作れます。
ただ、気をつけたいのは炎上です。
ネガティブな方向で口コミが広がってしまうと、企業の信頼を損なうリスクがあります。
口コミ効果を期待するばかりに、大げさだったり、嘘だったりする投稿をしてしまわないよう注意が必要です。
Googleマイビジネスとは? メリット/デメリット
Googleが無料で提供しているサービスで、「Google ビジネス プロフィール」と最近名称が変わったみたいですね。
ローカルビジネスがネットで集客するときに欠かせないサービスなので、必ず登録しておきましょう。
ローカルビジネスとは、地域に根ざしたビジネスのこと。
店舗を構え事業を行っている場合は、ローカルビジネスにあたると考えていいでしょう。
- Googleマップ上で店舗の存在をアピールできる
- 悪い口コミが書き込まれるリスクがある
上記がGoogleマイビジネスのメリットとデメリットにあたります。
悪い口コミを避けるためサービスの質を改善するのも、集客効果へつながります。
ビジネスの本質として、顧客の満足度を高める取り組みは欠かせません。
集客と同じように取り組んでいくべきです。
ブログとは? メリット/デメリット
SEO対策の効果を期待してブログの更新に取り組む事業者が多いですね。
実は僕もその一人で、このブログは弊社の集客の9割を背負ってます。
実感として、ブログのメリットとデメリットは以下のように言えます。
- 検索経由のアクセスを増やせる
- 効果が出るまで時間がかかる
アクセスを増やすだけでなく、ブログは執筆者の人柄を伝える効果も得られます。
ビジネス用のホームページでは、親近感や信頼感が重要です。
ブログはアクセスを増やすだけでなく、親近感や信頼感も向上させられるので、最初に取り組みたい集客方法だといえます。
ブログのアクセスアップについてが、以下の記事を参考にしてください。
以上が、最初に知っておきたいホームページの集客方法5つです。
5つの他にも、ホームページへアクセスを増やす方法があります。
以下の記事で取り上げているので、合わせて読んでみてください。
集客に強いホームページを作るための2ステップ
集客に強いホームページを作るには、制作前に集客方法と一緒に、ホームページを作る目的もできるだけ明確にしておかなければいけません。
そもそも、目的がないならホームページを作る必要はありません。
目的を明らかにすることで、その目的を達成するための適切な集客方法を選択できます。
以下が集客に強いホームページを作るための2つのステップです。
- 1. ホームページを作る目的を明確にする
- 2. 目的に対して適切な集客方法に取り組む
あなたがホームページを作る目的は何ですか?
以下のような「なんとなく」が目的になってませんか?
- なんとなく売上げアップに役立つかと思って
- なんとなくお店に来てくれるお客さんが増えるかと思って
- なんとなく持っていたら便利かと思って
このように目的がなんとなくのままでは、どの集客方法に取り組むべきか決められません。
その結果が、誰にも見てもらえないホームページです。
ホームページを作る目的を明確にするには、以下の公式を使います。
- 「誰に」「何を」してもらうホームページのなのか?
「誰に」と「何を」をできるだけ具体化してみると、ホームページを作る目的が明らかになります。
- 誰に
- ターゲットのことです。
「ホームページを誰に見せたいか?」をできるだけ具体的に考えてみましょう。例)
- 東京都渋谷区へ通勤する30代の独身男性
- 全国にいる子育てが終わる頃の専業主婦
- 会社名を検索する20代の男女
- 何を
- ゴールのことです。
ホームページへの訪問者にしてほしい最後の行動を具体的に考えてみてください。例)
- 週末ディナーへの予約申し込み
- オンラインヨガレッスンへの受講申し込み
- 求人情報への応募フォームの送信
このように、ホームページへ「誰に」足を運んでもらい、ホームページ上で「何を」してもらいたいのか?
集客方法を考えるには、まずは上記の問いに対してできるだけ具体的な答えを用意しておくことが必要です。
このターゲットとゴールを具体化させる方法については、以下の記事で特集してます。
ターゲットとゴールが具体的になって初めて、ゴールへ導きやすいターゲットを集めるには、どの集客方法がベストかを考えられます。
これが集客に強いホームページを作るときの正しい順序です。
集客に失敗するホームページ 3つのパターン
最後に反面教師として、よくある失敗パターンを学んでおきましょう。
制作時に以下のような作り方をしてしまうと、アクセスが得られないホームページができあがってしまう失敗を招きます。
- 1. コーポレートサイトを作ってしまう
- 2. デザインばかりにこだわってしまう
- 3. 集客コストをけちってしまう
- 4. 制作後のホームページをほったらかしにしてしまう
1. コーポレートサイトを作ってしまう
売上げアップを目的にコーポレートサイトを作ると、だいたいコケます。
コーポレートサイトというのは、会社の営業方針や事業内容を幅広く案内するためのホームページです。
会社の顔となり、名刺のような働きをするサイトだともいえるでしょう。
特に予算が限られた個人事業や中小企業だと、最初に作るホームページは、10ページ以下のコーポレートサイトになりがちです。
トップページといくつかの業務を案内するページ、そして会社概要のページに問い合わせフォーム。
こういう最低限のページしかないコーポレートサイトを作っても、ほぼアクセスは来ません。
検索へヒットするのに十分な情報の量と質がないからです。
検索へヒットしないなら、別に集客方法を用意しておく必要があります。
リスティング広告やSNSなど。
ただ、掲載している情報が浅く広くなりがちなコーポレートサイトでは、集めたお客様を問い合わせのようなゴールへ導くための説得力が弱くなってしまうのも難点。
つまり、コーポレートサイトは、
- 検索へ対する集客力が弱い
- サイト訪問者への説得力が弱い
コーポレートサイトを作るときは、上記の2つの弱みに対して、それぞれ対策を考えておきましょう。
2. デザインばかりにこだわってしまう
高いお金をかけて制作会社へ依頼したホームページでも集客に失敗する例がたくさんあります。
例えば、以下のギャラリーサイトを見てみましょう。
プロのwebデザイナーも日々の業務で参考にしているくらい、高品質なデザインばかりが並んでいます。
100万円、200万円とか高額な制作費がかけられたサイトも少なくありません。
そんなサイトが実はほとんど集客できていないと知ったら驚きますよね。
調べてみると、月にアクセスが100にも満たないサイトがたくさん見つりました。
すべてのサイトがアクセス重視だとは限りません。
中には、集客よりも会社の価値観を表現するために作られたサイトもあります。
ただ、サイトの見栄えと集客効果が一致しないのは、まぎれもない事実です。
デザインへこだわりたくなる気持ちは十分に理解できます。
しかし、そのデザインは集客できてこそ価値を発揮します。
どんなおしゃれなデザインも、アクセスがなければ見てもらえないわけですからね。
3. 集客コストをけちってしまう
アクセスは、手間かお金をかけなければ増えません。
以下は、僕が運営しているホームページのひとつ。
アクセスの推移をグラフにした図です。
- 1: オープンしたてのホームページへのアクセスは1日平均10人。
- 2: ブログを利用したSEO対策へ取り組み1日平均100人へアップ。
- 3: ブログの更新をサボった結果1日平均20人にまで下落。
上記の推移がまさに、アクセスが手間をかけなければ増えないという証拠です。
手間をかけられなければ、リスティング広告やバナー広告などお金をかけるしかありません。
広告費をもったいないと思う人は多いかもしれません。
しかし、一番もったいないのは、ホームページをムダにしてしまうことではないでしょうか?
冒頭でも言いました。
アクセスのないホームページは存在していないのも同然です。
制作会社へ依頼するなら、そのお金をムダにしないために。
自作するなら、その時間をムダにしないために。
集客するための方法について、制作前に必ず考えておきましょう。
そのためにこの記事がお役に立てば幸いです。
読み終わったらシェア!