海外旅行で最もお得な両替方法はクレジットカードのキャッシングで決着。
海外旅行の両替方法で一番お得で安全な方法について特集しました。
日本円から現地通貨へ両替する方法によって手数料が違うのはご存知でしょうか。当然、手数料が安い両替方法の方が、より多くの現地通貨を手に入れられます。
両替方法によって安全性が違うことにも注意が必要です。外国では手数料をぼったくってくる悪質な両替屋が普通にいるんですよ。両替後に多額の現金を持ち歩くことも心配です。スリやひったくりのターゲットになりますからね。
つまり両替方法で重要なのは次の2点。
- 手数料が安いこと
- 安全にお金の管理ができること
この2つの条件を満たしているのが「キャッシング」です。キャッシングというと、借金という否定的な連想をしてしまう人もいます。でも、実は海外旅行では手数料が一番安く済むお得な両替方法なんです。
クレジットカード払いとの併用で多額の現金を持ち歩くことも避けられます。つまり安全面でもメリットがあるわけですね。
今回の記事では、他の両替方法とも比較してキャッシングのメリットとデメリットを説明します。賢い両替方法の知識が身につきますよ。お得に現地通貨を手に入れて、旅行先のショッピング代や飲食代に役立ててください。
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使い方は以下で説明してます。
目次
海外旅行で両替する方法は5種類
両替というと、日本円と現地通貨を手渡しで交換する行為だけに思われます。まさに両替屋のことで、窓口越しに日本円を渡し、旅先で使うお金に変えてもらいます。
しかし、現地通貨を入手するという方法は両替屋だけではありません。ATMの利用も含めて、今回は以下の5つを両替方法として比較してみました。
- 1. 日本で両替所
- 2. 旅行先の両替所
- 3. トラベラーズチェック
- 4. 国際キャッシュカード
- 5. クレジットカードのキャッシング
はてさて、この5つの両替方法のうち、どれが一番お得なのか?
結論から言うと、「キャッシング」で決まりです。
冒頭でもお話しましたが、「キャッシング」というと、その言葉の響きのせいで借金を連想してしまう人がいるかもしれません。
確かに一時的にお金を借りることになり、返済時に利子が付きます。でも、その利子は普通に両替所を利用した場合の手数料よりも安く済みます。
それにキャッシングすることを前提にすれば、多額の現金を旅行先へ持っていく必要がなくなります。現金はなくしたり、盗まれたりするリスクがあります。
こうした安全性に注目してもキャッシングが他の両替方法よりも優れています。
だから海外でもっとも賢い両替方法といえば、キャッシングという答えになるわけです。
※以下はすべて僕が所有するキャッシュカード、クレジットカードを基準に書いてます。より厳密にレートや手数料を知りたい場合は、契約銀行、もしくはカード会社のサイトで確かめてください。
できるだけ両替所は避けたい理由
そもそも僕の中で両替所という選択肢はありません。
旅行前に日本国内の両替所を使うことも、海外へ到着後現地の両替屋を利用することも頭にないのです。その理由は以下の3点。
- 手数料が高い
- 待ち時間がだるい
- 危ない
基本的には、両替所を利用する前提なら、「よりマイナーな通貨の方の国で両替せよ」といわれてますよね。その方が両替レートが良いからです。
例えば、最近の僕の行き先で多い東南アジア。もし、マレーシアへ行くなら、日本の空港で両替するよりもマレーシアに着いてからの両替所を利用したほうが、有利なレートで両替できます。
ただ、日本の両替所を利用するよりも両替の結果がマシなだけで、両替所の手数料自体が他の両替方法と比較すると高いということを覚えておきましょう。
両替所というビジネスは、いかに手数料を高く取るかで成り立ってます。バカ高い手数料をお客に気づかれない巧妙な方法で課してくる悪徳な両替所が存在するんですね。
観光客が多い場所でよく見かける、「手数料なし」や「ゼロコミッション」という看板の両替所。いざ両替してみると、手にしたお金が思っていたよりも全然少ないということがあります。
手数料がないのになぜ?
そのからくりは両替所が設定している独自の為替レートです。名目上では手数料の発生はありません。でも、両替レートに手数料ぶんがちゃっかり上乗せされているのですね。結果的にバカ高い手数料を払っているのと同じ。
客によって両替レートや手数料を変える、商売っ気が強い両替所もいます。少しでも多くの現地通貨を手に入れるには、こちらにも強気の交渉が求められます。でも、外国語であれこれ言い合うのとかめちゃくちゃだるいですよね。
数え間違えの偽装をして、お札を少なく渡してくる両替屋もいるんですよ。こちらは旅行者なので現地通貨に慣れていません。ベトナムのように通貨単位が大きい国だと特に騙されやすいです。渡されたお金が、両替前の日本円に相当しているのか手早く判断がつきませんから。
こうした悪質な両替所は、何がなんでも避けたい。でも、旅先で両替屋を選り好みするために奔走するのとか時間と体力がもったいないじゃないですか。
だから僕は、最初から両替所を避けるのです。
日本と同じ感覚で使える国際キャッシュカード
国際キャッシュカードがあれば、海外でも日本と同じようにATMを操作して現地通貨を引き出せます。
最近はよほど辺境の地でない限り、どの街でも簡単にATMを見つけられます。多くのATMは24時間動いてます。夜や人通りの少ないところでは注意が必要! ですが、いつでも現金を引き出せるのは心強いです。
引き出すには、僕のだと手数料5%がかかります。もし旅行先で10万円分の現地通貨を引き出すと手数料と引き落とされる合計金額はこんな感じに。
手数料 | 合計金額 |
5,000円 | 105,000円 |
これにATM使用料もかかりますね。1回、100~200円ほど。数を重ねれば結構な負担になります。最初にうまく予算を立てて、できるだけ引き出す回数を少なくおさえるのが賢い方法です。
プリペイド式のキャッシュカード
最近知りましたけど、ATMからお金を引き出す方法としては、こういうのもあるんですね。先に現金をプリペイドで入金しておけば、その額だけを海外で引き出せます。
海外では気が緩んで、ついつい予算オーバーしてしまいがちです。プリペイド方式なので、無駄遣いを避けられますね。
手数料は5%とATM使用料200円/回がかかります。
最もお得なキャッシング
国際キャッシュカードと同じ便利さ。でも手数料はさらにお得。
クレジットカードのキャッシングも国際キャッシュカードと同じようにATMからお金を引き出せます。
ただしお金は銀行口座の残高から直接引かれるのではなく、借金として処理されます。海外旅行だからと浮かれて、返済可能な金額以上を引き出してしまわないよう注意が必要ですね。
返済にあたっては、もちろん利子がつきます。クレジットカードの種類によって違いますが、年で約15から20%くらい。間をとって18%で考えてみます。
借入の金利が18%というのは、結構な率です。でも、これは年率なのでご安心を。実際は借入期間で日割りした利率を適用します。
借入期間は、帰国後最初の期日できちんと返済すれば、長くても55日程度におさまります。最終的な利率は「年率18%÷365日×借入55日=2.7123%」くらいに。この計算で、10万円分の現地通貨をキャッシングした場合の利子と返済額の合計はこんな感じになります。
手数料(利子) | 合計金額 |
2,172円 | 102,172円 |
もっと利子を少なくしたいなら、借入期間を前倒しして返済することも可能です。カード会社に繰上げ返済の希望を連絡が必要で、そのあと指定口座へ振り込みます。海外に長期で滞在してる人は、ネットバンクを利用すれば、難なく振り込めますね。
キャッシングにも100~300円程度のATM使用料がかかるので、利用回数をおさえるに越したことはありません。
キャッシングの予算を立てられる便利なツールもあります。旅行前に使ってみるといいかも。
最強はクレジットカード払い
ここまで両替方法だけを見てきましたが、総合的に考えて、海外で最も賢いお金の使い方はクレジットカード払いです。
手数料は約2%。それだけでも他より随分お得です。しかもポイント還元やキャッシュバックがあります。トータルで考えると、もうカード払い一択でしょう。
でも、やっぱり少しくらい現金を懐に入れておかないと不安ですよね。てことで、最強の組み合わせ。それは「カード払い」と「最小限の現金をキャッシング」ということになります。
ちなみに、カード払いするときたまに尋ねられる「こっちの通貨で決済しますか? それとも日本円で?」の問いには外国通貨を選びましょう。レートがベターです。
やはり海外旅行へ行くには、クレジットカードは必須ですね。海外保険も付いてる場合が多いですし。
ボクのメインは三井住友ビザカードです。保険もバッチリついてますし、ブランド的にも安心です。
楽天カードも人気ですね。
特にプレミアムのほうはプライオリティパスが付いてくるところが大きな魅力。
プライオリティパスがあると飲み食い放題の空港ラウンジを利用できます。
あと、トラベラーズチェックについては存じませぬ。使ったのは20年ほど前に一度切り。使用感は完全に忘却の彼方へ。
旅行関連の記事はいままでもたくさん書いてきました。
海外旅行の持ち物についても取り上げてます。混雑している出入国審査をすり抜ける裏技に関する記事も好評でしたね。続けて読んでみてください。
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