ぜんぶ無料!スマホサイトを素人でも制作会社に頼らず作成できるツール6個
さて今回は、スマホサイトを簡単に作成できるサービスの紹介です。好例「Webサイトを自分で作ってみようシリーズ」の第三弾目になります!
前回は、PC用のホームページを作成するツール(→制作会社を頼らず無料のホームページ作成ツール14個)のご紹介でしたが、もうご覧いただけましたか?
本記事では、スマホサイトを素人さんでも簡単に制作できる「スマホサイトビルダー」に注目し、「ちょっ、こりゃ便利すぎる」と、思わず唸ってしまうものだけを6つ厳選しました。
ぜんぶ無料で使えて、PCさえあれば、ブラウザから見栄えのいいスマホサイトを簡単に作れます。最近のスマホ事情やスマホサイトを作るときにちょっと気をつけたいことなんかも併せてお話させていただきますので、お時間のある人はぜひ読んでみてください。
さっさとツールだけを教えろっていう人は、ご遠慮なくページの下の方へ急いでくださいませ。
それでは始めます!
本日ご紹介の6ツール
まずは最近のスマホ事情から
いざツールを紹介する前に、スマホサイトの必要性について喋ってみます。
先日、こんなニュースが話題になってたのをご存知ですか?
「現代人は恋人の顔よりスマホのほうを長く見つめて生活している」
英国のスマホユーザーは一日に平均119分スマホを眺めているという。それに対して彼らがパートナーと過ごしている時間は97分。つまり恋人や配偶者よりも22分間多く、スマホを見つめていることになるのだ。
ロケットニュースより(大元はこちらの英記事)
さてさて、あなたはどうですか?
あなたにも当てはまっているのかどうかはさておき、最近ますますスマホにいちゃつくユーザーが増えているのは事実です。
モバイルユーザー全体の割合でいうとガラケーの方がまだまだ多いみたいですが、スマホユーザーの増加率はすさまじく1年間で今までの67%も増えたそうです。(→スマホユーザーが1年間で67%増、Androidが好調 )
このブログもそうですが、スマホからのアクセスが全体の3~4割を占めます。そして、その割合は今後更に増えていくのではと予想し、スマホユーザーに不便なくサイトを見てもらえるような工夫が本格的に必要だなあと感じてます。
最近は特に「レスポンシブデザイン」と呼ばれる、閲覧者の環境に合わせてWebサイトのサイズやコンテンツの見せ方を柔軟に変化させる方法が流行ってます。
実はこのブログもレスポンシブデザインを取り入れ、「形だけ」はスマホに対応しています。試しにウィンドウの幅を広げたり狭めたりしてみてください。レイアウトが変化し、消えたり現れたりする部分に気付くはずです。
ただ、これは先にも言った通り「形だけ」の対応で、スマホから見やすいように体裁を整えてるだけに過ぎません。本来は、これと同時に、スマホユーザーの性格をちゃんと理解した上で、サイトを訪れる動機と目的に対応するコンテンツをうまく用意してあげるなどの工夫が必要です。
実例から考えてみましょう。レストランのサイトを取りあげると、家のパソコンと外出先のスマホからでは、アクセスしてくるユーザーの動機は随分違います。
例えば、家からのアクセス。初めてのデートの下調べでしょうか。週末に恋人と一緒に行く雰囲気のいいお店を見つけるため、食べログやグルナビも参考にしながら、数件のレストランのサイトを横並びにじっくりと比較しています。
一方、外出先からのアクセスは、まさにデート当日で、恋人と一緒に予約済のレストランを目指しているところかもしれません。場所が分からなくなったぞと、ちょっと焦った気持ちでアクセスしてくる状況を思い浮かべてみましょう。
家では、たとえ表示に時間がかかる大きな写真でも、ロマンチックな店内の様子や料理の美味しさを伝えるものなら、重要な検討事項としてゆっくり見てもらえるかもしれません。
でも、外出時、道に迷う焦った状況でなら、一番先に確認したいのはお店の場所です。長々と読込に時間がかかるサイトや、地図をすぐに見つけられないサイトは、男を焦らし、女を苛立たせ、挙げ句に二人を破局させることにもなりかねません。
こうした悲劇を招かないためには、スマホから見やすいデザインを追求するのと同時に、コンテンツの内容やサイト全体の構成もスマホユーザーならではの動機や目的に対応していることが求められます。
とはいっても、3割程度しかいないスマホユーザーだけを狙ってサイトを作る、そんな余裕はうちにはないよ、という人もいるでしょう。
そこで、今回紹介するツールが役に立つってわけなのです!
最近になってようやく、使い勝手も良く、できあがるサイトの質にも満足できるツールが揃ってきました。前出の例でいえば、外出先から簡単に連絡先や所在地などを確認してもらうためのサイトくらいなら、Web系のスキルがない素人さんでも、わずか10分程度で作れます。今まで予算や手間の問題でスマホサイトを諦めていた人は、ぜひ試してみてください。
1.WIX
この記事の公開時期(2013/6/6)から3年が経ち、下で紹介していたGoogleとYahoo!のモバイルサイト作成サービスが終了してしまいました。いま代わりとなる、無料でクオリティの高いサービスを探してます。
見つかるまでの間として、ひとまず、スマホ対応しているテンプレートの種類が多いWIXを紹介しておきます。
ひとまずといっても、すべて日本語で操作できる管理画面の使いやすさ、プロのデザイナー顔負けのおしゃれなテンプレート、ネットショップにまで対応できる、など無料なのに魅力あふれる機能が一杯です。
手っ取り早くスマホもPCも対応できるサイトを「無料で」作るには、ベストなチョイスだと思います。
2. お店のホームページに最適なグーペ
もし、レストランやカフェ、居酒屋向けのスマホページ作成サービスなら、グーペもおすすめです。
あいにく無料ではないのですが、店舗向けにデザインされたテンプレートはスマホでも見やすく、写真のスライドショーやフード・ドリンクメニューのページなどを簡単に作れるところが、店舗用HPにバッチリです。
クーポンを発行したり、予約を画面上で受け付けられたり、集客用の機能も充実しています。
3.onbile
こちらもテンプレートからデザインを選び、文章と画像を差し替えるだけで簡単にスマホサイトを作れます。
無料プランだと広告を入れられるのが難ですが、テンプレートの数は豊富で、なかなかいい感じに作り込んでいけますよ。まずは試してみて、サイトの出来具合に満足したら、思い切って有料プランに切り替えるのがいいんじゃないでしょうか。
- ウェブさえも作ってみました!
- 架空のレストラン「eaTsbew(イーツブー)」のサイトです。店名の由来は「websae」をひっくり返して「t」を加えました。「食べる=eat」からはじまる居心地のいいレストランです。
- 1.まずは、ログイン
- facebook、twitter、googleのアカウントを使えます。もちろん新しくユーザー登録も可能ですよ。
- 2.テンプレートを選びます。
- 3.色々カスタマイズ。
- ロゴとか料理の写真とかをアップしお店の紹介などを書いていきます。
- 4.ほらできあがり!
- トップページ、お店の紹介ページ、アクセスのページを作ってみました。
かかった時間は30分程度かな。簡単!
飲食店のホームページを作るときの注意点をまとめた記事があります。作るときに一緒に参考にしてみてください。
他にもいろいろ!
これ以外にも以前「制作会社を頼らず無料のホームページ作成ツール14個」で紹介したWebサイトビルダーの中にもスマホサイトに対応しているものがあります。まとめてリストアップしておきます。
- 4.IM Creator
クールでアーティストぽいテンプレートが揃ってます。
ポートフォリオなんかに良さそうですね。外で会う人に名刺代わりに見せられます。- 5.Edicy
作成画面の操作性がピカイチで、さくさく作業を進められます。
レスポンシブ(上述)を利用し、PC用のサイトも同時に持てますね。- 6.strikingly
最近、日本語によるサイトがオープンしました。
洗練されたデザインのスマホサイトを持てます。こちらもレスポンシブなのでPCサイトと兼用できます。
まとめ
以上6つのスマホサイトに特化した制作ツールでした。
これからもスマホユーザーはどんどん増えていくでしょう。それにうまく対応できるよう、コストや手間などのハードル低く、手軽に試せる今回のようなツールをぜひ利用してみてください。