なぜ、ホームページ作成費用に相場はないの?正しい予算の考え方
本当に謎ですよね。
「ホームページ作成費用に相場はあるの?」という疑問の声がよく耳に入ります。
すでに複数の業者へ見積もりを依頼したことのある人ならご存知でしょう。
A社: 10万円
B社: 30万円
C社: 80万円
このように、業者によって見積もりの金額に大きな差が出ることは普通です。
これだけ費用に差があると、さすがに不安になってきますよね。
安すぎる業者はクオリティが心配。
高すぎる業者はぼったくりにあってそう。
「いったいどのくらいの値段が適正なのか?」
その答えを知りたい人が多いと思います。
教えましょう! これがホームページの相場表です。(表内を左右スクロールで全体表示)
HP作成費用 | 相場 | デザイン | ページ数 | ホームページの質と効果 |
---|---|---|---|---|
無料 | 自作 | テンプレート | 自由 | できあがるホームページの質は作成者のスキルしだい。スキルさえあれば無料で作ったホームページでも売上アップへ結びつけられる |
10万円以下 | 格安 | テンプレート | 10ページ以内 | 名刺代わりのホームページ。会社名や店舗名でしか検索にヒットしないためアクセスは少ない |
10〜30万円 | 低価格 | シンプルなオリジナル | 10ページ以内 | シンプルなオリジナルデザイン。会社案内・店舗案内用のホームページとして必要最低限の情報を伝える。売上効果も最小限。 |
30〜80万円 | 平均 | シンプルなオリジナル | 10〜30ページ | 売上効果を期待するならこれくらいの費用を目安に。制作会社と意見を交わし制作を進めていける。プロ目線での提案も期待できる。 |
80万円以上 | 高級 | 手の込んだオリジナル | 30ページ以上 | デザイン性の向上やSEO対策など、30〜80万円のホームページに対して不足を感じる部分を追加していくと、どんどん費用は高くなる。その分、売上効果も期待できる |
上場している大企業なら単なる会社案内用ホームページに数百万単位でお金をかけるのも珍しくありません。
一方では、極端な話、以下で紹介しているウェブサイトビルダーを使えばお金をかけなくてもホームページは作れます。
このように無料から何百万円と範囲が広すぎるため、全ホームページを対象に費用の平均値や相場を出すのは難しいです。
そこで今回は、個人事業〜中小企業を対象に予算100万円以下という条件で、ホームページ作成費用の相場を考えてみました。
さらに今回の記事では以下の3点について深くお伝えしていきます。
- ホームページ作成費用の決まり方
- あなたにとっての適正料金
- 損しない業者の選び方
以下を読めば、ホームページ作成費用のカラクリを理解し、限られた予算をムダにしないための方法を学べます。
ぜひ最後までお付き合いください。
目次
ホームページの作成費用。損したくない
ホームページの作成費用を考えるとき、いちばん重要なこと。
それは、「回収できるかどうか」です。
ホームページを作るのにかけたお金が、売上や集客効果であとでしっかり回収できれば問題はありません。
でも、作ったホームページがまるで役に立たなかったら? 費用をまるまるドブに捨ててしまったのと同じです。
「なんでこんな業者を選んでしまったの?」という後悔だけが残ります。
そんな失敗をしないよう、費用対効果を考えて、ホームページの予算を組みましょう。
ホームページ作成費用の相場。知らずにハマった失敗例
ホームページ制作業者の選び方。ぼくが聞いたなかで一番ひどかった失敗談はこれです。
ある美容室のオーナーさんが、5年で300万円のリース契約でホームページを作りました。
注意! そもそもホームページはリース契約できない商品。形のない商品なので法律的にリース契約が禁止されてます。
それを知る悪徳業者は、こんな方法を使ってあなたをダマシにかかってくるので注意しましょう。
その方法とは、更新ソフトをリースの対象として販売するやり方です。
「簡単に更新ができるソフト」という形ある商品に抱き合わせる形でホームページのリース契約をさせるわけです。
それを知らなかったオーナーさんは、毎月5万円の支払いに5年間も苦しむことになりました。
IT技術の移り変わりは激しく、5年もたたずにホームページのデザインや機能は古臭くなってしまいます。ところが、リース契約の縛りのせいで解約できません。
最悪なのが、毎月5万円を払っているホームページがまったく役に立っていないことです。せめて5万円分の集客ができていれば、元は取れます。
でも、このリース契約の場合は、毎月5万円を捨てているのと同じです。リース契約に縛られた5年間、毎月5万円がムダに消えていくのです。
なぜ、業者を選ぶときに、もっと料金について調べなかったのか?
今さら後悔しても手遅れです。
業者の言い値で決まるホームページ作成料金
ちまたには、お客のことをATMとしか思ってない業者がいます。
ホームページの制作費はケースバイケース。平均がなく、業者の言い値で決まることが多いです。業者の言いなりになると、いくらお金があっても足りません。
お金を払う前に、しっかりとした目利きで値段にふさわしいホームページができるかどうかを見極めましょう。
- 制作費に100万円も払った → でもお問い合わせが月に1件もこない
- 制作費が10万円以下で済んだ → でも検索にぜんぜんヒットしない
どちらも失敗です。こんな失敗を避けるためには、以下の3つの理解が必要です。
- ホームページ作成費の相場
- ホームページ作成費の決まり方
- 予算の計画方法
一度作ったホームページを次にリニューアルするまでの期間は、だいたい3年くらい。
上の3点さえ理解しておけば、3年間という長い目で見て、一番得する「業者の選び方」がわかります。
ホームページ作成費の相場 一覧表
冒頭で見せた相場表にもう一度登場してもらいましょう。
HP作成費用 | 相場 | デザイン | ページ数 | ホームページの質と効果 |
---|---|---|---|---|
無料 | 自作 | テンプレート | 自由 | できあがるホームページの質は作成者のスキルしだい。スキルさえあれば無料で作ったホームページでも売上アップへ結び付けられる |
10万円以下 | 格安 | テンプレート | 10ページ以内 | 名刺代わりのホームページ。会社名や店舗名でしか検索にヒットしないためアクセスは少ない |
10〜30万円 | 低価格 | シンプルなオリジナル | 10ページ以内 | シンプルなオリジナルデザイン。会社案内・店舗案内用のホームページとして必要最低限の情報を伝える。売上効果も最小限。 |
30〜80万円 | 平均 | シンプルなオリジナル | 10〜30ページ | 売上効果を期待するならこれくらいの費用を目安に。制作会社と意見を交わし制作を進めていける。プロ目線での提案も期待できる。 |
80万円以上 | 高級 | 手の込んだオリジナル | 30ページ以上 | デザイン性の向上やSEO対策など、30〜80万円のホームページに対して不足を感じる部分を追加していくと、どんどん費用は高くなる。その分、売上効果も期待できる |
ホームページ作成費用の決まり方 そのカラクリとは?
ホームページの作成費用は、業者が負担する作業の質と量で決まります。
ホームページの制作に必要な作業を以下の4つに分けてみました。
- 接客: 制作を進めるために必要な依頼主とのやりとり
- 企画: ホームページのデザインや構成を練り依頼主へ提案する
- デザイン: ホームページの見た目を作る
- コーディング: ホームページをネット上で見られる形にする
もっと細かく必要な作業を知りたい人は以下の記事を参考にしてください。
これらの業務のうち、業者が負担する作業が「少なくなるほど、簡単になるほど」、制作費は安くなります。
言い方を変えれば、業者の仕事が減るほど、制作費は安く済むわけです。
この法則を知っておくと、以下で説明するホームページの相場についても理解が深まると思います。
【予算 無料】作れるホームページの質と効果
予算がまったくない(泣)
そんな場合は、業者を頼らず自分で作るしかありません。
なかには、「ホームページを作る時間を趣味的に楽しみたい」という人もいるかもしれないですね。
最近は、ホームページを簡単に自作できる便利なサービスがたくさんあります。以下は、それの代表格。
3つとも使い方はほぼ同じです。以下の3ステップの流れでホームページを作っていきます。
- 最初に好みのテンプレートを選び
- テンプレートを編集
- 自分だけのホームページが完成
例1. Wixの使い方
Wixの編集画面で、ホームページを作成中。
テンプレートに手を加え、パズル感覚でホームページを作っていけるのがわかりますね。
Wixの使い方をもっと詳しく知りたい人は以下のリンク先を。
Wixの無料お試しは以下からできます。
例2. Jimdoの使い方
以下はJimdoの編集画面。作り方はWixとよく似てます。
テキストを直接、画面に入力中。
写真を差し替えているところ。
こんなふうに画面を見ながら好きにデザインをいじくれます。
Jimdoの使い方をもっと詳しく知りたい人は以下のリンク先を。
Jimdoの無料お試しは以下からできます。
例3. グーペ
グーペは、特にお店用のHPに最適なサービスです。
- 営業カレンダーでお店の予定を公開
- 住所を入力するだけでアクセスマップが完成
- お店に足を運ばすクーポンの配布
こういったお店の集客に役立つ機能が簡単に使えます。特に、あまりウェブに詳しくない店長さんが、急いでお店のホームページを必要としているときに重宝するサービスです。
ウェブさえでも、グーペを使って1ページ作ってみました。以下がそれです。なかなか素敵でしょ。
グーペの使い方をもっと詳しく知りたい人は以下のリンク先を。
グーペの無料お試しは以下からできます。
Wix、Jimdo、グーペの比較
Wix、Jimdo、グーペを簡単に比較すると以下のような使い分けです。どれも無料で試用が可能なので、じっさいに使ってみて比べてみるのがいいと思います。
【予算 10万円以下】作れるホームページの質と効果
自分で作るにはスキルがない、あるいは時間がない。
そんな場合で、とりあえずあればいい程度のホームページであれば、10万円以下でも業者の利用が可能です。
デザインはテンプレート利用ですが、最近はおしゃれなテンプレートが増えてます。「テンプレート=ださい」ということにはならないのでご安心を。
ただし、10万円以下のホームページに、劇的な売上効果は望めません。
10万円以下のホームページの役割は、名刺がわりのようなものです。もし、売上や集客にホームページを役立てたいなら、ターゲットに合わせたオリジナルデザイン、また、検索対策やライバルサイトの分析などが必要です。
もし、売上や集客にホームページを役立てたいなら、ターゲットに合わせたオリジナルデザイン、また、検索対策やライバルサイトの分析などが必要です。
そのためには少なくとも30万程度の予算がいるでしょう。
【予算10万円〜30万円】作れるホームページの質と効果
せっかく自社のホームページを作るわけですから、デザインくらいにはこだわりたいですよね。
テンプレートを利用せず、あなたの好みを業者へ伝えてオリジナルのデザインにしたいなら、予算は10万円を超えます。
ただ、難しいのが、「デザインにたくさんお金をかける=あなたが気にいるデザインになる」とは限らないことです。
できあがったデザインに期待を裏切られたくないなら、業者を選ぶときに少なくとも以下の2つは守りましょう。
- 過去の制作実績を見せてもらう
- 参考デザインと一緒に好みを伝える
過去の制作実績がたくさんあるほど、センスやテクニックの引き出しも多いです。あなたの好みを的確に掴み、うまくデザインとして表現してくれるはずです。
ただし、言葉だけでは要望が正確に伝わらないことがあります。あらかじめ参考のデザインを3つは選んでおいてください。
参考デザインと一緒にそのデザインのどこが気に入っているのかをデザイナーへ伝えれば、あなたがイメージする完成像がデザイナーへ正しく伝わります。
以下の記事で、ウェブデザインのギャラリーサイトを紹介してます。参考サイトを探すのに便利です。
ちなみにウェブさえでも
この価格帯でホームページの作成依頼を承っております。この値段でしっかりとした企画が付いてるのは珍しいと思います。
業者選びに悩む方は、以下を一度覗いてみてください。
【予算30万円から80万円】作れるホームページの質と効果
(すみません。下の画像が100万円になってますが80万円の誤りです。近日中に修正します)
奮発してオリジナルデザインのホームページを作ったけれど、あまり売上に結びつかなかった。
こういう失敗は、事前の企画が不足しているときによく起こります。
企画とは、様々な角度から調査分析を行い、これから作るホームページの方向性を計画する作業のことです。
以下の記事では、マインドマップをつかった企画方法を解説してます。
また、以下の記事ではホームページを業者へ発注する前に明らかにしておいたほうがいいことをまとめてます。
売上や集客を目的にしたホームページには、こうした企画準備がかかせません。
業者を選ぶときは、ただ作ってくれるだけでの業者ではなく、ホームページの方向性を一緒に考えてくれて提案も加えながら企画を整えてくれる業者を選びましょう。
すべての業者が提案を得意としているわけではありません。
提案力のある業者を見分ける方法は、見積もり時にいろいろと質問・疑問をぶつけてみることです。
提案が得意な業者は、見積書と一緒にホームページを作る方向性のアドバイスも与えてくれます。少なくとも3社から見積もりを取り、そのなかでより良い方向性を提案してくれた業者を選ぶと成果につながるホームページを作ってくれるでしょう。
【予算 80万円以上】作れるホームページの質と効果
(すみません。下の画像が100万円になってますが80万円の誤りです。近日中に修正します)
業者へ依頼する分析や調査の範囲が深く広くなるほど費用も高くなります。
確実に売上や集客に効果が出るホームページが欲しいときには、徹底的なライバルサイトや検索市場の調査・分析が必要です。
例えば、以下は競合他社のサイトをSEOパワーで比較した表です。
SEOというのは、検索エンジンのアクセスを増やすための対策。SEOパワーは、ぼくが勝手に作った言葉で、強いほど検索経由のアクセスが増えることを意味します。
ライバルサイトのSEOパワーを分析すると、どんな取り組みが検索経由のアクセスを増やすのに役立つかヒントを得られるんですね。
アクセスアップの方法はSEOだけではありません。広告を利用することもあります。以下は、広告費を使ったときの効果を測定した表です。
ホームページは、新しく作る以外にも、リニューアルという場合もあります。
新規で作成するよりリニューアルのほうが、ぼく個人的にはプレッシャーが強いですね。比較対象として前のホームページがあるからです。リニューアル前後でアクセスが落ちたら、お客さんに顔が向けられません。
そんな失敗を避けるのに重要なのが、リニューアル前のホームページのアクセス分析。
以下は、Googleアナリティクスというホームページのアクセスを調べるためのサービスです。以下では、直近1週間のアクセスの推移を表してます。
こうしたいろいろな調査や分析には、手を動かすデザインの作業と同等、あるいはそれ以上に時間がかかります。また、高度な専門知識も求められるため、そのぶん制作費用も高くなってしまうのですね。結果的に100万年を超えることも珍しくありません。
フリーランスに依頼したときのホームページ作成費用
制作会社へ依頼する時よりも2割から5割ほど費用が安くなることが多いです。
以下のようなお仕事発注サイトを利用すれば、お値段以上のホームページを作ってくれるフリーランスと出会えるかもしれませんよ。
注意したいのがスキルレベル。実力不足のフリーランスにあたる可能性も高いので、気をつけましょう。
最近、時間と場所に縛られない働き方に憧れる人が増殖中。なんとなくフリーランスになっちゃう人も増えてます。
フリーランスになるには、資格も免許も不要です。実務経験がなくてもフリーランスになれますし、スキルにかたよりのあるフリーランスもいます。
また、制作途中で突然消息がなくなるフリーランスもいるので、フリーランス選びは慎重に少なくとも以下の2つは守ってください。
- 実績を見せてもらう
- 契約書を交わすく
実績を見せてもらう
ホームページの制作は分業で行う場合も多いです。実績を見せてもらい気に入ったデザインでも、そのフリーランスが担当した作業かどうかはわかりません。聞いてみると、担当作業はコーディングだった、ということも普通にありえます。
実績を見せてもらったときは、そのフリーランスがどの作業を担当したのかも聞いておきましょう。
契約書を交わす
口約束ではなく、書面で制作のための契約を結んでおきます。
依頼側、制作側、両方の立場を明らかにし、制作を進める上でのルールを互いに約束しておくわけです。
ホームページの制作費、クオリティなどいろいろな面での揉め事を避けられます。
以下でウェブ制作に使える契約書を無料で配布しているので、ぜひ使ってください。
正しい予算の計画方法
なんとなくでも、ホームページの制作費用について相場が掴めましたか?
では、自分の場合での予算を考えてみましょう。
予算は、目的に応じて計画します。
ホームページを作るときの目的は大きく分けて2つ。
- 名刺がわり
- 売上アップ
名刺代わり
売上や集客への効果を期待しない、単なる名刺代わりのホームページに何十万もかける必要はありません。
会社の住所や電話番号が確認できるくらいでいいなら、業者を頼らず無料のホームページ作成サービスでもじゅうぶんな場合もあります。以下が参考になります。
業者を利用したいなら、10万円以下でも可能。デザインにこだわりたいな予算を少し高めの30万くらいでオリジナルデザインの業者を見つけることができます。
売上目的
売上目的で作るホームページなら、予算は目標の売上をもとに計画します。
たまに、めちゃくちゃ高い売上目標を設定しながら、制作費をどこまでもケチろうとしている人がいるんですが、ホームページの制作費は、投資でいうなら初期投資金と同じ。
極端な例でいうと、「売上目標は月100万円、予算は10万円以下」なんて人がいます。わずか10万円の初期投資で月100万円、年間では1,200万円のリターンが得られるなんて、普通だとありえませんよね。
予算を正しく計画するには、制作費を何ヶ月分の売上で回収したいかを考えてみましょう。
ホームページを作ってから売上が安定するまでは、思っているより時間がかかります。普通で半年、苦戦すると1年後にはじめての売上が発生するというケースもあります。
この売上が発生しない期間も含めて、制作費をどれくらいの期間で取り戻したいのかを考えれば予算が明確になるはずです。
維持費も予算に入れておく
ホームページをベースにしたビジネスは比較的維持費が少なく済むので、一定の売上をキープできれば高い利益率を実現できます。
ただ、一定の売上をキープできるようになるまでが大変。まともにアクセスを得られるようになるまで、最近だと半年くらいかかるのも普通です。
アクセスがない以上、売上はゼロ。その間は維持費を垂れ流すだけになります。
以下は、ホームページを維持していくのにかかる費用です。
- ドメイン: 年間1,000円くらい
- レンタルサーバー: 月額1,000円くらい
- 更新費: 1回5,000円〜
- 広告費: 月額30,000円〜
ドメイン・レンタルサーバー
ドメインは年で、レンタルサーバーは月で料金が発生するのが一般的です。
ドメインは年間1,000円くらい、レンタルサーバーは月額1,000円あたりが平均価格。どちらもホームページを運営するのに欠かせないので、必須の固定費だと考えてください。
ドメインは、安さ優先で業者を選んでも大して危険はありません。以下の業者が有名です。
レンタルサーバーは料金だけでなく、必ず機能と安定性も比較して選びましょう。
特に、最近急増している「WordPressを利用したホームページ」用のレンタルサーバーの場合は、セキュリティとバックアップ機能は必須です。
サーバーの処理速度も確認しておいてください。遅いと、ホームページの表示速度や管理画面の動きも遅くなります。
レンタルサーバーのおすすめは以下のエックスサーバー。月額1,000円程度でじゅうぶんな速度と安定性のサーバーを借りられます。
時期によっては、ドメインを無料で提供するキャンペーンを実施してます。一度にドメインとレンタルサーバーを安く揃えられるのでお得です。
エックスサーバーの特徴を詳しくお伝えする記事も過去に書きました。サーバー選びの参考にしてみてください。
更新料
ホームページを公開したあとの反応によって、デザインや掲載している内容に手を加えていかなければいけません。そのための作業を業者へ依頼すると「更新料」が発生します。
更新料を安く済ませたいなら、自分で更新できる仕組みでホームページを作っておいたほうがいいでしょう。依頼時に業者へ相談すれば、WordPressのような更新ツールの利用を提案してくれるはずです。
「WordPressって何?」という人は以下の記事を読んでみてください。
広告費
アクセスを得るための、もっとも手っ取り早い方法が広告です。アクセスをお金で買うわけですね。
利益が出るなら決して広告費はムダにはなりません。アクセスを得るまで、ホームページの反応もわからないので、完成後まずは広告でアクセスを集めるのもいいと思います。
上記を含めホームページの維持費について詳しく解説している記事があります。読んでおくと、正しい維持費の使い方が理解できます。
追加費用なんて聞いてないよ!
制作中に発生した追加費用に対して、依頼側からよく起こる声。
「こんなの聞いてないよ」
確かに、見積書に載っていなかった費用に文句を言いたくなる気持ちはわかります。
でも、聞いてなかったのは制作側にとっても実は同じで、見積もり時に依頼主から聞いてなかった要望について制作中に作業料が発生するのは仕方のないこと。
だいたいのケースで見積書の金額と制作完了時の請求書の金額は変わってしまいます。
以下は、よくある追加費用の例です。
- 修正料
- 複数案の提示
- マニュアル作成
- ロゴ
- 原稿作成料
修正料
業者へ依頼すると制作期間全体で修正の回数が決まっていることがほとんどです。その修正回数を超えた場合は、修正に必要な作業の量と質によって別途、修正料金が追加されます。
規定の修正回数の範囲に収まっていても、修正の内容が作り直しに近い場合は別に料金が発生することもあります。
修正の数を少なくしたいなら、制作に入る前に業者と緻密な打ち合わせをしておきましょう。完成イメージを正確に共有できていれば、修正の数は少なく済むので余計な追加費用は発生しにくくなります。
複数案の提示
色違いのデザインを2パターン見てみたい。
このようにデザインの複数案を希望する場合も、別途費用の対象になる場合が多いです。
特に低価格のHP制作サービスの場合は、最初に作った1案をベースに修正を重ねて完成させます。
色違い、レイアウトの違いなど複数のパターンの提案を希望するなら、そのパターン数ぶんの追加費用が発生することになるでしょう。
マニュアル作成
最近は、自分で更新できる仕組みのホームページを希望する人が増えてます。でも、更新方法がわからなければ、更新できる仕組みもムダです。
更新方法を解説したマニュアルの作成に対応してくれる業者もいます。ただし、別途費用での対応になることのほうが多いでしょう。
ネットや書籍で情報を得やすいWordPressのような有名な更新ツールを利用すれば、更新方法を自力で調べやすいので、マニュアルの作成は不要になりますね。
ロゴ
ロゴ。簡単なマークなので、作るのも簡単、頼めば無料で対応してくれるだろうと思っている人も多いですが、とんでもない。
実は、ロゴを作るには高度なスキルとセンスが必要。ロゴ作成が苦手なウェブデザイナーも多いです。
そのため、ロゴづくりにかかる費用はかなり高額に。簡単なマークで3万円〜、ホームページ以外にも名刺やパンフレットに使えるくらいのクオリティなら10万、20万円の予算でも高くはありません。
もし、安くロゴを作りたいなら、まず試したいのがロゴジェネレーター。自分でロゴを作れるサービスで、以下は実際にロゴを作っている様子を映してます。
以下の記事でロゴジェネレーターを特集してるので、ロゴの自作に挑戦した人は参考にしてください。
自作が難しいなら、フリーランスへ依頼すると一般のロゴデザイナーよりもお得にロゴを作れるかもしれません。
以下のサイトでは、実務実績が不足する、たくさんの新米デザイナーがデザインの仕事を求めてます。
実績を積むための機会を与えてあげてみてはいかがでしょうか。あなたにとっても意外とクオリティの高いロゴを安くゲットできるチャンスになるかもしれないですよ。
原稿作成料
原稿とは、ホームページへ載せる文章と画像のこと。
安い業者の場合、両方とも費用に含まれてません。自分で文章を書き、写真やイラストを集めなければいけません。
以下は、原稿がデザインへ変わる様子を表してます。このように、あなたが用意した原稿をデザイナーが美しく見やすい形で表現してくれるわけです。
でも、「文章を書くのが苦手、画像はどこで探したらいいの?」という人もいますよね。原稿を業者へ依頼すると原稿作成のための料金が発生します。
費用節約のため、自分で原稿を作るときに役立てばいいなと以下の記事を書きました。原稿作成のコツがまとまってます。
まとめ: ホームページ作成費用の相場を知るなら、まずは見積もり
以上のように、ホームページ作成費の相場について説明してきました。
結局のところ、あなたのホームページにいくらかかるかを知るには、見積もりがもっとも手っ取り早い方法です。
遠慮は不要。少なくとも3社宛に同じ要望を出し見積もりを取ってみましょう。
複数社からの見積もりを比較すると、あなたのホームページにとっての相場がつかめるはずです。
思っていたよりも高く、予算的に難しそうであれば、なにか自分でできることはないか考えてみましょう。業者へ負担させる作業の質と量を減らせば、制作費も安くなります。
できる作業は自分でやるわけですね。原稿を揃えたり、ドメイン・レンタルサーバーを管理したり、頑張れば自分でできることがたくさんあります。
また、予算を優先にしていても、業者からの提案も必ず比較してください。安いだけで選ぶと、ホームページを作ったあとの結果に裏切られます。
捻出した費用をしっかり回収し、利益を生んでいけるホームページを作ってくれる業者が見つかることを願ってます。
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