商用も可!Youtubeにもアップできる動画用BGMを無料でダウンロードできるサイト8つ
動画、撮ってますか?
ぼくはいまバリ島のチャングーというエリアで過ごしてます。
チャングーは、いま世界のノマドワーカーがもっとも注目するエリアのひとつだそうで、以下は、ノマドリストというサイトに掲載されたノマド向け都市のランキング。
チャングー、1位ですね。じっさい、チャングーエリアのカフェに入ると必ずといってもいいほどラップトップを開きカタカタキーボードを叩くノマドっぽい欧米人が目に入ります。
なかにはハンディのビデオカメラで仕事中の我が身を自撮りしている人もいたり、ユーチューバーだったりするのでしょうか。そういえば旅立つ前によくチャングーについての動画をYouTubeで見ました。
情報収集だけでなく、撮るのもだいぶ動画寄りになってきてます。チャングーでは写真より動画のほうが多く撮ってる気がします。
動画におさめたバリ島ならではの風景に音楽を付け足し、思い出のムービーを作る計画です。うまく作れたらYouTubeにアップするかSNSでシェアしようと思ってます。
さて、そんな公開予定の自作ムービーに付けるBGMの探し方。特に最近、動画編集に目覚めた人は、以下の2点で、けっこう手こずるのではないかと思います。
- 動画のイメージに合う音楽がなかなか見つけられない
- 勝手に使っていい音楽なのか判断できない
いくら素敵に撮影できた動画でも、裏で流れている音楽がダサいと、完成したムービーもダサくなってしまいますよね。(→おしゃれで動画にピッタリの音楽はどこで探せるの?)
好きなアーティストの曲を使えたら最高ですが、売り物の音楽を勝手に使うのは、だいたい著作権問題にひっかかります。(→作曲者からクレームが来ない音楽の使い方は?)
こうした悩みを解決してくれるのが、今回紹介する8つの音楽素材サイトです。商用利用も可能な楽曲を無料でダウンロードできる方法をお伝えします。
無料でダウンロードできる音楽素材サイト8つ
どの音楽素材サイトも、ダウンロードフリーの音源を第三者へ向けて公開予定の動画で使えます。一部を除き商用利用も可です。
なので、以下のような個人用からビジネス目的の動画にまで使えます。
- YouTubeで公開予定の動画
- InstagramやFacebookで共有する用の動画
- 会社や店舗を宣伝するためのムービー
- バナー広告で使うプロモーション動画
- 結婚式やイベントで流すムービー
ただし、ご注意あれ。曲によって作曲者が許可している利用方法が微妙に違います。だいたいが一般公開する動画に使う場合は、作曲者情報の表記が求められてます。
曲ごとに使用ルールを確かめ、楽曲提供側へ迷惑をかけない使い方を心がけましょう。
目次
SoundCloud(サウンドクラウド)
世界中のミュージシャン/DJが自作の音源を配信しているサイトなのですが、そのなかには商用利用を許可し動画のBGMに使えるトラックも見つけることができます。
曲としてのクオリティは、今回紹介するサイトのなかで最高峰。普通にiTunesのようなデジタルミュージックショップで売ってそうな勢いの曲がたくさん見つかります。
では、その探し方を説明していきましょう。
SoundCloudでYoutube用BGMの探し方
1. まずはキーワード検索
検索ボックスに欲しい曲をイメージさせるキーワードを打ち込みます。
Rock、Jazz、Loungeのような音楽ジャンルでも、happyやlaid backのような気分を表す言葉でもかまいません。vlogやYoutubeのような利用目的にあたる語を検索してもいいでしょう。
今回の例では、「Cinematic」で検索してみました。Cinematicは「映画的」、「映画っぽい」という意味の語。物語を感じさせる楽曲を表す言葉で、ストーリー性のある動画に合う音楽を探すときに便利なキーワードです。
2. 商用利用可で絞り込む
検索結果には、Cinematicなトラックがたくさん並びます。このなかから動画のBGMに利用可能なトラックを探すには「Tracks > to use commercially」の順でクリック。商用利用が許可されたトラックだけを絞り込めます。
「to use commercially」 は商用利用可の意味。その上の「to modify commercially」は商用のための編集可を意味してます。もし、トラックを編集したり加工したりしてから使いたい場合は、「to modify commercially」のほうを選択してください。
3. さらに便利な絞り込み
- 公開日時(Added any time)
- トラックの長さ(Any length)
- タグ(Filter by tag)
上記3つで、さらに絞り込んでお目当てのトラックを探せます。タグを見ると音楽ジャンルが現れてますね。検索キーワードからさらにジャンルを絞り込んだ探し方ができるわけです。
4. ダウンロード可能な音楽を見つける
こうして絞り込んだトラック。
- Soundcloudから直接まるごとダウンロードできるトラック
- SoundCloudでは視聴だけ。ダウンロードは別サイトでできるトラック
- SoundCloudでは視聴だけ。有料購入が必要なトラック
- SoundCloudでは1部分だけを視聴できるトラック
などなどと様々な利用条件のトラックが混じってます。もっとも便利なのは、「Soundcloudから直接まるごとダウンロードできるトラック」。
それを見つけるには「More」ボタンをクリックしましょう。「Download file」という選択肢が出ればOK。そのままダウンロードできます。
ダウンロードしたあとは、利用条件を確認。トラック名をクリックし、作曲者が決める利用規約を読んでおきましょう。
5. 利用規約を確認
上の図でいうと黄色のボックスが利用規約です。
クリエイティブ・コモンズという、ネット時代に活躍するクリエイターの著作権を守るルールがあります。そのルールにのっとったトラックの利用範囲がアイコンで示されてます。
アイコンの意味がわからない人はクリックしてみましょう。詳細を見ることができます。
6. クリエイティブ・コモンズとは?
英語が苦手な人にはわかりにくいかもしれません。基本的にはアイコンの意味を理解しておけば、利用方法に迷うことはありません。
クリエイティブ・コモンズについての日本語サイトがあります。アイコンの意味は以下のとおり。
このトラックの例でいうと、作曲者情報を表記することと、このトラックを使った作品を公開する場合は同じクリエイティブ・コモンズの利用ルールを適用することが条件となってます。
この作者が決めた利用方法の範囲を超えた使い方は禁止です。
以上がSoundCloudで動画のBGMを見つける方法でした。
YouTube オーディオ ライブラリー
SoundCloudでのBGMの探し方。膨大に曲がありすぎて、ちょっと面倒なのは事実です。
そこでもっと簡単な方法。YouTube公式のオーディオライブラリ。動画への利用が前提の音楽・効果音がまとめられたサイトです。
ジャンル、気分、楽器、長さを選んで、欲しいBGM・効果音を探せます。
帰属表記が必要な曲もあるので注意が必要。帰属表示とは、作曲者情報の記載のことです。ここでもクリエイティブ・コモンズのアイコンが使われてますね。「作曲者のクレジットを表記しましょう」という意味です。
フリーBGM(音楽素材)無料ダウンロード|DOVA-SYNDROME
なんと9,000曲を超える音楽素材をすべて無料でダウンロードできるサイトです。
国産サイトなので、利用規約は日本語での説明。英語の読解に悩まされずに済みますね。
緊張感のあるテクノサウンドからはじけるポップミュージックまで幅広くクオリティの高いBGMがたくさん見つけられます。
フリーBGM・音楽素材 MusMus
配信中の音楽の制作からサイト運営まで個人で切り盛りされてるすごいサイト。
全体的に音楽を聞いた印象としては、BGMとして使いやすそうな音楽がたくさんありました。動画を主役としてしっかり引き立ててくれる音楽素材が多かったです。
利用に登録が不要なところも、手間いらずで嬉しいですね。著作者情報の表記は必須、BGM以外の使用は不可。この2点さえ気をつけておけば自由なダウンロードできるコンテンツの使用に制限はありません。
全曲無料・フリー音楽素材/魔王魂
「どんなきわどいコンテンツ内容であろうが魔王魂は歓迎します」の宣言が太っ腹で頼もしいです。
登録不要で商用利用可能な1000以上の音楽素材を無料でダウンロードできます。
ボーカルの入った歌ものも豊富で、素材と呼ぶにはもったいないくらいのクオリティの曲がたくさんみつかります。
作曲依頼も可能とのこと。YouTuberなら動画のイントロを飾るテーマソング、企業なら広報用のムービーを締めくくる社歌など、オリジナルソングの発注先としても頼りがいがありそうです。
Royalty Free Music by Bensound | Stock Music
ロイヤリティーフリーの音楽素材がジャンルごとにダウンロードできるサイト。
ロイヤリティーフリーとは、作曲者が認める範囲であれば使用料の追加なく利用が認められている状態のこと。このサイトでは、以下の利用ルールが決められています。
- オーディオブックへの使用禁止
- 音声ポッドキャストへの使用禁止
- 作曲への利用禁止
- リミックス音源としての使用禁止
- 要クレジット表記
ジャンルは以下の8種類。
- アコースティック/フォーク(Acoustic/Folk)
- シネマティック(Cinematic)
- コーポレート/ポップ(Corprtate/Pop)
- エレクトロニカ(Electronica)
- アーバン/グルーヴ(Urban/Groove)
- ジャズ(Jazz)
- ロック(Rock)
- ワールド/その他(World/Others)
どのジャンルでも全般的にBGMとして馴染みやすそうな曲ばかりが見つかります。PC作業中のリスニング用にもいいかもしれません。
Freeplay Music | Welcome | The best music library on the planet!
個人利用は無料、でも商用利用に関しては有料なので少し注意が必要。
ジャンル、シーン、ムードという条件で、なんと15,000曲を超える膨大なライブラリーからお目当ての1曲を探せます。
ccMixter – Welcome to ccMixter
動画の裏にそのまま貼り付けるBGM用の楽曲ではなく、リミックスを前提にした音源がたくさんアップされたサイト。ボーカルだけのアカペラサンプルも大量に見つかります。
サンプラーやDTM機器を駆使し、動画用の音楽も自作したい人に重宝しそうです。
以上、BGM用の音楽素材が無料でダウンロードできるサイトの紹介でした。
手が込んだ曲はSoundCloudにもっとも多いです。でも、動画のBGMとして使う場合、存在感が強すぎる曲だと動画で伝えたいメッセージを邪魔してしまうこともあります。必ずしもクオリティの高い曲が正解とは限らないんですよね。
動画に合う曲探し、本当に難しい。こだわり出すと、何時間も費やしてしまうんですよね。
そんな手こずる曲探しに今回の記事がお役に立つことを願ってます。
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