shopifyの使い方と評判が知りたい>売れるネットショップが作れるの?
本題の「Shopifyの使い方と評判」の前に。
ネットショップやりたい、のあなた。
このオラオラと右肩上がりの勢いのあるグラフ、何を表してるかご存知でしょうか?
これはネット通販事業の市場規模を表したグラフです。
毎年、盛り上がる一途。
つまり、儲かってます(市場全体でいうと)。
ネットでモノを売る人も買う人も増えっぱなしなんですね。
確かにスマホの普及で今までより気軽にネット通販を利用できる時代になりましたよね。ぼくも普段の買い物はほとんどAmazonや楽天などのネットショップで済ませています。
ネットショップを開く側(=アナタ)にとってもいい時代です。
今までは予算的にも技術的にも個人で持つのが難しかったネットショプ。
それが今は、安く簡単に作れる方法があります。
以下で比較しているようなサービスを利用すれば、専門知識は不要、大きなお金をかけなくても本格的なネットショップを自作できます。
だれでもネットショップが作れるサービス 比較表
一番安い料金プランで比較してます。
名称 | 特徴 | 初期費用 | 月額費用 | 初年度コスト |
---|---|---|---|---|
Shopify![]() |
海外向け | 無料 | 9ドル | 117ドル |
カラーミーショップ | 本格派 | 3,240円 | 900円 | 14,040円 |
Base | 簡単 | 無料 | 無料 | 0円 |
STORES![]() |
さらに簡単 | 無料 | 無料 | 0円 |
welcart | WordPress | 無料 | 無料 | 0円 |
グーペ | 店舗向け | 3,000円 | 1100円 | 16,200円 |
Wix | おしゃれ | 無料 | 1641円 | 19,692円 |
minne | ハンドメイド | 無料 | 無料 | 0円 |
ただ、悩ましいのが……
- どのサービスを使えば一番儲かるの?
ということ。
肝心なのは、ネットショップを開いた「後」ですからね。
目的はネットショップを開業することではなく、そのあと商品を売って儲けること。
そのためには、サービスを使いこなせるかどうかも重要です。
そこで今回、取り上げるのは「Shopify(ショッピファイ)」。最近、注目度が上がっているネットショップの作成サービスです。
主に以下の3つを詳しく解説していきます。
- shopifyの使い方。何ができるの?
- shopifyの評判。本当に売れるの?
- shopfyの料金と機能。他のサービスより良いの?
ネットショップの運営ノウハウについてもお伝えしていくので、「売れるネットショップの作り方」も身につくはずです。
目次
Shopifyとは? どんなサービス
Shopifyは、ECサイト(=ネットショップ)を簡単に自分で作れるサービス。
メールアドレスを登録するだけで、ネットショップを作るためのいろいろな機能が使えます。
Shopifyの特に注目したいメリットとデメリットは以下。
メリット
- カゴ落ち防止機能
- カスタマイズが自由
- 越境ECが得意
デメリット
- 外国産
「カゴ落ち」、「カスタマイズ」、「越境EC」など、突然の専門用語に首をかしげる人もいるかもしれません。
ネット通販事業を始めるなら、必ず知っておきたい用語。以下で詳しく説明していきます。
カゴ落ち防止機能
- 「カゴ落ち」・・・ネットショップのオーナーにとってめちゃくちゃ重要な用語
カゴ落ちとは、お客さんが欲しい商品をショッピングカートに入れたあと決済まで至らず、買い物を中断してしまうことを表す言葉です。
せっかく商品を買い物かごに入れてもらったのに、お金を払わずに去られてしまうなんて、ショップ側にとっては目前の売上を逃す失敗なので非常にもったいない。
でも、じつはこの「カゴ落ち」の割合、なんと全体の7割もあるんです。
商品を買い物かごに入れてレジに並ぶお客さん。そのうちの70%に、何らかの理由で逃げられてしまっているわけです。
めちゃくちゃ損してますよね。
Shopifyには、そのカゴ落ちしたお客さんへ、再度、商品の購入をアピールできる機能が付いてます。
お客さんは、欲しいと思ったから、その商品をカゴに入れたわけです。一度は買うのを諦めた商品をあとで再びプッシュされたら、買ってしまうことになっても不思議はないですよね。
実際、カゴ落ちをうまく改善できれば、売上の2〜4割をアップさせることができるといわれています。
ただ残念なことに、ネットショップ作成サービスのほとんどにカゴ落ち防止機能は付いてません。
しかし、Shopifyだけには付いてるんですね。
これだけでShopifyを選んでもいいと言っていいくらい、カゴ落ち防止機能は貴重。売上にも効果的なんです。
カスタマイズが自由
カスタマイズとは、改造のこと。
Shopifyは、かなり改造が自由にできます。
例えば、上の画像はショップデザインをカスタマイズできる画面。
ウェブデザイナーのようなスキルがなくても、画面左に並ぶメニューを使えばショップの見た目を簡単にいじくれます。
スキルがあれば、HTML/CSSを駆使してデザインをさらに作り込んでいくことも可能。作り手の知識と技術に応じたカスタマイズを楽しめます。
デザインだけでなく機能も自分好みにカスタマイズが可能。
欲しい機能だけを選んで使えます。
以下は、アプリショップ。機能がアプリの形で提供されています。欲しいアプリを選択しショップに追加できるんですね。
アプリ例。
- お客さんとチャットができるアプリ
- 商品ページにお客さんのレビューの書き込みを受け付けられるアプリ
- 商品の値段を海外通貨へ自動で換算できるアプリ
こうしたアプリがいろいろと見つかります。
Shopifyでは、このようにデザイン、機能がかなり柔軟にカスタマイズできるので、ターゲットや商材を意識した売上に結びつきやすいショップの制作が可能です。
越境ECが得意
越境ECとは、国境を越えたEコマース。つまり海外向け通販のこと。
いま海外向け通販ショップの売り上げが伸び盛り。日本独特の文化を反映したユニークな商品やメイドインジャパンの高品質な商品の人気が世界的に高まっているんですね。
国内ではいまいち売れなかった商品でも、海外に目を向ければ大きなチャンスがあります。
でも、越境ECを展開するには以下の4つの壁があります。
- 決済
- 言語
- 通貨
- 配送
例えば、「サイトの英語化が難しい」、「決済通貨が何かわからない」など、こうした理由でいままで越境ECを諦めていた人もいるでしょう。
ところが、Shopifyには嬉しい機能があります。上にあげた「決済、言語、通貨、配送」の4つを通販対象国に合わせて柔軟に設定できるんですね。
以下は、まさにShopifyで作られた海外向け通販ショップ。
弁当箱を売ってるお店。
食品サンプルのお店。
ショップデザインもかわいくて、ぼくも眺めているうちに欲しくなってきました。
こうした海外向けのネットショップを簡単に作れるのは、Shopifyの大きなメリットです。
デメリット
外国産であること。日本語環境だと使い勝手に少し違和感を覚えるときがあります。
Shopifyはカナダ発のサービス。2018年に日本法人ができ、日本向けの機能向上が積極的に行われてます。
といっても、まだ不十分なところが多いのも事実。
デザインテンプレートは、英語から日本語へテキストを置き換えた途端に野暮ったく見えてしまうものもあります。
また、機能を拡張できるアプリの多くも日本語に対応していません。
メリット・デメリットを全体的にまとめると、海外に販路を拡大したくて、カゴ落ちのお客さんを逃したくない人にとってはShopifyは最良の選択肢です。
ただ、「使いやすさ」も他のネットショップ作成サービスと比較したいところ。使いやすさは実際に触ってみないとわからりません。
他のネットショップ作成サービスと同じく、shopifyにも無料の試用期間があります。利用を決める前に必ずあれこれいじくってみましょう。
以下でShopifyの登録方法と使い方を説明していきます。
Shopifyの使い方。無料で試す方法
Shopifyは有料サービス。でも、無料で14日間の試用が可能。
試用期間中のクレジットカード登録は不要です。試用期間の終了時期を知らず、勝手にお金がチャージされる心配はいりません。
では、早速Shopifyを試してみましょう。
ネットショップを開くところまでは、とても簡単。
普段、パソコンをメールかYoutubeくらいにしか使ってない人でもご安心を。
1時間後にはネットショップの店長です。
Shopifyの登録は以下から。
メールアドレスを入力するだけです。
その後、画面上の指示に従い入力作業を完了。これでネットショップを持てたことになります。
商品を登録しましょう。
「商品を追加する」ボタンをクリックすると、商品情報を登録する画面へ移動します。
商品情報を入力。
商品に対して、商品名、説明、写真などを登録します。
ひとまずこれで商品の販売ページができました。簡単でしたね。
ネットショップを訪れるお客さんからはこう見えます。
ショップをデザイン。
販売する商品をすべて登録できたら、ショップの外観をデザインします。
ショップのデザインはテンプレートを選ぶだけ。特別なスキルは不要、以下のようなおしゃれなショップを簡単に作れます。
テンプレート例1
お客さんのレビューや動画の商品説明がいい感じ。
テンプレート例2
イベントスケジュールが、ネットショップには珍しいです。こうした独特のデザインもテンプレートで選べます。
テンプレート例3
余計な情報を削ぎ落とした結果、写真のクオリティが一段と引き立ってますね。
ネットショップの売上に写真の質は大きく影響します。単に商品を写すのではなく、商品を使っている様子や商品を使うことで得られるメリットがイメージできる写真にしましょう。
送料、決済方法の設定
商品の登録が終わり、ショップデザインも完成。あとは送料と決済方法を決めたら営業開始です。
送料は以下の2種類から選べます。
- 重さによる送料
- 金額による送料
それぞれ都道府県別に設定が可能。
送料はお客さんの購買意欲に大きく影響します。もちろん無料にできたほうが、お客さんに買ってもらいやすくなります。
といっても、完全に送料無料のお店にするのは、特に小さな個人ショップにとっては利益を考えると難しいでしょう。
そういう場合は、「〇〇円以上のお客様は送料無料」のような条件付きの送料無料を設定できます。
決済方法は、最初からクレジットカードとPaypalによる決済が利用できます。面倒な手続きが不要なのがいいですね。普通なら、決済代行業者との間にややこしいやりとりが発生するので。
追加でコンビニ決済、キャリア決済、Amazon Payなどの導入も可能です。決済方法が豊富なほどお客さんにとっての便利さが増し、買ってもらいやすくなります。
Shopifyの評判。売れるネットショップが作れるの?
これまで見てきたとおり、Shopifyを使えば誰でも苦労なくネットショップを作れます。
ただ、「簡単に作れる=簡単に儲けられる」ではありません。売れるかどうかは、最終的にショップオーナーの手腕にかかってます。
日々、売上アップに取り組みながら営業ノウハウを身につける努力が必要なんですね。
ここからは少しだけ、ネットショップの営業ノウハウについてお伝えしていきます。
以下の2つを覚えておきましょう。
- ネットショップの売上 計算方法
- 売上げアップのために必要なネットショップの業務
ネットショップの売上 計算方法
以下がその公式です。
- アクセス=サイトへの訪問者数
- 購入率=訪問者のうち商品を買ってくれた割合
- 客単価=購入者が一度の買い物で使う平均的な金額
この三つの数字をかけあわせるとネットショップの売上が出ます。
ネットショップの売上 = アクセス x 購入率 x 客単価
つまりは、それぞれの数字をアップできれば売上も増えるわけです。
ネットショップのオーナーの取り組みとはすなわち、この三つの数字を向上させること、だといえます。
そのためには具体的に何をすればいいか?
売上げアップのために必要なネットショップの業務
ネットショップの業務は、大きく分けると以下の三つに分類されます。
- 集客: お客さんをショップへ集める
- 接客: ショップへ集めたお客さんをもてなし商品を買ってもらう
- 追客: 買ってもらったあともアフターフォロー、リピーターになってもらう
この3つの業務を工夫することで以下のように売上アップに必要な「アクセス」、「購入率」、「客単価」も向上します。
- 集客 工夫例:リスティング広告を利用してみた → アクセスが増えた
- 接客 工夫例:ショップデザインを使いやすく変えてみた → 客単価と購入率が増えた
- 追客 工夫例:過去の顧客にメルマガを送ってみた → (リピーターの)購入率が増えた
以下で、Shopifyに備わる機能を業務ごとに紹介します。それぞれの機能を使いこなすことで、「業務改善 → 売上アップ」が叶います。
Shopify 集客に有利な機能
ネットショップをオープン後、まず必要なのは集客です。お店にアクセスがない限り、商品が売れることはないですからね。
ネットショップへのアクセスが発生する経路としては、主に以下があります。
- 検索エンジン(Google、Yahoo)
- インターネット広告(リスティング広告、バナー広告)
- SNS(facebook、Instagram、twitter)
- 他サイト・ブログ
どれか1つに偏ることなく、それぞれから集客できたほうがアクセスを最大化できます。
お客さんが多いほうが、お店の存在が広がりやすくなり、もちろん商品が売れるチャンスも増えますよね。
そのための機能が以下。
- SEO設定: 検索経由からのアクセスを増やすための設定
- Facebook連動: Facebook内で商品を売れる、Facebookメッセンジャーを使って商品購入へ導ける機能
- Instagram連動:instagram内で商品を宣伝、売れる機能
こうした機能を利用して、積極的にアクセスアップに励みましょう。
Shopify 接客に有利な機能
購入率と客単価のアップへ影響するのが接客機能。
実店舗なら、お客さんのそばに立った接客が可能です。お客さんの要望に対してリアルタイムに対応できます。
でも、ネットショップの場合は?
お客さんひとりひとりの目の前に店員を立たせることができないため、ネットショップ自体の使いやすさを整えておく必要があります。
お客さんが不自由なく快適に買い物を楽しめる場所として整っていなければ、いくら商品が魅力的でもお客さんは何も買わずに去っていってしまいます。
つまり、使いにくいネットショップほど購入率と客単価が下がるわけです。
購入率と客単価を下げる原因としてよくあるのが以下の4つです。
- ショップデザイン
- 商品の探し方
- 決済方法
- セキュリティ
これらが使いにくかったり、怪しかったりすると、お客さんは欲しい商品があったとしても買ってくれません。
逆にいえば、これらをしっかり整えておけばお客さんの購入率と客単価は上がるんですね。
それぞれを上げるため、お客さんが不自由なく快適に買い物を楽しめる場所としてネットショップ自体の使い方を使いやすく整えておきましょう。
Shopifyでは、ショップデザインはテンプレートから選びます。選んだままの状態でも見やすく、商品を探しやすくデザインされているので、デザインの使いにくさは簡単にクリアできます。
バナーを貼る位置を少し変えただけで、商品の売れ行きが大きく入れ替わることもあるくらい、売上や購入率へ影響するのがデザインです。
もし、さらにデザインにこだわりたければ、カスタマイズが可能です。HTML/CSSを使い、独自のデザインを作っていけます。
決済方法がわかりやすく安全に提供されているほど、買ってもらいやすくなります。お客さんにとっての便利さや信頼感が向上するからです。
セキュリティは、Shopifyのほうで万全に取り組んでくれています。「PCI DSS ISO27001」のレベル1を所得し、保証しているのが以下の6つ。
- 安全なネットワークの構築と維持
- 脆弱性管理プログラムの維持
- 定期的なネットワークの監視・テスト
- カード保持者のデータの保護
- 強固なアクセス制御対策
- 情報セキュリティポリシーの維持
これに油断せず、ショップオーナーのほうでもセキュリティへの意識を高めておく必要があります。簡単に推測できるパスワードを設定していたことが原因で管理画面へハッキングされたという事案はあるあるです。
管理画面へのログインに2重の壁を立てる「2段階認証」の設定が利用できるので、必ず設定しておきましょう。
Shopify 追客に有利な機能
リピータからの購入率へ影響するのが追客機能。
リピーターは新規客よりコストがかからないので利益率が大きく、儲かります。
新規客をリピーターへうまく転換させられるほど、ネットショップの経営は安定します。
Shopifyに備わるリピーター獲得のための機能が以下です。
- メルマガ: 過去の顧客に対してメールマガジンを送信できる
- 定期購入: 定期的に繰り返す商品購入をお客さんと契約できる
- カゴ落ち防止機能: ショッピングカートに商品を残したままショップを去ったお客さんに再度アプローチできる
このなかで最も注目したいのは、冒頭でも取り上げた「カゴ落ち防止の機能」です。
再びこの画像を見てみましょう。ショッピングカートに商品を残したまま決済を中断してしまうお客さんが、なんと7割も。
ショッピングカートに入れているくらいなので、その商品に興味があることは確かです。
言い換えれば、「買うつもりで商品を抱えレジに並んだ、でもそのあと何かしらの理由で買うことを諦めた」、こういうお客さんが10人中7人もいる状況なんですね
このもったいない状況をそのまま見過ごすわけにはいきません。積極的に追いかけましょう。
Shopifyでは、決済前にお客さんがメールアドレスの入力を済ませることが条件にはなりますが、カゴ落ちのお客さんに対して後追いでメールを送信できます。
ついさっきまで買う気満々で商品を抱えていた人たちです。カゴ落ち防止のメールは必ず購入率を上げてくれるはずです。
Shopifyを使うなら、必ずこのカゴ落ち防止機能を使いましょう。
業務がうまくいっているか判断するための機能
これまで見てきたネットショップの業務。
すべての業務は、「アクセス」、「購入率」、「客単価」を上げ、最終的に売上アップへ結びつけることが目的です。
でも一生懸命、業務を頑張ったところで、努力の方向性が間違っていれば結果はついてきません。
闇雲に業務に励むのではなく、途中経過を確かめながら取り組んでいくことが重要なんですね。
Shopifyでは、そのための分析機能が付いてます。
以下がその分析画面。
集客、接客、追客がうまくいっているかを、様々な角度から検証できます。
- 売上
- アクセス(=画面ではセッション)
- リピーターの割合
- 購入率(=画面ではコンバージョン率)
- 客単価(=画面では平均注文金額)
精神論でネットショップの経営は安定しません。上にあげたようなデータの推移を具体的に数字で掴むことで、日頃の頑張りが正しいかどうか判断できます。
ネットショップの運営ノウハウについてもっと詳しくなりたい人は、以下の記事を読んでみてください。
Shopify 3つの料金プラン、どれがいい?
Shopifyにフリープランはありません。
でも、14日間だけ無料で試用が可能。その間にいじくりまくって、継続するかを決めましょう。
料金プランの違いは以下の比較表のとおりです。
プランを比較するとき、注目したいのは以下の2つの違い。
- スタッフアカウント数
- カゴ落ち対策
ネットショップの運営を複数人スタッフで担当しなければいけないほど売上の規模が大きければ、スタンダードの$79プランを利用しましょう。
5人以上でアカウントを共有できます。5人も担当者が必要なショップであれば、月間売上は300万円は越えているはず。それくらいの規模であれば$79の月額料金も余裕で回収できます。
ひとりか二人でショップ運営が十分であれば、一番安い$29のベーシックプランでじゅうぶんです。
Shopifyの強力な機能「カゴ落ち対策」は嬉しいことに全プランで利用可。他の機能を比較しても、ベーシックプランが圧倒的に劣るというわけではありません。
いつでもプランの変更は可能です。月間300万円以下の売上で運営スタッフが2人以下の場合であれば、まずはベーシックプランで始め、複数人スタッフによる管理が必要になるほどショップの規模が成長した時点でスタンダードへ移行するのがおすすめです。
Shopify VS 国産ショッピングカート比較
もし、とにかくネット通販のできる場所さえあればいいというなら、Shopifyを選択する必要はありません。
月額無料で、Shopifyと同じようにネットショップを開設できるサービスが他にあります。以下がその2つ。
最近、個人的に特に注目しているのはSTORES.jp。無料プランで利用できる機能が一気に増え、ユーザーの拡大にも精力的に取り組んでいるようです。
有料プランで比較すると、ライバルはカラーミーショップかMakeShop。
比べるポイントは、やっぱり「カゴ落ち対策」です。
いちおう、shopify、カラーミーショップ、メイクショップのすべてで「カゴ落ち対策」は利用できるのですが、利用料が違います。
カラーミーショップはレギュラープラン、メイクショップはプレミアムプランでカゴ落ち対策を利用した初年度のコストを比較してみました。
カラーミーショップ![]() |
MakeShop![]() |
|
---|---|---|
サービス初期費 | 3,000円 | 10,000円 |
サービス月額費 | 3,000円 | 10,000円 |
カゴ落ち対策初期費 | 50,000円 | 無料 |
カゴ落ち対策月額費 | 50,000円 | 39,000円 |
初年度合計費 | 557,000円 | 166,000円 |
ここまで高いと小さな個人ショップは予算的に手が出ないでしょう。
ただ、導入コストが高いのは、それだけ効果を期待できるから、という見方もできます。
カラーミーショップとMakeShop、どちらも国産ならではの使いやすさがあります。
将来的にショップが育ち、売上が安定してきた時期にカゴ落ち対策の機能を追加するつもりでいるなら、Shopifyよりも最初から使いやすい国産のサービスで始めておいたほうがいいかもしれません。
以下にカラーミーショップとMakeShopの特集記事があります。比較の参考にしてください。
まとめ Shopifyが向いている人は?
- 月額$29が痛くない
- カゴ落ち対策を利用したい
- 越境ECへチャレンジしたい
この3つの全てに当てはまっているなら、Shopifyはベストな選択肢です。
一方でもし、例えば「月額$29は予算的に余裕。でも、特に海外は意識してない。」という人なら、わざわざShopifyを選ぶ必要はありません。
日本語に最初から最適化された国産サービスにしておいたほうが使いやすく、機能的にも不足はありません。
最後のポイントとしては、カゴ落ち対策。
導入費用で比較すると、Shopify > MakeShop > カラーミーショップの順で有利です。
一番安くカゴ落ち対策を利用したいならShopifyになりますが、年間コストを計算し利益が十分に出ると考えられるならMakeshopかカラーミーショップ。
MakeShopはかなり多機能なシステムで、使いこなすのに中級以上のスキルとノウハウが求められます。
カラーミーショップは、初心者でも慣れやすいシステム。
どっちが長く使っていけそうかは、実際に触ってみてから決めるのがいいでしょう。
嬉しいことに、どのサービスも無料でお試しが可能です。早速、試してみてはいかがでしょうか?
Shopify以外のショッピングカートを以下で比較してます。参考にしてみてください。